春は進学や就職などで新たな出会いが満載の季節。その後良好な関係を築くためにも、第一印象はできる限りプラスにしておきたいもの。そんな中、初対面でイメージダウンにつながる最も大きな要因は「不快なニオイ」という調査結果が判明した。
約7割の人が「不快なニオイ」でイメージダウン
デオドラントブランドが2017年2月に20~40代の有職男女500名を対象に「ニオイと印象」に関するインターネット調査を実施。「初対面の印象をダウンさせる要因になりやすいと思うものは?」という質問に関して、「不快なニオイがする」が66%で第1位の座についた。
しかも「『不快なニオイ』の印象が2回目に会った時以降も続きやすい」かどうかの質問に対しては、YESと答えた人がなんと90%。ほとんどの人にとって「不快なニオイ」は記憶に残りやすいようだ。
実際ネット上では、「ニオイはけっこう気にする。香水がキツすぎる人はNG」「服の半乾きの匂いとか口臭とか体臭が気になって、会話の数とか減ったことある」「1回気になり始めると、次会った時も臭いばっかり気にしてしまう」などの意見が多く上がっている。
ちなみに最も「不快なニオイ」という印象につながりやすいのは、「汗のニオイ」。「不衛生」「生活が乱れていそう」「だらしない」など、自身のケアができていないという大きなマイナスイメージにつながるようだ。
ニオイは武器にもなる!? “良い香り”で好感度アップ
第一印象に大きなダメージをもたらすニオイだが、使い方次第で好感度アップにつながる武器にもなる。男性用化粧品ブランドが2013年12月に女子大生100人を対象に実施した調査では、「いい香りがする男性は(異性として)好きですか」という質問に90%の女性が「好き」「やや好き」と回答した。
さらに「男友達が、ある日いい香りをつけて来たとしたら、その男性の好感度は上がりますか」という質問には70%の人が「そう思う」「ややそう思う」と回答。すでに顔見知りの仲であっても、良い香りを身にまとうだけでイメージが良くなるようだ。
ここで重要なのは“相手にとって良い香り”を身にまとうこと。「どんな香りの男性に魅力を感じますか?」という質問では、1位の「柑橘系のさわやかな香り」が31%、2位の「フレッシュなグリーン系の香り」が27%、3位の「ウッディー系のおだやかな香り」が15%という結果に。
一方で、フレグランスミストブランドが2014年3月に男女200名を対象にアンケートを実施。男性への「合コンで好印象に感じる香りは何ですか?」という質問では、「さわやかで清潔感を感じる香り」が53%で1位。2位の「女性らしさを感じさせる香り」は18.5%、3位の「甘くて周囲をひきつける香り」は14.5%という結果になった。
男女で好みに差は出るものの、両者ともにさわやかな香りに好印象を抱くよう。初対面の人と会う時はもちろん、普段から体臭に気をつけて爽やかな香りを身にまとうように心掛ければ、印象が良くなること間違いなし。
画像出典:allenran 917 / Daisy (from Flickr, CC BY 2.0)