なぜネイリストは腰痛になりやすいの?
ネイリストが腰痛になりやすいのは、同じ姿勢で長時間座りっぱなしというのが原因だと考えられています。
ネイリストはお客さん1人の施術で約2時間座って作業を行います。指先に意識を集中していると、自然と首や背中が丸まって前かがみになってしまうことも。そのような姿勢が長時間続くと、骨盤がゆがんで腰痛を引き起こしてしまうのです。最悪の場合、ヘルニアや坐骨神経痛と診断される可能性も…。
また、人によっては細かい作業がストレスとなってしまい、体の異変として腰痛を引き起こしてしまうことも考えられるのだとか。普段は意識していなくても、施術終了後や休憩中にふと痛みを感じる方もいるようです。
普段はどんなことに気をつければいいの?
同じ姿勢でいると体が慣れてしまうため、仕事中はこまめに椅子から立ち上がって体内の血流を良くしましょう。腰を前後に回す、前屈や背筋を伸ばすといった軽いストレッチを行うと筋肉の硬直を防げます。「ストレッチしているヒマがないほど忙しい!」という方は、腰痛対策用のクッションを使うのがオススメ。腰痛改善はもちろん、猫背対策にもなるそうですよ。
休日はエステサロンでマッサージを受けたり、思いきって体を動かしたりするのも◎。体をほぐしてあげるだけでなく、ストレスを発散してリフレッシュすることも大切です。
自宅でできる!お手軽ストレッチで腰痛改善
ここでは、自宅でできる簡単なストレッチ方法をご紹介します。ストレッチを行うタイミングは、運動後や入浴後など筋肉の温度が上昇しているとき。筋肉が伸びやすいため、より高いストレッチ効果を得られるでしょう。
上体反らし
やり方
- うつぶせになり、上体をエビのように反らす。
反らすときは、胸部~腹部が無理なく伸びていることを意識して。 - 上体を反らしたまま10秒程キープしたあと、体勢をゆっくりとうつぶせに戻す。
- ネコが伸びをするような姿勢をとり、10秒程キープ。
四つん這いストレッチ
やり方
- 四つん這いになり、息を吐きながらお腹をグッと上に引き上げるようにして背中を丸める。
この状態を1分程キープ。 - 今度はお腹を下に押し出すようなイメージで、息を吸いながら背中を反らす。
この状態を1分程キープ。
ストレッチを行うときの注意点
「ストレッチを行うとき、痛みを感じるまで伸ばさないと効果がないのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、痛みを感じるほど無理に体を伸ばしてしまうと、症状を悪化させる恐れがあります。ストレッチの際は無理のない姿勢で行うように心がけてくださいね。