ファイリングっていったい何のこと?
「ファイリング」というと、多くの人が、「ファイルに閉じること」「書類を仕分けして、そしてそれを保管すること」を思い浮かべるのではないでしょうか。
確かにこれも間違った解釈ではありません。一般的にファイリングという場合は、こちらの意味のほうが強いと言えます。
ネイル業界においてファイリングは、まったく違う意味です。
ここでいうファイリングとは、「特定の道具を利用して、爪の形や長さを調整する作業」を意味します。このときに使われる道具が「ネイルファイル」です。
ネイルアートを爪に施す準備段階にあたるファイリングは、美しいネイルをするのに必要不可欠な作業。
ほかにも、アートを爪に行う前には「バッフィング」という作業があります。爪の形を整えることを目的としたファイリングとは異なり、「表面を美しく磨き上げること」を目的としています。
ファイリングのやり方
ファイリングは、最終的にどのような形にしたいかによって手順が異なります。
たとえば、自然な丸みを持つ「ラウンド型」。これを作りたい場合は、ネイルファイルを45度の角度で爪にあててます。
最初は爪の先端、その後にサイドを削っていきます。また、これはラウンド型に限ったことではありませんが、ネイルファイルは、「行ったり来たりさせること」はNG。一方の方向に削っていくのがポイントです。
四角い形を作る「スクウェア型」は、ネイルファイルを90度にあてれば、角度をつくりやすくなります。
角がほとんどなく、穏やかで柔らかい印象を作れる「オーバル型」の場合は、30度の角度で爪にあてていきます。
最初はなかなかうまく削ることができないかもしれませんが、回数を重ねるごとに、きれいに、効率よくファイリングしていけるようになるでしょう。爪のバランスを見ながら削っていくと良いですね。
美しい爪先を実現するためには、「下準備」としてファイリングが大事です。特に、自爪にネイルアートを施すためには、必須作業です。ファイリングをマスターして、きれいな爪をつくりましょう。