美容スペシャリストな自分になるために
作成:2020.12.14
ネイルチップの並べ方のコツ!見せ方ひとつで劇的に変わるデザインサンプル
ネイルサロンでのデザイン見本として置いてある「ネイルチップ」。ネイルサンプルやサンプルチップと呼ばれる事もありますよね。そのネイルチップを見てお客様がどのネイルにするか決定していきます。
また、InstagramやFacebookといったSNSで投稿をする事で、サロン独自のオリジナルデザインをアピールする事も出来ますよね。作品として作り上げたネイルチップの並べ方ひとつで見え方を劇的に変えられるので、今回は、ネイルチップの並べ方のポイントや注意点などを紹介していきます。
INDEX
■最新・トレンドネイルは特別感を出す
■ネイルデザインの価格ごとに分ける
■季節・イベントネイルはまとめる
■1組のネイルチップも見せ方を工夫する
■ネイルチップのNGな並べ方
■まとめ
最新・トレンドネイルは特別感を出す
ネイリストのお仕事は、お客様へのネイル施術だけでなくネイルチップを使ってデザインサンプルを作るという作業もあります。そのネイルサンプルを、常に新しいデザインのもので揃えておくと、お客様もネイルサンプルを見るのが楽しみになりとても喜ばれますよ。その反面、お客様に「あれ?ひと月前に来た時から最新のネイルが増えていないな…」と感じ取られてしまえば、他のサロンへ移ってしまう原因にもなるでしょう。
また、最新のトレンドネイルをネイルチップに施したら、特別感を出して飾っておくと良いですよ。最新のデザインチップだけ高級感あるフレームに入れておいたり目立つところに置いておいたりしても良いですね。ネイルに興味を持つお客様は、最新のトレンドネイルがどんなものなのか案外知っているものですよ。「ここのネイルサロンは、提供しているネイルのデザインが古いな…」なんて思われないように、常に新しいものを作って並べておきましょう。
ネイルデザインの価格ごとに分ける
ネイルサロンのメニューには、お客様が限られたデザインの中から選ぶシステムと、ある程度自由にデザインを決められるサロンがあります。ネイルチップをデザインの見本として掲示している場合には、価格ごとに並べておくと良いですよ。サンプルボードにある価格表を見てお客様は判断するため、値段がバラバラのネイルチップが並んでいると見づらくなってしまいます。
また、定額制のサロンでもネイル見本は金額によって分けるべきです。ネイルに付けられるパーツや使える材料によって価格が変わっていきますので、そのあたりでも判断がつきやすいように並べると良いでしょう。「このパーツを付けたら、いくらかかるのか」だとか、「2本の指にネイルアートとして絵を描いてもらったら、いくらになるのかな?」などという疑問も、サンプルを見ただけで分かるようにしておくと親切ではないでしょうか。
季節・イベントネイルはまとめる
ジェルネイルの持ちは、約3週間~1ヶ月程。それを考えるとお客様は月に1度のペースでネイルサロンに訪れます。日本には四季があり、季節に合わせた洋服や髪色、メイクを楽しむ人も多いでしょう。そのため、ネイルも季節に合わせて選んでいる人がほとんど。夏によく使う爽やかな色味と冬に使うブラウンやベージュといったネイルチップがすぐ近くに並んでいると統一感がなく選びづらいので、季節ごとにまとめてみてはいかがでしょうか。
また、イベントネイルも人気のひとつ。正月ネイルから始まりバレンタインネイルやハロウィンネイル、クリスマスネイルなど、イベントに合わせてネイルを楽しむ人も多いのです。欲を言えば、ひとつのイベントに対して何種類ものデザインチップを用意しておくと良いかもしれませんね。「今月末にハロウィンがあるから、今回はハロウィンネイルにしようかな♪」とわくわくするようなデザインがあるとサロンの強みにもなるでしょう。
1組のネイルチップも見せ方を工夫する
いくつものネイルチップをただ並べるだけでなく、デザインごとに見せ方を工夫してみても良いのではないでしょうか。SNSで投稿するのであれば、いいね!の数で見ている人の反応がわかりますよね。この並べ方のネイルチップが一番人気があった!という統計が取れれば、次からの投稿にも活かせます。同じデザインのネイルチップを並べ替えてみて、フォロワーの反応を見てみてくださいね。
横一列にネイルの根元を揃える
ネイルチップの根元を揃え、横一列に並べるという基本的な方法。フレームに対してもきちんと平行に並べる事で綺麗に見せられます。これが案外、難しいのです!しっかり定規などのガイドとなるものを使ってまっすぐに並べます。カメラで撮影する時にも、グリッドを使って撮影すると良いですよ。
フレームに対して斜めに並べる
基本的な横一列に並べる方法と並べ方は同じですが、フレームに対して少し斜めに置いてみるというのも一つの手。斜めに置く事で画面いっぱいにネイルチップが写り、動きがあるように見えるのです。横一列に並べるのが苦手で、周りの余白が気になってしまうという時には斜めに写すのがおすすめです。
バランスよくランダムに並べる
規則性を持たせず、バランスよくランダムに並べるという方法も良いのではないでしょうか。一つ一つのデザインが異なるような場合に最適です。ワンカラーのネイルチップの場合には、ただバラバラに散りばめられているように見えてしまうので注意が必要です。また、基本的な事ではありますが、指の順番に合わせて並べるようにしましょう。
弧を描くように並べる
ネイルチップの根元部分か爪先部分どちらを基準にしても良いのですが、弧を描くように並べる事で柔らかい雰囲気を演出できます。根本と先端のどちらに合わせて弧を描くのかはデザインによって決めていくと良いでしょう。ネイルチップをキレイな弧を描いて並べていくには、丸い形をしたものをガイドに使うと上手に出来ますよ。
ネイルチップのNGな並べ方
次に、NGなネイルチップの並べ方を紹介します。ネイルチップの並べ方が悪いとサロンワークをしていくネイリストにとって作業がしにくくなると言うデメリットもあります。お客様に見て頂くネイルチップではありますが、ネイリストが効率的にサロン業務を進められるようにしておくという事も必要なのでしょう。
NG1.ぎっしり並べ過ぎている
ネイルサロンの壁一面に、デザインサンプルが飾られているなんて事もあるのではないでしょうか。色とりどりのネイルチップが飾られていて一見華やかにも見えますが、注意が必要。ぎっしりと並べられたネイルチップは、とにかく見づらいのです。また、となりに並んでいるネイルチップによっては色味の感覚がずれてしまって、自分の爪にデザインした後に「思っていた雰囲気と全然違うな…」と感じてしまう事も。デザイン一つ一つをじっくり眺められるように、少しゆとりを持って並べた方が良いでしょう。
NG2.値段や色番が書いていない
デザインサンプルに、値段が書いていないという事もありますよね。ネイリストとしては、デザインをメインで見せたいという想いから値段を裏面に書いておく事もあるでしょう。しかし、ネイルサロンに慣れていないお客様は、「このデザインはおいくらですか?」と聞きづらいもので、サンプルボードを裏返して値段を確認する事すら遠慮してしまう人も。小さめでも良いので、表側に価格がわかるようにしておきましょう。
また、デザインで使用している色番を書いておく事も大切です。色番をサンプルボードの裏側に記載しておくといった方法でも良いのですが、ネイリストがどのカラージェルを使用しているかわからなくなるという事態だけは絶対に避けましょう。お客様はネイルチップを見て選んでいるため、色番がわからずに間違えてカラージェルを選んでしまえばクレームになりかねません。ネイルサロンの評判にも関わる事なので、気を付けてくださいね。
NG3.サイズ感の統一がされていない
ネイルチップのサイズを統一していないのも良くありません。土台となるネイルチップは同じ業者から仕入れ、同じネイルチップを使ってデザインしていくようにします。「このネイルチップはどこで買ったのだろう…」とならないように、ネイルサロンで使用する材料の管理はきちんとしておきましょう。同じ親指のデザインサンプルなのに、ネイルチップの大きさがまちまちになると見た目が良くありません。デザインサンプルには、統一感を持たせる事でキレイに整えられているようにも見えますよ。
まとめ
ネイルチップを使ったネイルサンプルは、実際と同じようにネイルアートをしてサロンに飾る事になります。作成したネイルチップの数が多くなってくると、散らかって見えてしまう事もあるでしょう。そんな時は、デザインサンプルをファイリングして整理する事でお客様も見やすくなりますよ。
また、ネイルチップの使い道として有効なのはSNSでの投稿でしょう。サロン独自のネイルデザインを写真に収めて投稿する事で「このネイル可愛い!」とたまたま目に止まった投稿がきっかけで来店してくれるという事も考えられます。SNSで投稿する場合には、そのネイルデザインの価格やサロン名、最寄り駅なども記載しておくと良いですよ。ネイリストの努力の結晶ともなるネイルチップを上手に活用して、人気のネイルサロンを作り上げていきましょう!
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