ネイリストの代表的な職業病とは?
ネイリストなら、誰でもなる可能性がある職業病を5つご紹介します。
肩こり
多くのネイリストに見られる職業病です。肩こりのほか、腰痛や首のこりも慢性的に起こります。長時間、同じ姿勢で細かな作業を行なうことが原因でしょう。
肩こりの対策:運動やストレッチ
ネイリストは座りっぱなしで施術を行うことが多く、体を動かす機会がありません。同じ体勢のままでは、筋肉は硬直し血行不良になり、慢性的に肩こり・首のこり・腰痛が続きます。休日は意識的に運動しましょう。代謝があがり血行が良くなれば、自然と肩こりは解消されます。運動が苦手な人は、就寝前にストレッチするだけでも血の巡りが改善されますよ。
眼精疲労
細かな作業を長時間続けるネイリストは、頭痛や眼精疲労を引き起こしやすいと言われています。
頭痛・眼精疲労の対策:休憩とツボ押し
休憩を適度に挟んだり、眼精疲労にきくと言われているツボを押して、疲労を緩和させましょう。眉頭を押したり、鼻の付け根をつまんだりすると、緊張して固まっている目の周りを緩めることができるといわれています。また、細かい施術を行うことで、ドライアイになったり、目が乾いてしまうことも。これは、集中することによって、無意識にまばたきが減っているので、意識的に目を開けたり閉じたりすると共に、目薬をこまめにさすことをオススメします。
アレルギー
アクリルやジェル、アセトンなど、ネイル用品にはアレルギー反応を引き起こしやすい成分がたくさん含まれています。「少しかゆい気がする…」と思いながらも放置していると、とつぜん悪化して、アレルギー反応を起こす人も少なくありません。
アレルギーの対策:手袋を着用する
手袋をすれば、肌に直接成分がふれないので、アレルギーの発生を防げます。ただし、厚手の手袋だと細かな作業は難しいので、仕事に支障のない厚さや素材の手袋を探し、着用してください。
腱鞘炎
ネイリストが腱鞘炎になりやすい原因は、ネイルアートを施す前に行なわれる「サンド」を使ったネイルケア。サンドとは爪をやするアイテムで、サンドを使ったネイルケアはネイリストの仕事の時間の約半分を締める作業です。手首に負担がかかりやすい作業なので、ネイリストは手首の違和感やだるさと戦っています。その症状は放っておくと悪化し、腱鞘炎に発展するのです。
腱鞘炎の対策:ネイルサロンに電動サンド機器を導入してもらう
腱鞘炎を避けるには、手作業の負担を減らすしかありません。電動のサンド機器を導入や、複数でサンド作業を担当するなどして1回にかかる時間を短縮化するといった方法があります。痛みを伴う場合は、すぐに整形外科で治療しましょう。