リフレクソロジストと聞き慣れない人もいるのではないでしょうか。リフレクソロジストとは、足の裏から各器官に繋がる反射区を指などで刺激し、器官の正常な活動を促す人の事を指します。器官や臓器の活動を整えるだけでなくホルモンバランスの調整も行う事ができるので、リラックス目的ではなくリフレクソロジストの元へ訪れる人も多いのです。リフレクソロジストは普段、リラクゼーションサロンなどで活躍していますが、悩みや大変なこともあるようです。これからリフレクソロジストを目指す人もいると思いますので、リフレクソロジストが抱える悩みと大変だと感じる事を紹介していきます。
INDEX
■リフレクソロジストの悩み
■リフレクソロジストの大変なこと
■リフレクソロジストのリフレッシュ方法
リフレクソロジストの悩み
ここではリフレクソロジストが抱える悩みをご説明します。活躍の場は、リラクゼーションサロンのみならず百貨店やショッピングモール、ターミナル駅構内にあるリフレクソロジーサロンなどさまざま。活躍の場が多い分、目指しやすい職業と言えますが、職業病というように体の不調を感じる事もあるようです。それでは、見ていきましょう!
体力や精神力が必要
リフレクソロジストという職業は、施術中には中腰になったり腰を曲げたり思った以上に重労働です。エステティシャンのように、機械を使って施術するわけではなく自分の手や指を使って施術します。上手に施術をしていかないと、リフレクソロジスト自身の体を傷める事もあるでしょう。力のかけ具合や施術中の姿勢は、経験や練習を重ねる事でコツを掴んでくるものだと思いますが、慣れるまでは体の痛みに悩まされるかもしれません。
また、体の不調を訴えるお客様がリフレクソロジストの元へ訪れますので、重くなりがちな空気を跳ね除けられる精神力が必要です。お客様のお悩みに寄り添って施術を行うのがリフレクソロジストの仕事ですが、油断していると一緒になって不調を感じるようになる事も。お客様に寄り添える心も持ち合わせなければなりませんが、しっかり仕事として割り切って頭の中で整理できる力も持っておくと良いでしょう。
腱鞘炎や腰痛などが発症しやすい
リフレクソロジストが最も悩まされているであろう事が、腱鞘炎や腰痛などの体の不調です。リフレクソロジストになったばかりの人や1日の施術回数が多い日には、指や体への負担は大きくなります。また、経験が浅い人の指は柔らかく指先の圧迫痛を感じる事もありますが、経験を積む事で痛みはなくなっていきますよ。腱鞘炎や腰痛はふとした瞬間に誰でも起こり得る事なので、間違った姿勢を取らないように十分注意しましょう。
クレームを受ける事もある
エステティシャンやネイリスト、セラピストや美容師など、美容業界で働く人はお客様からクレームを頂く事があります。お客様の求める施術と違った場合や痛みを感じた時など、クレームの内容はさまざま。施術中には何も言わなかったお客様でも、家に帰ってからクレームの電話をしてくる人もいます。どの業界でもクレームを受ける可能性はありますので、受けてしまった場合には感情的にならずに対応するのがベストです。対応次第では、納得して頂ける事もあり「このサロンは信頼できる」などと印象をガラリと変える事も出来るのです。サロン内でクレームの対処法を統一しておくと良いかもしれませんね!
収入が安定しない事もある
リフレクソロジストの給与には、施術した人数が大きく関係していきます。そのため、施術に入れるようになる前や指名のお客様が多くつくようになるまでは、収入が安定しない可能性があります。リフレクソロジストとして長く勤めていれば良いというわけではなく技術ありきの職業。安定して収入を得ていくためには、指名客やリピーターを増やす事が不可欠です。高い技術を身に付けるためにも、資格取得に挑戦してみるのも良いでしょう。
リフレクソロジストが大変だと感じること
ここではリフレクソロジストにとって大変だと感じることをご説明します。セラピストやエステティシャンと同様、リフレクソロジストも技術職なので、高い技術と豊富な知識が必要です。そんなリフレクソロジストは、体の不調を訴えるお客様から頼られる存在であり身に付けた技術は一生ものなのかもしれません。やりがいのあるお仕事には苦労はつきもの。どんな苦労があるのかを見ていきましょう!
技術や知識を追求し続ける
前述したように、リフレクソロジストのお仕事を続けるには知識と技術を持ち合わせていなければなりません。そのため、セミナーや研修などに参加して学びを続けなければならないのです。適当に、お客様の足裏を押すというわけにはいきません。
また、サロンワークでは様々な不調を訴えるお客様が訪れますので、どんな症状にも対応できる技術が必要になるのです。その場合には、技術や知識を追求しリフレクソロジストとして成長し続ける事になり、そのような日々の努力が時に大変だと感じる人も多いのではないでしょうか。
良好な人間関係を作る
リフレクソロジストのお仕事は、リラクゼーションサロンや百貨店、ターミナル駅などでサロンワークをする事が多く、人と接する事の多い仕事でもあります。もちろん、同じサロンで働くリフレクソロジストもいますので、コミュニケーションを取る事になります。
普段、人とコミュニケーションを取るのが苦手という人もいますよね。お客様の施術は静かに黙々とこなしたい人もいるのではないでしょうか。お客様によっては、施術中も適度に会話を楽しみたい人もいますし、休憩時間に同僚と会話を楽しむといった事も就業時間内に含まれます。良好な人間関係を築きながら仕事をする難しさを感じる事もあるようです。
指名客を増やしていく
美容師やネイリストでも同じことは言えますが、リフレクソロジストも指名客を増やしていかなければなりません。給与には、基本給と歩合が含まれる事もあり指名客がいない状態だと、なかなか施術に入れないなんて事も考えられます。
指名客を増やしていくには、技術や知識を身に付ける事はもちろんのこと、接客マナーや会話選び、アフターフォローなどさまざまな要因が合わさって、指名して頂けるようになるのです。指名客を取れるようになればひと月の収入も安定していくので、初めて来店したお客様の対応は時に重要だと言えるでしょう。
リフレクソロジストのリフレッシュ方法
ここまで、リフレクソロジストの悩みや大変な事をご紹介しましたが、家に帰ってからリフレッシュする事で日々の疲れも跳ね除けられますよ。休日を使ってストレス解消をしてみるのも良いでしょう。ご自身に合ったリフレッシュ方法を、参考にしてみてくださいね!
入浴などで全身を温めてほぐす
施術などの疲れや無理な体勢で凝り固まった筋肉を、バスタイムを使ってほぐしてあげましょう!普段、シャワーだけで済ませてしまっている人も、バスタブにしっかり浸かる事でリラックス効果を期待できますよ。また、お湯の温度も熱めにしたりぬるま湯にしたり、それぞれ効果が違ってくるので、違いを楽しんでみても良いでしょう!
シャワーで汚れを流すだけでなく、お湯に浸かる事で血流を促進し疲労回復だけでなく美容効果も期待できるので、なるべく毎日バスタブで体を温めましょう。
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サウナで毒素も老廃物も排出する
近年では、1人用のサウナも流行しており仕事の後や休日を使ってサウナで汗を流している人が多くいます。サウナに入る事で自律神経を整え、デトックス効果も抜群です。たっぷり汗をかき冷水を浴びるというのがクセになりリピートする人も多いですよね。
また、体を温め、体を冷やすという行為を繰り返す温冷交代浴をする事で、血行促進へ繋がり体の各機能を活性化させる事もできます。リフレクソロジストとしての業務で疲れた体を調整するのに、最適なリラックス方法ではないでしょうか。
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適度な運動で体力づくり
リフレクソロジストのお仕事は、体力勝負という事もあり持久力を付けておくと良いでしょう。リフレッシュを目的としながら、ウォーキングやランニングなどの運動を習慣づける事で自ずと体力が付いていきます。
また、適度に運動をする事で自律神経の交感神経が活性化され、脳内でエンドルフィンとセロトニンが分泌されます。エンドルフィンとセロトニンが分泌される事で、前向きな気持ちになれると言われています。業務の中で受けたストレスやプライベートでの悩みなど、少しずつ解消させられると良いですね。
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