ジェルネイルやスカルプチュアをネイルサロンで施術してもらう人も多いですが、仕事の都合でネイルアートを楽しめないという人も多いのではないでしょうか。結婚式やパーティーに招待された時や長期連休など、たまにはネイルアートでおしゃれを楽しみたいものですよね。
そんな時に活躍するのが、取り外し可能なネイルチップ。ネイルチップさえあれば、自宅で取り付ける事が出来ます。ネイルチップを自分の爪の上に貼り付ける事になりますが、接着剤や接着テープを使います。ネイルチップを貼り付ける接着剤「ネイルグルー」についてご説明します。様々な用途があり、何かと便利なネイルグルーを一つ持っていても良いかもしれませんね。
INDEX
■ネイルグルーとは
■ネイルグルーの使い方
■ネイルグルーの使用上の注意
■ネイルグルーで爪割れの修復をする方法
ネイルグルーとは
ネイルグルーとは、ネイルチップを爪に装着するときに使う専用の接着剤のことです。ネイルチップを装着するだけでなく、伸ばしている爪が割れたときの応急処置としても優秀なアイテム。100円ショップでも販売されているので、気軽に手に入れることができます。
また、ネイルグルーには様々な種類があり初めて使う人はどれを買ったら良いのだろうと悩んでしまいますよね。ネイルグルーは、ネイルサロンでネイリストが使用しているプロ用の物もあればセルフネイルを行う人でも使いやすいものもあります。
ネイルグルーの種類
ここでは、ネイルグルーの種類をご紹介します。用途によってネイルグルーの特徴が変わりますので、どの様な種類があるのか見ていきましょう。
【用途によって種類はたくさん】
★初めての人でも使いやすい低価格のもの
低刺激で初めて使う人でも付けやすく外しやすい
★ネイルチップやクリアネイルチップにも使えるもの
特殊な粘着剤を使用しているのでネイルチップの再利用が可能
★ストーンを乗せたい時にも使えるもの
先端がブラシタイプになっているので細かなネイルパーツにも塗りやすい
★強い粘着力のもの
粘着力と速乾性がある、割れた爪を補修できる
★滑りにくいジェルタイプ
液体ではないのでチップを乗せた時にズレにくい
★1滴だけ使えるワンプッシュタイプ
液漏れがなく1滴ずつ出てくるので付けすぎを防止できる
このように、用途によってネイルグルーの種類は色々あるのです。初心者の人も上級者の人も、使い方によっては予期せぬ箇所がくっついてしまうなど大惨事を起こしかねないので、ネイルグルー選びはきちんと行いたいところですね。
ネイルグルーの使い方
ネイルグルー選びが終わったら、グルーの使用方法を見ていきましょう。きちんと自爪のケアをしてから使わないと、油分や汚れが残りすぐに剥がれてしまうことも。接着方法を確かめて正しい使い方をしていきましょう。
また、ネイルチップを外す際も注意が必要です。自爪に直接、装着しているものなのでなるべく爪を傷めないように外すようにしましょう。何度も付けたり外したりしてしまうと、爪の表面が削れて行ってしまいます。最小限の付け替えをおすすめします。
ネイルグルーの接着方法
【用意するもの】
- ネイルグルー
- 除光液(オイルが入っていないもの)
- ネイルファイル(爪やすり)
- キッチンペーパー
- 自爪セーブコート
【接着方法】
- ネイルグルーを使う前に、ネイルファイル(爪やすり)を使って自爪のケアをします。ケアのときにオイルが入っていない除光液をコットンに含ませて爪の油分や汚れをふき取ると、ネイルチップがはがれにくくなるのでオススメです。
- ネイルチップにグルーを塗り、すばやく爪に装着します。この時、グルーと爪の間に空気が入ってしまわないように注意してください。グルーがはみ出したらキッチンペーパーで拭き取りましょう。
- そのまま1~2分ほど置いたら完成です。
爪へのダメージをできるだけ抑えたい場合は、チップをつける前に自爪セーブコートを使うと◎。セーブコートを塗った上からネイルチップを装着すると爪の傷みを軽減させ、簡単にネイルチップを取りはずせるようになりますよ。
ネイルグルーの外し方
【用意するもの】
- グルーリムーバー(ネイルチップを外す専用液)
- ネイルファイル
- ウッドスティック
- キューティクルオイルやハンドクリーム
【取り外し方】
- 保湿のためにキューティクルオイルを爪や甘皮に塗ります。ハンドクリームでも代用できますが、キューティクルオイルのほうがより浸透するので保湿力が高いです。
- グルーリムーバーを、爪とネイルチップの間に染み込ませます。
- ネイルチップが少し浮いてきたら、ウッドスティックを隙間に入れてネイルチップを剥がしましょう。
- チップが外れたら、自爪に残っているグルーをネイルファイル(爪やすり)で少しずつ削ります。削り過ぎに注意!
- 自爪にキューティクルオイルを塗って再び保湿したら完了です。
グルーで装着したネイルチップは、基本的に繰り返し使うことができません。繰り返してネイルチップを使いたい場合は、接着テープやグミを使うか、取り外しができる専用のリピーティングネイルグルーを使いましょう。
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ネイルグルーの使用上の注意
ネイルグルーを使用する際には、いくつか注意しなければならない事があります。特に、衛生面には注意が必要です。爪や指が濡れた状態でグルーを使うと、自爪とネイルチップの隙間に水分が入り込みカビが発生する原因になることも。
ネイルチップを装着する時も、外す時も無理に外さず丁寧に使用してくださいね。その他、注意すべき点をまとめてみましたので、グルーによるトラブルを引き起こさないようにしてください。
皮膚に付着しないように注意
ネイルグルーが皮膚に直接つかないように注意しましょう。グルーが肌に触れると、かぶれやただれなどの原因になることもあります。万が一、皮膚に付いてしまったらすぐに洗い流すようにしてください。
指などの意図しない部分にグルーが付いてしまった場合には、洗い流したらきちんと乾かして、手が濡れた状態ではないか確認してから装着してくださいね。少しでも湿っているとカビの原因となります。
目などの近くに付いてしまった場合には、病院で診てもらうことをおすすめします。
炎症を起こしているときは使用しない
爪が割れていたり、切り傷などにより患部が痛んで腫れていたりしていないか注意してください。もし、これらの状態のまま使用してしまうとネイルグルーが刺激となり激痛を生じさせます。
さらには、患部の症状を悪化させる恐れがあるので、まずは傷口を治す事から始めていきましょう。
ネイルチップを長時間つけておかない
ネイルグルーの持ちは、約1~2週間と言われています。しかし、食器洗いやお風呂に入る事で水分がネイルチップとの間に入り、1週間経たずに剥がれる事も。
可愛いネイルチップをつけたから長く装着しておきたい気持ちもありますが、ネイルチップの下には雑菌が繁殖しているなんて事も大いに考えられます。グルーが劣化して、気付かぬ間にネイルチップが外れてどこかに落としてしまった!なんて事があればショックです。
お気に入りのネイルチップを失くさないためにも、爪の健康を保つためにも、長時間の接着は避けるようにしましょう。
ネイルグルーで爪割れの修復をする方法
長い爪でジェルネイルを楽しんでいると、生活の中で指を壁にぶつけてしまうなどして爪に亀裂が入ってしまう事もありますよね。
そんな時にも、ネイルグルーは役立つのです。爪に亀裂が入っている状態だと、髪の毛を洗う時に髪の毛が絡んで痛みが生じたり、酷いときには指の肉とくっついている部分から剥がれてしまったりします。そうならないように、少しでも亀裂が入ってしまったらネイルグルーで応急処置をしておきましょう。
爪が割れてしまった時に使用するネイルグルーは、粘着力が強くブラシタイプのものを選ぶと塗りやすく便利ですよ。
【用意するもの】
- ネイルグルー
- ネイルファイル
- トップコートやマニキュアなど
【応急処置の方法】
- 亀裂が入っている部分にネイルグルーを塗ります。
- グルーが乾いたらボコボコした部分をネイルファイル(やすり)で整えましょう。
- トップコートやマニキュアを塗ると自然な仕上がりになりますよ。
爪が割れた時や亀裂が入ってしまった時の応急処置として使えるネイルグルーですが、塗ったら無理にはがさないように注意してくださいね。無理にはがすと爪がボロボロになりダメージを受けてしまいます。
だいたい1~2週間くらい接着力が続くので、自然に取れるようになるのを待ちましょう。使用する上で注意が必要になりますが、便利アイテムなので上手に活用してみてくださいね。ネイルをした後は指全体のケアもお忘れなく。
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