自分の将来について考えた時、今の仕事を続けるべきなのかと悩む女性は少なくないでしょう。今の時代、転職も珍しいことではなくなってきましたし、職場で積んだ経験をもとに新しいキャリアを作るチャンスが訪れるかもしれません。もし現状に満足していないのであれば、転職という選択肢は大いに有効です。特に女性は20代のうちが転職のチャンスだと言われています。悩んでいて30代に突入すると、転職が難しくなってしまうので、時には思い切りも大事です。
とはいえ転職することを決めたとしても、「すぐに新しい仕事が見つからなかったらどうしよう…」「今より悪い状態になってしまうかも…」など不安は尽きないもの。今回は、より良い転職にするためのちょっとしたコツをご紹介します。
仕事選びのポイント
転職は人生の大きなターニングポイントとなります。勢いや思い付きだけで決めずに、まずはしっかりと自分を見つめなおしましょう。現在就いている仕事や環境、それに対する不満、転職する際の希望や目標も書き出し、明確なビジョンを持って動き出したいですね。自分の職歴や資格、今の職場で得たスキルや経験なども転職先へのアピールに役立つのでまとめておくと便利ですよ。特に女性に人気な事務職の場合、競争率が高いため資格などを取っておくと有利になります。
そして仕事選びの際には、自分にとって何が重要なのか考えること。業種にこだわるのか、福利厚生などの条件にこだわるのか、また職場の雰囲気や働きやすさといった環境を重視する場合もあるはず。あれもこれもと欲張らずに本当に自分が望む条件を絞って、仕事探しに臨むのがオススメです。条件に合う仕事が未経験の職種だった…という場合でも、未経験OKと書いてある求人だったら臆することなく挑戦してみましょう。
面接時のポイント
また、転職活動でカギを握るのが面接です。面接対策をしっかりしておかないと、何社受けても無駄になってしまいます。特に女性の場合、結婚や出産の予定などを聞かれることが多いので、自分のライフスタイルのビジョンを明確に持って答えを考えておきましょう。もし出産休暇や育児休暇をとる予定があるなら、自分の希望ばかりでなく会社の方針や前例を尋ねてみたり、休暇が明けた後の仕事に対する意欲などを伝えられるとベスト。ビジョンがあいまいだと、希望の職場に転職したはずなのに後で苦労してしまう、なんてことにもなりかねません。
20代の女性は若さとポテンシャルを見込まれ、転職がしやすい時期です。そのため未経験の職種にもチャレンジしやすいのですが、同時に競争率も高まるため、自分にどんな強みがあり、どんな目標をもってその会社に入りたいかという熱意を伝えられるよう準備しておきましょう。ちなみに、30代以降になると即戦力として求められることが多いので、積み上げてきたキャリアやスキルがどのように仕事に生かせるかというアピールが大事になってきます。
転職を迷っているときは
本当に転職するべきか決心ができなかったり、なかなかいい転職先が見つからない…という人は、今の仕事を継続するというのも一つの選択肢です。どれだけ不満が重なっていても、勢いでやめてしまうと後で後悔してしまうかもしれません。転職したからといって必ず状況がよくなるとはかぎらないもの。実際に会社に入ってみないとわからないことも多く、前職の方がいい環境だったと後悔するケースもあるため、「転職しない」という決断も決して後ろ向きなものではありません。
また、正社員にばかりこだわらず、派遣社員や契約社員など非正規で仕事を続けるのも時には大切です。職歴に空白があると次の転職活動で不利になってしまうこともあるため、視野を広げて転職活動をしましょう。
画像出典:COD Newsroom / Career Fair at College of DuPage 2014 33 (from Flickr, CC BY 2.0)、COD Newsroom / College of DuPage Hosts Career Fair 2015 14 (from Flickr, CC BY 2.0)