「ガクチカ」「エレオク」って何?どこからが「第二新卒」? 意外と知らない就活用語
就活生の間で度々話題になるのが「既卒」や「第二新卒」という言葉。頻繁に見かける割にちゃんとした意味を知っている人は意外と少なく「私は第二新卒でいいの?」と迷う人も多い。他にも「ガクチカ」「エレオク」など、最近の就活生の間では様々な就活用語が生まれているようなので、その意味や使い方を紹介しよう。
まずは「第二新卒」の定義について。「第二新卒」とは一般的に、学校を卒業後に就職し、1年からおおよそ3年以内で転職する人のこと。一度は就職しているのがポイントで、社会人経験があり年齢も若いため即戦力になりやすいという理由から「第二新卒」を求める企業が増えている。卒業後に就職をしていない場合は「既卒」と呼ばれるが、まれに「第二新卒」と「既卒」が同じ意味で使われていたり、卒業後3年以内でも「経験者」として扱われたりと企業によっても定義が違うようなので、言葉に惑わされずしっかり確認しておこう。
就活生の間では、面接でプレッシャーを与えストレス体制を見定める「圧迫面接」や過酷な労働条件で従業員を働かせる「ブラック企業」など、昔から様々な用語やスラングが使われてきた。最近生まれたものとしては「ガクチカ」「エレオク」「NNT」などがあるが、どういう意味か分かるだろうか?
「ガクチカ」と言うのは「学生時代に力を入れたこと」の略で、エントリーシートや面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問。SNSでは「ガクチカと自己PRがなかなか出てこない」「今日初めてガクチカ話したけど結構食いついてくれた!」といった感じで使われているよう。「エレオク」は面接の後、担当者が「エレベーターまで見送ってくれる」と言う意味。他にも出口まで見送ってくれる「デグオク」、駅まで見送ってくれる「エキオク」なんて言葉も。
「NNT」はそもそも労働契約を結ぶ前、「採用予定通知」が出されている状態である「内々定」の略語だったのだが、これを「無い内定」ともじって内定がもらえていない状態を表すときにも使われている。他にも内定者の親に内定承諾の確認を取ることを「オヤカク」と呼んだり、説明会やOB訪問で頻繁に使用する「本日は貴重なお話をありがとうございました」と言った決まり文句を「キチョハナ」「キチョハナカンシャ」なんて略すことも。
これらは就活生同士で情報の共有や交換をする中で生まれた用語。あくまでも略語でありスラングなので、実際の説明会や面接の場でうっかり使ってしまうことが無いように気をつけよう。