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更新:2021.04.14

作成:2017.05.02

ネイリスト

手や足の爪が汚れる原因は?汚れを落として綺麗な爪を保つ方法


 

握手をする時や名刺を渡すときなど、日常のふとした瞬間でも手や爪を相手の方に向けて出しているはず。また、ミュールやサンダルを履くことの多い夏の時期には、足の爪を見られる機会も増えてきます。

 

どれだけヤスリと爪切りで形を綺麗に整えていても、爪の間が汚れているとそれだけで不潔な印象を与えてしまいます。「爪の手入れにまで気を使っている、清潔感のある人だな。」と思ってもらうために、細かな部分まで気を付けておきましょう。今回は、爪の間に入るゴミや汚れの原因汚れの落とし方について見ていきましょう。

 

INDEX
■手の爪が汚れる原因
■手の爪を綺麗にする方法
■足の爪が汚れる原因
■足の爪を綺麗にする方法
■お悩み解消!爪の汚れを落とすアイテム5選
■たった3STEP!爪を綺麗に整える方法
■大人のたしなみとして、爪はいつも清潔に

手の爪が汚れる原因

ふと、自分の手の爪を眺めた時に汚れが付着している事に気付いたなんて経験ありますよね。手が汚れる仕事や庭いじりをした覚えもないのに、爪の間には知らず知らずのうちに汚れが溜まってしまいます。手の爪が汚れる原因として以下の事が考えられます。

 
【原因】

  • 部屋の掃除や庭いじりによるホコリか土
  • メイク時に付く下地クリームやファンデーション
  • ヘアセット時に付くワックスなどの整髪剤
  • 顔や体の皮膚を掻いた時に剥がれた角質や皮膚
  • 細胞の入れ替わりによって出来た垢

 

このような事が、手の爪に付く汚れとして考えられるのではないでしょうか。自分では汚していないつもりでも、生活の中で自然に汚れを入り込ませているのかもしれませんね。また、人の体は常に新しい細胞と古い細胞が入れ替わっているため代謝による垢が出ているのです。それらが入り交じって、爪の間に汚れが付着してしまうのですね。

手の爪を綺麗にする方法


 

それでは、手の爪の汚れを落とし綺麗にする方法を見ていきましょう。3種類ご紹介しますが、出来れば全て行うようにしてください。

手洗い

最も基本的なことは、まず手洗いです。帰宅時だけでなく、料理を作る前や作った後など、掃除をした後など手洗いを普段から丁寧に行うように心掛け、指を一本ずつ洗うようにしましょう。正しい手の洗い方をご紹介します。

 

  1. 手洗い石鹸を手に取り、よく泡立てる
  2. まずは両手の甲をしっかり洗う
  3. 片手ずつ握るようにして、指の間を洗う
  4. 掌を、もう片方の手の爪で優しくひっかくように洗う
  5. 爪の中の汚れを落とすためにはこれが一番大切です!

  6. 手の付け根や手首まで洗う
  7. 10秒ほどかけてしっかり洗い流す

 

短い時間でパパっと洗うのではなく、しっかり時間を掛けて洗ってあげることが大切。特に風邪が流行っている時期には、手に付いた菌が口の中に入り感染してしまうことがとても多いので、手洗いの後にアルコール消毒まですることで予防をすることができます。

爪を切る

 

爪が長ければ、それだけ汚れも溜まりやすくなってしまいます。できるだけ爪はこまめに手入れしましょう。手洗い時により汚れが落ちやすくもなります。しかし、深爪は禁物です。深爪をしてしまうと爪と皮膚の接触部分が減り、汚れが入り込みやすい白い部分を増やすことになります。

 

そして意外と知られていないのが、「爪の白い部分に沿って切るのはNG」ということ。ラウンド切りと言われるこの切り方はネイルをする際にはよく用いられるのですが、自分で切る場合には良い方法ではありません。できるだけ平行に切ってあげる「スクエアオフ」を心がけましょう。

 

爪を切るタイミングですが、入浴後の爪が柔らかくなっている時に切ってあげるのが適しています。もし入浴後に切り忘れてしまった場合には、ぬるま湯でしばらく手を洗った後に切っても良いでしょう。

 

乾燥している状態で切ることは爪に大きく負担をかけてしまいますので、できる限り柔らかい状態にしてから切ってあげて下さいね。

土や油などの汚れになるべく触らない

爪の汚れの原因となるものには極力触らないというのも一つの手です。土や泥などの細かな粒子は爪の間に入りやすく、すぐに爪先に詰まって取りにくくなります。また車のオイルのような液体も黒ずみの原因になります。それらに触れる機会があるのであればゴム手袋などをして予防しましょう。

 

土汚れであれば手洗い石鹸とブラシがあれば汚れは落とせますが、オイルのようなものが付いてしまえば石鹸では落ちない事もあるのです。油汚れや皮脂汚れに強い「アルカリ性洗剤」を使って落とすと良いかもしれませんね。しかし、毎回のように使っていると肌荒れの原因にもなりかねませんので、使い過ぎには注意しましょう。

足の爪が汚れる原因

自宅に帰り、靴下を脱いでみたら足の爪に汚れが付いているのを発見!なんて経験はありませんか?お風呂に入る時に気付くという人もいるでしょう。足の爪に入ったゴミは、蒸れて悪臭を発するものもあります。靴下を履いているのに、なぜ汚れるのでしょうか。

 
【原因】

  • 靴下との摩擦による生地繊維
  • サンダルなど素足で履いた際の外気の汚れ
  • 細胞の入れ替わりによって出来た垢

 

このような事が、足の爪に付く汚れとして考えられるのではないでしょうか。手の爪と同様で、細胞の入れ替わりによって古くなった細胞が剥がれ落ちるという事が足にも起こります。ブーツなどの蒸れやすい靴を履く場合には、菌の温床になりやすく増殖していきます。垢やゴミと共に菌が増殖すれば、臭いのもととなるので早めに除去しておくようにしてください。

足の爪を綺麗にする方法


 

次に、足の爪の汚れを落とし綺麗にする方法を見ていきましょう。前述したように、足の爪に入ったゴミや汚れは、そのまま放置しておくと菌が増殖し衛生的にも良くありません。悪臭が発生して、他の人に迷惑がかかってしまうかもしれないので、エチケットとして足の指先まで気にかけておきましょう。

爪楊枝を使って掃除する

足の爪の間はとても隙間が狭いので、爪楊枝を使って汚れを取ると上手く掃除をすることができますよ。先端がとがっていて皮膚を傷つけてしまうこともあるので、そうならないようにコットンやティッシュを巻き付けた状態で掃除をするようにしましょう。

 

クレンジングオイルや化粧落としのジェルなどをコットンに沁みこませてから使用すると、滑りも良くなってうまく掃除することができますよ。

爪を切る

手の爪と同様に、足の爪も定期的に切ってあげることが大切です。ただし、足の爪は歩く時に毎日体重がかかって負担が大きいため、あまり短く切ってしまうことはNG!切り過ぎた爪の端が皮膚の下に潜り込んで、巻き爪を引き起こしてしまいます。

 

巻き爪も悪化すると手術をしなくてはいけなくなってしまうので、手と同様にできるだけスクエアカットで切るようにしましょう。

お悩み解消!爪の汚れを落とすアイテム5選


 

手洗いや爪を切るだけでは満足できないという方には、別の方法もあります。爪の間に汚れを溜めておかないためには、爪切りとお掃除をしておくようにしましょう。ここでは、爪の汚れを落とすアイテムを5つご紹介します。

1.爪ブラシ

爪ブラシは100円ショップやネイル専門店・ドラッグストアなどで売られており、簡単に入手することができます。小さなたわしのような形状をしていて、それで指先をこすると汚れを効率的に落とすことが可能です。手洗いやシャワー時に石鹸とともに使用すると効果大。

 

爪ブラシの代わりに、歯ブラシを使っても同じ効果があります。捨てる予定の歯ブラシを使って試してみるのもいいかもしれません。

 

やわらかめの歯ブラシだと上手く汚れを掻きだせず、掃除をしている間に先端が広がってしまうこともあるため、なるべくかための歯ブラシで磨くようにしましょう。この時あまり強くこすり過ぎると皮膚を傷つけてしまうので注意!

2.爪垢取り

耳かきのような作りになっていて、使い方も耳かきとほとんど同じです。ステンレスの棒の先に小さなスプーン状のものがあり、それで爪の間にある汚れを取り出します。サイズによっては爪のかなり深い部分まで潜り込んでしまうので、調整しながら使うようにしてください。

3.オイルや爪ヤスリ

油汚れなど表面の汚れにはクレンジングオイルやベビーオイルが効果的です。コットンや綿棒にオイルを浸み込ませ、爪の表面の汚れを拭き取ります。

 

また、表面の汚れや凹凸を綺麗にするためにはネイル専用のきめの細かい爪ヤスリを使用するのも最適。爪に対して45度の角度を保った状態で当て、表面の大きな汚れや凹凸を取り除きます。表面をさらに滑らかにしたい場合には、スポンジのような柔らかいネイルファイルを用いて優しく磨いてあげましょう。あまり早いスピードで長時間磨き続けると爪の表面に熱を与えて火傷をしてしまったり、削り過ぎて傷つけてしまったりするので注意をしながら整えて下さいね。

4.クレンジングオイル

手の爪の中の汚れは、化粧品や皮脂などの油性汚れの場合がほとんど。油性の汚れを落とすためには、普段化粧を落とす際に使用しているクレンジングオイルが最も適しています。肌に使用できるものなので爪の間の皮膚にも優しく、肌荒れを起こさずに汚れを落とすことができるはず。

5.重曹

普段掃除の時に使用する、重曹。重曹には実は研磨効果もあるため、汚れが付着してでこぼこになってしまった爪の表面も滑らかにすることができます。ブラシだけではなかなか落ちにくい汚れの場合には、重曹を水で伸ばして磨いてみて下さいね。

 

ただ、本来は皮膚につけて使用するものではないため、肌の弱い方は肌荒れしないように注意が必要です!

たった3STEP!爪を綺麗に整える方法


 

爪の汚れを落とした後は、形を綺麗に整えて行きましょう。女性らしい清潔な爪を保つ為にも、ただ汚れを落とすだけなくケアも大切です。ネイルサロンに行ったような仕上がりが叶うネイルケアをご紹介します。ネイリストが実際に使っているネイルケア用品も併せて紹介しますので、おうちでサロン級のケアを行っていきましょう。

1.爪のまわりの甘皮を除去する

爪のまわりには、「甘皮」といって薄い皮膚が爪を覆っています。甘皮は爪から細菌が入り込まないように保護する役割もあり、キューティクルとも呼ばれています。しかし、甘皮が必要以上にあると水分を奪ってしまい乾燥に繋がってしまうのです。爪を綺麗に保つためにも、定期的に甘皮の処理を行うようにしましょう。

 
【手順】

  1. お風呂の中でふやかしながら、ガーゼでゆっくりマッサージする
  2. キューティクルプッシャーなどで、甘皮を優しく押し上げる
  3. キューティクルニッパーで、浮かんだ甘皮を丁寧に切り取る

 

たったこれだけの処理で、指先の乾燥も防ぎ見た目でも綺麗な爪を演出します。甘皮を切除する時は、無理に引っ張らないようにして余計な部分を傷つけないようにしてください。傷がついてしまうと、そこから「ささくれ」になってしまう恐れがあります。また、甘皮をお湯でふやかす前に、キューティクルリムーバーを塗ってから行うのも効果的です。

 
【使用した道具】

キューティクルリムーバー
甘皮除去の前に皮膚を柔らかくする薬剤

キューティクルプッシャー
ふやけた甘皮を押し上げて爪から剥がす道具

キューティクルニッパー
爪から剥がれた甘皮を切除する道具

 

2.やすりで爪の長さ・形を整える

「何で、爪切りを使わずにやすりで削るの?」と感じる人も多いでしょう。それは、爪切りを使う事で起こる「乾燥」から爪を守り、二枚爪などを防ぐためなのです。爪の形や長さを整えるやすりの事を、「エメリーボード」と言いネイルケアコーナーで販売されているので1つは持っておくと良いですよ。

 
【手順】

  1. 爪の中央部分にエメリーボードを垂直に合わせて、好みの長さまで削る
  2. 片方の角にエメリーボードを斜めに合わせて、丸みを付けるように削る
  3. 反対側の角も同じように、丸みを付けるように削る

 

好みの長さに合わせて調整できるエメリーボードは、爪を綺麗に保ちたい人ならば必須アイテムと言えます。爪の形も、「スクエア型」や「ラウンド型」「オーバル型」など微調整しながら、好みの形に整えて行ってみてはいかがでしょう。

 
【使用した道具】

エメリーボード
爪の長さや形を整える道具

 

3.爪の表面を磨きツヤを出す

綺麗な爪を追求していく人には、最終工程の「爪磨き」まで行うと良いでしょう。甘皮の処理をして、爪の形も綺麗に整ったら最後は爪の表面をピカピカに磨いて行きます。マニキュアで光沢を出すのに抵抗がある男性にも人気の手法なのです。人に手を見られる職業の人なども多く取り入れています。

 
【手順】

  1. バッファーを使って、爪の表面の凸凹なくすように削る
  2. 凹凸がなくなった爪を、シャイナーで磨く

 

どちらも、エメリーボードのような形をしていて持ち運びに便利。指先まで、綺麗に手入れされていると清潔感を放ち良い印象も与えられますよ。大切な会議や面接の前に、爪を磨いておくようにしましょう。ですが、バッファーやシャイナーは爪の厚みを薄くしてしまうものなので、削り過ぎには注意が必要です。

 

バッファー
爪の表面にある凹凸を滑らかに削る道具

シャイナー
爪の表面を磨き、光沢やツヤを出す道具

大人のたしなみとして、爪はいつも清潔に

綺麗に整った清潔な爪を保つことは、風邪予防はもちろんのこと、社会人としてのたしなみの一つ。名刺交換やお茶出しなど、意識して考えると意外と爪を見られる機会は多いのです。日頃からネイルをしてケアをしている女性はもちろん、爪のケアを普段あまりしないような男性も最低限の清潔感を保てるようにしたいですね。

 

ネイルやペディキュアをしている場合にも、定期的にオフをして塗り替えることが必須。特に足のペディキュアは、靴に擦れて剥がれた後に爪の間に入り込んでしまうことも多いのです。「久しぶりにオフをしてみたら爪が伸び放題だった」「気づかない間に爪の間にゴミが入り込んでしまっていた」なんてことにならないように、1か月に一度はオフをして綺麗に洗って、常に清潔に保つことを心掛けて下さいね。

 

爪が伸び過ぎていたり、料理や作業の時についた汚れに気が付かなかったり。人前でそんな恥ずかしい思いをしないためにも日ごろから指先のケアをしっかりしましょう。

Author:美プロ編集部

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