美容スペシャリストな自分になるために
道具と技術力があれば直ぐに始められる「出張ネイリスト」をご紹介!
ネイリストとして「独立する」というと、店舗にしても自宅サロンにしても場所が必要というイメージがありますよね。場所が必要となると、費用がかかるから出来ない…と思うかも知れませんが、実はお店を構えなくてもネイリストとして独立して働くことが可能なのです。
「出張ネイリスト」という職業をご存知ですか? あまり聞きなれない言葉だと思いますが、この出張ネイリストも独立するための一つの方法。今回は、店舗を構える以外の方法である出張ネイリストについて見ていきましょう。
働き方は人それぞれ! 出張ネイリストの種類と働き方
出張ネイリストは文字通り、お客様のところにネイリストが伺い施術を行う人のことです。お客様から直接声がかかって自宅に行くこともありますが、サロンの繁忙期や結婚式、イベントなどに呼ばれて仕事を行うことも。忙しくてサロンの営業時間内だと都合が合わないという人や、子育てや自営業などで長時間家から離れることが出来ない、という人から人気を集めています。出張ネイリストにも、いくつか種類があります。
店舗を持たず出張ネイルのみ
この場合は、店舗がない分宣伝や広告に力を入れていかないと新規顧客を見つけることが難しく、収入も安定していきません。しかし独立に必要な資金は最小限で済むので、うまくいかなかった時のリスクも抑えることができます。
店舗+出張ネイル
サロンのメニューの一つとして出張ネイルを用意することで、店舗収入+出張収入を得ることができます。ただし、出張ネイルばかりでいつもお店が開いていない…なんてことになってしまうと店舗自体の売り上げが落ちてしまう可能性があるので、バランスを考えながらおこなっていきましょう。
派遣スタッフ
最後の一つは美容系の派遣会社や、出張ネイル専門店で派遣社員として働く方法です。派遣会社から定期的に仕事が回ってくるので、自分で宣伝などをおこなう必要もなく収入も安定していますが、全てを自分でコントロールすることは出来ないので自由は少なくなってしまいます。また、自分で好きなようにやりたいから独立したい! という人は、会社勤めという形になるので少し想像と違うものになってしまうかも。自分ひとりで収入を得られるようになるまでの掛け持ち、という形で登録してみてもいいかもしれませんね。
出張ネイリストのメリット
どこでも仕事が出来る!
道具と身体一つあればどこでも働けるのが出張ネイリストのいいところ。また、働く時間や日にちも自分で決めることが出来ますよ。
開業資金が安くローリスク
開業資金はサロンを開業するより安く収めることが出来ます。自宅サロンでも平均50万円くらいかかりますが、場所代がかからず、内装や空間作りにお金をかける必要がないので、さらに安く開業することが可能です。
出張サロンならではの出張先!
出張先には、お客様の家だけでなく、様々なイベント、成人式・結婚式のような行事のお手伝いということもあります。色々なところに行くことが出来るので、毎回新鮮な気持ちで仕事をして、さらに普段普通に生活していたら出来ない体験や、刺激に触れる機会も。じっとしているよりアクティブに動きたい、という人にはオススメです。
出張ネイリストのデメリット
金額設定が難しい
出張となると移動時間や交通費をどうするのか、ということが課題です。遠いところになるほど、その移動時間中は施術に当てられず、一日に施術できるお客様の数も限られてきてしまいます。自分が出張する範囲をあらかじめ決めて仕事をおこなったり、出張費として一律料金を施術代にプラスしておく、施術自体の料金が一定以上出なければ出張はおこなわない、というように先に決まり事を作っておくことがオススメです。
時間管理が難しい
出張ネイリストは時間に自由も効きますが、もちろんお客様ありきのお仕事。しかも、出張ネイルのお客様は、忙しくてなかなかネイルサロンに行けないという人が多いので、必然的に施術の予約時間は早朝だったり、深夜になることも。そのためどうしても夜型になってしまう人が多いそうです。出張ネイリストを目指す人は、不規則な生活の中でも自分自身をしっかりとコントロールできる能力を養っていきましょう。
お客様の心理的ハードルが高い
お客様の自宅に訪問して施術をおこなう場合も多くなるので、見ず知らずの人を家に入れるという状態に抵抗をなくしてもらうために、お客様から信頼を得ることが第一条件になります。無理に営業や宣伝をおこなうのではなく、まず自分がどれだけ信頼できる人物なのかを伝えるための方法を考えることがお客様の獲得に繋がっていきます。
出張ネイリストは移動時間がかかったり、自分一人で全てをこなしたりと大変なことも多いですが、比較的手軽に始めることが出来ます。独立したいけど、店舗型や自宅サロンはリスクが大きくて勇気が出ない…という人は、まずは出張ネイリストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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