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更新:2017.01.13

作成:2017.01.11

看護師

人の命を預かるお仕事! 看護師の種類やその仕事内容、働く場所とは!


看護師といえば、病院で診察の前後や入院中に患者の面倒を見る優しくて親切な人、というイメージがありますよね。「白衣の天使」とも呼ばれる存在に子どもの頃から憧れていたという女性も多いはずです。
 
ですが、実際は人の命を預かるとても責任あるお仕事。今回は看護師の具体的な仕事内容や、病院内でもいくつかに分かれている看護師の仕事の種類についてご紹介。また、病院以外で看護師の資格を生かせる職場についても取り上げているので、すでに看護師の資格を持っているという方もぜひ参考にしてみてください。

看護師の仕事内容とは

看護師は基本的に医師が診察や治療を行っているときの介助、サポートを行う職業で、診察中のサポートとしては血圧や体温、脈の測定、注射や点滴、採血などを行い、症状や患者の様子の記録を付ける細かいお仕事も請け負うことになります。
 
また、それだけでなく病院に診察に訪れる人や入院している人、その家族への指導などの看護活動も大事なお仕事の一つです。とくに入院中の患者に対しては、食事や入浴などの身の回りのお世話を担当しなければなりません。入院患者のケアは24時間体制で行う必要があるため、担当の看護師同士で情報や記録の共有も毎日欠かさず行っているんですよ。
 
なお、看護師として働くには国家資格を取得していなくてはなりません。ですが、各都道府県の発行する准看護師という資格もあります。資格の発行元が異なり、准看護師は看護師の指示に従って業務を行うことになっているのですが、それ以外の仕事内容はほぼ同じと考えていいようです。どちらにしても、医療の知識や技術だけでなく、患者をケアするにあたって高いコミュニケーション能力、問題が発生したときに即座に気づき、解決することが出来る問題解決能力も必要なお仕事なんですね。
 

色々な看護師の種類

病院ごとの体制によっても異なりますが、看護師の仕事は診察外来や病棟など担当する場所によって名称や仕事内容が異なります。ここからはその主な種類と仕事内容について見ていきましょう。
 
まず、患者が診察を受けに来る外来を担当するのが「外来看護師」です。ここでは、医師の診察がスムーズに行われるようにサポートするのが主な役目。一日に多くの患者さんが訪れる場所なので、適切かつ迅速な対応が求められます。また、診察によって入院が必要と判断された時のために、空いているベッドがあるかどうかなど、病棟との連携もきちんと行わなければなりません。
 
入院患者を受け入れる病棟では「病棟看護師」が患者の世話をします。病棟では24時間、患者が寝ている間もケアを行うもの。体温や血圧の測定、点滴の他にも、ベッドメイクや入浴など、身の回りを清潔に保つためのお世話もすべて引き受けているのです。体のケアだけでなく、不安を抱えている患者に寄りそう心のケアも丁寧に行わなければなりませんね。
 
手術の時に医師の補佐をする「手術室看護師(オペナース)」は、医師をはじめとした医療チームで一丸となって円滑に手術が行えるように支えていきます。手術室での介助は、執刀医に機器を手渡す「直接介助」と投薬や手術環境を整える「間接介助」などがあります。たとえばドラマでよく見る、「メス」の一言で執刀医にメスを差し出すのが「直接介助」ですね。手術を担当するため、入院患者の日ごろの世話をしている病棟との連携や引継ぎも重要です。
 
そのほか、ICU(集中治療室)を担当する看護師もいます。ICUに収容されている患者は特に危険な状態であったり、短時間で容体が急変する可能性があるため気を抜けません。幅広い知識を身につけていることや、迅速な介助と対応ができることが求められます。また、患者が不安定な容体であればあるほど家族の不安も大きいもの。面会に訪れる家族の心のケアにも努める必要があります。
 

看護師の働く場所とは

ちなみに看護師の資格は病院だけでなく、別の職場で働く際にも活用できます。たとえば企業のビルの保健室などに勤める「産業看護師」や、イベントや旅行ツアーなどに同行するイベントナース、ツアーナースの求人も増えているようです。病院とは大きく環境が異なりますが、社員や参加者の健康管理や応急処置など、病院での仕事と内容はあまり変わりません。
 
さらに、保育園でも看護師の資格を持つ人材が求められているようす。都道府県によっては0歳児の人数ごとに一定数の看護師を置くことが定められているところもあり、看護師の経験があって子どもが大好きという人にはピッタリの職場ではないでしょうか。他にも、医療機器メーカーや製薬会社など、医療の知識が活かせる職場も多数存在します。せっかく人の命を救うことの出来る知識なので、十分に活用できる職場を見つけたいですね。

Author:美プロ編集部

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