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更新:2022.06.29

作成:2017.08.10

ネイリスト

ジェルネイルのフィルイン(一層残し)とは?通常のジェルオフと違う?


 

UV(紫外線)ライトやLEDライトを爪に照射する事で固まるジェルネイルは、ポリッシュより持ちがよくアートもしやすいので人気があります。そんなジェルネイルですが、爪の成長と共に放置しておくわけにはいかず、月に1回程度は付替えが必要になります。

 

しかし、何度もジェルネイルを付け替える事は、爪へのダメージがあって唯一の悩みポイント。そんな時に、爪への負担を軽減する技術として誕生したのが「フィルイン」です。フィルインとはどんな技術なのか見ていきましょう!

 

INDEX
■ジェルネイルにおけるフィルインとは?
■通常のジェルオフとフィルインの違い
■フィルインにするメリット
■フィルインにする注意点
■フィルインの手順
■フィルインはこんな方に向いている

ジェルネイルにおけるフィルインとは?

ジェルネイルにおけるフィルインとは、どのようなものなのでしょうか。ネイルサロンなどでは、よく耳にするワードではないかと思います。フィルインとは、アセトンを使わずにジェルをオフする作業の事をいいます。また、フィルインを「一層残し」という呼び方をする場合もあるようです。

 

通常、ジェルネイルをオフする際には、アセトンを使ってオフしますが、それだと自爪を傷付けてしまう恐れがあります。繰り返しジェルネイルを楽しむ人にとって、自爪の健康は重要なポイント。もともと、爪が薄い人もいるので痛みの原因となることもあるのです。

 

フィルインで使用する道具は、ネイルマシーンなどのヤスリだけで、ジェルネイルを表面から削っていきます。自爪に直接塗布したベースジェルを削らずに残した状態にするため、表面からトップジェルとカラージェルだけを削り落とします。ベースジェルだけになったら、新しくネイルを付け替えていきます。

通常のジェルオフとフィルインの違い


 

通常のジェルオフとフィルインの大きな違いは、ずばり「薬剤(アセトン)を使うか、使わないか」という所です。通常のジェルオフではアセトンを使用するのですが、爪のまわりの皮膚を乾燥させてしまったり自爪を傷つけてしまったりと、懸念点が残ります。そのため、フィルインのような薬剤を使わずにジェルオフする手法が用いられているのです。

 

もう一つの違いとして、「自爪までしっかりジェルを除去するかどうか」という点があげられます。通常のジェルオフでは、薬剤を使って自爪に乗っかっていた全てのジェルを取り除きます。一方で、フィルインでは自爪から一層だけジェルを残すようにヤスリで削ります。

 

ジェルネイルはシンプルなデザインから豪華なデザインまで自由自在に楽しめるという反面、自爪に負担をかけてしまうのも事実です。そのため、フィルインなどで自爪への負担を軽減させることで、大きなトラブルなくおしゃれを続けられるのではないでしょうか。

フィルインにするメリット

フィルインにするメリットを見ていきましょう。ネイルサロンによってジェルオフの仕方が異なるので、爪の状態を考えてサロンを選ぶと良いでしょう。

 
【フィルインにするメリット】

  • 自爪へのダメージを最小限に抑えられる
  • 薬剤による皮膚の乾燥を防げる
  • 施術時間を短縮できる
  • ダメージが少なく、ジェルネイルを継続しやすい
  • ジェルネイルが浮きにくくなる

 

ジェルネイルのフィルインにする最大のメリットは、自爪へのダメージを最小限に抑えられるということです。何度も自爪を削ることで薄くなり、熱を感じやすくなったりジェルネイルが剥がれやすくなったりします。ジェルネイルでは、UVライトやLEDライトを使用するので、熱を通して施術中に痛みを感じることも。そうならないためにも、自爪の状態は常にチェックしておくようにしましょう。爪が弱っていると感じる方は、フィルインを導入しているネイルサロンを選んでみてはいかがでしょうか。

フィルインにする注意点

ジェルネイルでフィルインにすることで、注意しなければならないこともあります。たくさんメリットがあるフィルインですが、良いことも悪いことも知った上で行うと良いでしょう。

 
【フィルインにする注意事項】

  • 3~4週間ごとにメンテナンスを行う必要がある
  • ネイルデザインによっては薬剤(アセトン)を使用した方が良い
  • 付け心地が通常より硬く感じる可能性がある

 

フィルインで使用しているベースジェルは3~4週間ごとに付け替えが必要になります。そのため、頻繁にネイルサロンへ通えない人にとっては不向きと言えるでしょう。手の爪は、1日に約0.1mm伸びると言われており、長い期間放置してしまうと付け根の自爪が丸見えになります。そうなると見た目も悪くなり、伸びた爪の隙間から細菌が入り込んだりジェルが剥がれてしまったりする恐れがあります。

 

また、通常のジェルに比べてフィルインで使用するジェルは強度があるため、硬いと感じる事もあるでしょう。薄付きで自爪に近い状態を好む人にとっては、違和感となる可能性があります。何度もオフするわけにはいかないので、ジェルをつけたあとに後悔するようなことのないようにしておきましょう。

フィルインの手順


 

ジェルネイルのフィルインとは、どんなやり方をするのでしょうか。ここでは、フィルインの手順をご説明します。

 

  1. トップジェルとカラージェルをマシーンで削る
  2. マシーンを使って甘皮を除去する
  3. エメリーボードで爪の長さや形を整える
  4. 一層残したベースジェルの上から新しいベースジェルを塗る
  5. カラージェルを塗りネイルアートをする
  6. トップジェルを塗る

 

1のトップジェルとカラージェルを削ったら、ベースジェルが見えてきます。自爪に到達しない程度に少しだけ削り薄くしておくのがポイント!この時に、自爪が見える程削ってしまうと痛みがでるので慎重に行います。

 

フィルインは、ネイルマシーンを使う技術なのでセルフネイルで行うのは難しいかもしれません。十分にスキルを持っている人であれば問題ないのですが、見様見真似でやってみるという場合には注意が必要です。ネイルスクールなどで、技術を学んで見てはいかがでしょうか。

フィルインはこんな方に向いている

ジェルネイルのフィルインの特徴を踏まえて、どのような人に向いているのかをご説明します。自爪へのダメージを軽減させるといった最大のメリットもありますが、それ以外にもメリットはたくさんあります。これまでのジェルネイルで悩んでいたことが解消するかもしれないので、選択肢のひとつに入れてみてくださいね。

 

  • 爪が薄い人
  • 爪の凹凸が気になる人
  • 爪へのタメージが気になる人
  • 爪や皮膚の乾燥が気になる人
  • 厚めの仕上がりが好きな人

 

フィルインをすることで物理的に爪を強化することはできるのですが、剥がれないからと言って放置してしまうのはNG行為です。ジェルネイルの持ちがいいという特徴もありますが、ネイルを壁にぶつけたり指先を雑に扱ったりすれば3、4週間持たずに剥がれてしまいます。ネイルベッド(爪床)と呼ばれる、爪がくっついている部分から剥がれてしまえば大変です。メンテナンスの期間をしっかり守りながら、指先を労るようにしてジェルネイルを楽しんでくださいね。

 

Author:美プロ編集部

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