ちょっとしたオシャレの味方といえば、「ネイルアート」。爪をケアしたり、ネイルアートを施したりすることで、息抜きにもなりますし、ネイリストは女性のオシャレにとって大きな存在ですよね。
しかし憧れのネイリストになったはいいものの、「収入面で生活が厳しい…」という人もいるかもしれません。そんな時にオススメの選択肢が他のお仕事と兼業をする「Wワーク」です。今回はネイリストがどんな職業をWワークとして選んでいるのか、また逆にWワークとしてネイリストをする方法についても紹介していきます。
ネイリストのWワークって?
一口にネイリストとして働くといっても、様々なライフスタイルがあります。百貨店などの中にあるネイルサロンであれば、たとえば朝9時から営業が始まり、夜21時で閉店などと決まった時間での営業になるはず。休日についても決まったスケジュールになってきますよね。
ですが個人営業のネイルサロンであれば、予約状況によって時間が変わったり、休日が不定休であったりするもの。働く時間によってライフスタイルが大きく変わってきます。
サロンワーク以外にも、「在宅ワーク」という働き方があります。たとえば「ネイルチップ」を作るという仕事があり、本業としてネイリストをしている人から人気の高い“Wワーク”の一つです。もっと具体的に作業内容を説明すると、クライアントから送られてきた材料と説明書を元に、様々なバリエーションのネイルチップを作るというものがあります。
ネイリストとしてのスキルを活かせますし、慣れてきたら個人でネイルチップを販売することだってできるので、仕事の幅が一気に広がるはず。
また、ネイルに関係ない仕事を掛け持つ働き方もあり、「クラウドソーシング」のサイトに登録して、スキマ時間に仕事をする人も多いようです。クラウドソーシングとは、様々な企業が不特定の人に業務を依頼することを言いますが、わかりやすく言うと内職ですね。
ネイリストは手先が細かい人が多いので向いていますし、時間に融通がきくというのも大きなメリット。単価は安くてそこまで稼げないですが、お小遣い稼ぎにはぴったり。
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ネイリストが在宅でWワークをする際の手順や報酬
ネイリストが在宅ワークでWワークをする際、どんな手順で働くことになり、どれほどの報酬が期待できるのでしょうか? 以下ではネイリストのWワークとして一般的な「ネイルチップ作成」の在宅ワークを例に挙げて、実情を詳しく見ていきましょう。
そもそもネイルチップとは、両面テープやネイルグルーによって装着する“つけ爪”のこと。付けはずしが簡単で、手軽に華やかなネイルアートを楽しめるのが特徴なんですね。「ネイルチップ作成」のアルバイトでは支給されたパーツや私物のパーツを使って、クライアントの要望に合わせたデザインを施していくのが主な仕事です。
求人の内容によっても異なりますが、ネイルチップを作る技術やデザイン力が求められることも。その場合には求人に応募した際、過去に制作したネイル作品の写真を提出したり、実際にネイルチップを作るテストを受ける必要があります。
まずは仕事内容や条件面を確認し、自分に合っている求人を見つけることから始めるのがおススメですよ。
実際に採用されたら、デザインの指示やネイルチップの材料を受け取ることに。その後の作業は指示内容によって変わるのですが、チップの形状を整えたり装飾を施したりとネイルチップの作成を行っていきます。
報酬は基本的に出来高制となっていて、がんばった分だけ収入アップが期待できるよう。5~10本で1セットといった単位で、単価は50~100円あたりが相場となっています。私物のパーツを使った場合にはその分のパーツ代が支給される求人もあるので、ネイリストのWワークに向いていると言えるんですね。
他店のネイルサロンで働く
在宅ワーク以外で多いWワークの方法が、“他のネイルサロンで働く”という方法ですね。中には同業の知り合いからヘルプを頼まれたり、今は持っていない技術を習得するためにあえて他のサロンで働く場合も。確かにネイリストとしてのスキルを存分に活かせますし、他のネイリストの接客や技術、経営方法を目で見て学ぶこともできるので、有効な時間の使い方ですよね。
時間を有効に使って2つのサロンを掛け持ちしながら、技術力アップを狙いましょう。
Wワークにうってつけな「出張ネイリスト」のメリット・デメリット
ネイリストとして働くためには、サロンに就職するか独立・開業して自分の店舗を開くのが一般的です。しかし特定の店舗を持たず、お客様のもとに出向いて施術を行う「出張ネイリスト」なら自由に働けるのでWワークにもうってつけ。ネイル道具さえあればいつでも、どこでも働けるのが最も大きなメリットだと言えるでしょう。また店舗を経営するための費用がかからないので、経済的に損失を被るリスクが少ないのも魅力的です。
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逆にデメリットとして挙げられるのは、出張先の環境がネイルの施術に適していない場合も多いということ。ご依頼主の家の照明が暗かったり、手が自由に動かせないような狭い場所でネイルを施さなければいけないケースもあり、普段慣れているのとは違う環境での施術となることも多いのです。
土日だけネイリスト
逆に本業は別の仕事で、ネイリストをWワークにしている人もいますよね。例えば平日はOLとして働いて、土日祝日だけネイルサロンで働くというライフスタイルがあります。そのメリットは、別の仕事で生活費をかせぎながら、ネイルの練習もできるということ。多くの人はそうしてネイリストとしてのスキルを高めていき、いずれ独立することを狙っているようです。
人によってWワークの仕方は様々ですが、空いた時間を活かしてネイリストとしてのスキルを伸ばせるなら、それが一番ですよね。