就職活動や転職活動をする中で、一番重要なのはやっぱり面接。面接官からの質問対策や自己PRを入念に準備したのに、ちょっとした忘れ物で残念な結果に終わってしまう…なんてことのないように、しっかり持ち物をチェックして臨みましょう。
とはいえ、企業によっては面接日時の連絡メールなどに「必要な持ち物、特になし」と記載されていたり、とくに持ち物について触れられていないこともあります。今回はそんなときでも必ず持っていくべきもの、また持っているといざという時に便利なものをご紹介していきます。
「持ち物なし」とあっても必ず持っていくべきもの
当たり前ですが、面接で必ず必要なものといえば履歴書、職務経歴書ですよね。もしすでに提出してある場合でも、面接は履歴書の内容を見ながら進むため、自分が何を書いたのか復習できるように1部コピーして手元に置いておくといいでしょう。また、応募した企業の募集要項やパンフレットなども、面接でのスムーズな受け答えを練習するために持っておくのがオススメ。会場へ向かう途中や面接前の時間に、資料を確認しながらイメージトレーニングするだけでも自信につながってくるはずですよ。
また、企業によっては面接中にメモを取ったり、書類を書かなければいけない場面も出てくるかもしれません。そこで筆記用具も準備しておきましょう。中には事前に告知せず筆記テストを行う企業もあるようなので、ボールペンやシャーペン、消しゴムなどを一通りそろえておくことをオススメします。
そのほか面接会場までの交通費が支給される場合など、面接後に印鑑が必要になることもあります。そのため印鑑も忘れずに筆記用具と一緒に持参すること。スタンプ印ではなく、朱肉を使って押すタイプのものが望ましいです。
身だしなみを整えるために必要なもの
面接は何より第一印象が大事。そこで身だしなみを整えるために鏡やクシ、スーツについたごみを払うためのエチケットブラシ、メイク直しの道具などをまとめて持っていれば安心ですね。また、ストッキングをどこかに引っ掛けてしまったり、伝線しているのを面接時間の直前に発見しても慌てずに済むように、代えのストッキングを一足カバンに忍ばせておくと心強いです。
また、ハンカチやティッシュなども、社会人のマナーとして持っておくべきアイテムの一つ。ハンカチはきれいにアイロンがけされた、清潔なものを用意しましょう。些細なところが疎かになっているだけで、だらしないというマイナスの印象を持たれてしまうかもしれません。
万が一の時にあると便利なもの
絶対に必要なわけではありませんが、持っているといざという時に役に立つアイテムもあります。その筆頭はスケジュール帳。最近ではスマートフォンがあれば手帳は必要ないと考える人も多いですが、やはり面接の場ではふさわしくありません。自分の予定をしっかり書き出しておいて、必要であればその場で取り出して確認できるようにしておきましょう。同じく時間の確認もスマートフォンで代用できますが、やはりビジネスマナーが問われる場なので腕時計がベター。腕時計はスーツに合った、派手すぎないデザインのものを選びましょう。
また、急に雨が降ってきたからといって、びしょ濡れのスーツで面接に臨むなんてことになったら最悪ですよね。急な天候の変化にも対応できるように、折り畳み傘も用意しておきましょう。天候が荒れるということがあらかじめ分かっている場合には、レインコートなどを準備しておくのも良いですね。
さらにほとんどの場合、面接会場は行き慣れていない場所にあるもの。「会場への道のりが分からずに遅刻してしまった…」なんて失敗談も珍しくありません。そんな失態を避けるため、地図をプリントアウトして、迷わないように道のりを確認しておきましょう。万が一遅れそうになったときのため、面接を受ける企業の連絡先をスマートフォンに登録し、連絡が取れるようにしておくのも大切です。ただし、スマートフォンは会場内や面接中にはマナーモードにしておくのをお忘れなく。
そのほか、万一電車やバスが遅延していて間に合わない時も、タクシーを使えば間に合うことがあります。ICカードだけでなく、現金も少し余裕を持って入れておけば万全です。あとは力のかぎりを尽くして面接に挑んでください。
画像出典:Hashoo Foundation USA – Houston, / Rabia, a former Hashoo Foundation trainee at Pearl Continental Hotel in Rawalpindi, works at the front desk after she was hired by the hotel. (from Flickr, CC BY 2.0)、waferboard / notebook (from Flickr, CC BY 2.0)、Maureen Lunn / A lifetime worth of handkerchiefs (from Flickr, CC BY 2.0)