美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.02.14
カギになるのは“固定客”! ネイリストのノルマ制とノルマを達成するための工夫について
ネイリストとして働くにあたって、働くサロンによっては1カ月ごとの売上ノルマを課せられることがあります。ノルマはサロンが考える最低限達成してほしいラインですから、達成できなければ、サロンで一人前のネイリストとして認められないんですね。
今回はそんなネイリストのノルマ制について、具体的なシステムや実情、ノルマ達成のための工夫などを見ていきましょう。「ノルマなし」としているサロンの仕組みについてもご紹介していきますので、就職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。
ネイリストのノルマについて
ネイリストに課せられるノルマは、施術を担当した分や指名された時の売上などのノルマと、ネイルオイルやハンドクリームなど、サロンで販売しているケア用品の「物販売上ノルマ」という二種類があります。いずれも一定の売上金額を超えることを目標とするわけですが、売上と物販それぞれに目標金額が設定されている場合や、両方合わせての目標金額が設定されている場合など、サロンによってシステムは様々です。また、ノルマの金額自体もサロンの規模やスタッフの数で大きく差がありますので、詳しいことはサロンに直接確認してみるといいでしょう。
また、ノルマは歩合制とは違いますので、達成出来なければ給料が支払われないということはありません。逆にノルマを達成すれば、達成金として基本の給与に上乗せされることもあるんですよ。経験を積んでいけば確実に基本給も上がっていきますので、その上さらにノルマ達成を続けられれば、お給料も信頼も得られるネイリストになれますね。
ネイリストとしてノルマを達成するための工夫
では実際にノルマを達成するために、ネイリストはどんな工夫をしているのでしょうか。ノルマ達成のカギとなるのは、サロンに来てくれるお客様です。ただし、新規のお客様は大抵、サロンでの勤務年数が長いベテランのネイリストが担当するもの。新人の頃は自分が担当したお客様にまた次も来てもらえるような工夫を心掛けましょう。指名をもらい、固定客を獲得していくことで、確実にノルマ達成に成功できるようになるはずです。
また、固定客をゲットするためには、ネイルの技術やセンスはもちろん、接客力を身につけることも大切。ネイリストは施術の際、2~3時間はお客様と向き合うことになりますので、その間の会話がスムーズに行かないと相手もまた来店しようという気にはなれません。お客様とのコミュニケーションを通して趣味や好みを聞き出せれば、ネイルアートのヒントになりますし、何より「また話したい」と思ってもらえれば次も指名してくれるでしょう。
その他にも、SNSなどで積極的に自分を売り込むネイリストも増えているんですよ。サロンのホームページにネイリスト一人一人のプロフィールを載せたり、個人のTwitterで自分のデザインしたネイルの写真をアップすることで、まだ店に来たことのないお客様にも“指名してみたい”と思わせることが出来るんですね。この方法の場合、自分が働くサロン内だけでなく全国のネイリストがライバルとなるため、マメに更新を続けるなどの努力が必要ですが、人気が出れば一気に多くの固定客をゲットすることが出来るはず。
ノルマなしのネイルサロン
最近では「ノルマなし」と謳っているネイルサロンも増えてきましたね。その理由としては、新人であっても先輩ネイリストと客を奪い合うことになるため、ノルマが達成できなかったり負担に感じたりして辞めてしまうネイリストが多くなったからだとも言われています。ノルマの設定がなければ自分のペースで働けますし、助け合っていけるためスタッフ同士の仲も深まるかもしれませんね。
もちろん、サロンの経営を成り立たせなければならないため、個人ノルマではなくサロン全体のノルマがあるところもあります。ですがスタッフ全員で協力してより良いサロン作りを目指せば、無理なく達成することが出来るでしょう。
画像出典:WorldSkills UK / Aimee Fenwick (from Flickr, CC BY 2.0)、redpangolins / Nail Art/Polish(from Flickr, CC BY 2.0)、redpangolins / Nail art/polish(from Flickr, CC BY 2.0)
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