「せっかく日本にいるんだから、年に一度は浴衣を着たい」と思っている方もいるのではないでしょうか?着物だと着付けなどに手間がかかり自分では着られないと諦めている方も、浴衣なら意外と着られるんですよ。
浴衣を自分で着付けられるようになれば、夏祭りや花火大会にも手軽に着ていけておしゃれ度が一気にアップ。友人と浴衣を着て出かけてみるのも良いですね。浴衣と言えば、小物も可愛いものが多く、ヘアスタイルやメイク、ネイルと普段のおしゃれも少し変えてみて、浴衣に合わせたスタイルにしてみると良いですよ。
今回は、浴衣を着る際にピッタリと合うネイルデザインをいくつかご紹介していきます。普段のネイルと、どのように変えて良いかわからない人は、参考にしてみてくださいね。
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浴衣ネイルは帯に合わせて選ぶ
浴衣に合ったネイルデザインを決めるにはコツがあるんです。それは「帯に合わせる」ということ。
様々な模様や色の浴衣があって、つい浴衣に色を合わせてしまいがちなのですが、差し色の役目をしている「帯」と合わせると、かっこよく決まるんです。ネイルを施す前に、自分の浴衣の帯を何色か確認しておいてくださいね。
それでは、帯の色を踏まえてネイルデザインを検討していきましょう。
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赤系の帯に合わせるなら
シンプルネイル
シンプルなネイルを施すと、浴衣の個性を存分に発揮できて目上の方や職場の方と一緒にお出かけする際に適しています。淡いピンクベージュで透け感を出せば涼しい雰囲気も出てきます。それだけでは寂しいという方は、ワンポイントでストーンやスタッズをあしらえば「上品なうる艶ネイル」になりますよ。
ボルドーで大人っぽく
真っ赤な「ボルドーカラー」は、大人の雰囲気を醸し出します。この色は、着物のイメージもあって和装にはピッタリ。ゴールドのラインテープでデザインを加えれば大人っぽさも倍増しますよ。10本すべてをボルドー色にするのが嫌な方は、アクセントに「大理石ネイル」など違ったデザインにしてみても◎あくまでもボルドーカラーを邪魔しない程度で。
ニュアンスネイルx鱗ネイルでおしゃれに
なんと言っても「ニュアンスネイル」の特徴は「決まりがない」こと。微妙な差異や色合いを楽しめて、他の人とデザインが被ることがない唯一無二のネイルデザイン。何色にも輝くシェル(貝殻)を砕いて散りばめてモチーフにしてみてもおしゃれな仕上がりに。表面が魚の鱗のように波打つデザインも人気です。凹凸があってとても不思議なアートです。
青系の帯に合わせるなら
ブルーのフレンチネイル
定番の「フレンチネイル」は、しっかりと発色する色味でパキッと目立たせるのが主流。こちらも、クリアの部分にシェルを散りばめてラグジュアリーな雰囲気を演出しています。ブルーには、シルバーでラインを引きフレンチネイルをさらに際立たせています。ネイビーのネイルもかっこよく仕上げられるのでおすすめですよ。
朝顔のお花アートネイル
「アサガオ」は、浴衣の模様でもよく目にすることが多いと思います。アサガオは色んな色のお花が咲くので、自分の帯の色に合わせて描いてもらうのがベストです。このアサガオ、シールではなく一つひとつ丁寧に筆で描かれています。色の濃いところと薄いところを調節しながら描くネイルアートはまさに職人技。
ヨーヨーみたいでキュートなネイル
夏祭りと言えば「ヨーヨー釣り」。ヨーヨーに描かれている柄をそのままネイルに施しています。ベースのカラーを帯の色味と合わせてポップなイメージに仕上げてみてはいかがでしょう。浴衣を着る季節にしか出来ない季節限定の浴衣ネイルですね。
黄色系の帯に合わせるなら
手描きの和風デザインに洋風のパールを添えて
黄色帯に赤?と思うかもしれませんが、黄色と赤は色の相性が合うのです。黄色にも色んな種類がありますが、レモン色ではなくからし色に近い黄色を選ぶと和装に合ってきます。「麻の葉」や「市松」模様を施せは一段と和風ネイルが引き立ちます。小さなパールをポイントで乗せて、和x洋のおしゃれなネイルになるのです。
オフィスネイルの定番「ナチュラルカラー」で黄色を引き立てて
オフィスネイルとしても大人気の「ナチュラルカラー」。ヌーディーな色合いが落ち着いた雰囲気を出し、黄色の可愛いイメージと相まって女性らしさが出るネイルデザインです。シェルをタイルのように敷き詰めて、海外を匂わせるようなおしゃれデザインです。
緑系の帯に合わせるなら
透け感たっぷりのハーフフレンチネイル
「グリーンカラー」のネイルってハードルが高く感じてしまいますが、緑色の浴衣帯にかっこよく合わせるのなら、チャレンジしてみましょう。グリーンカラーも透け感がある色味なら、浴衣を着る夏などにも暑苦しくならずに涼しさを演出できます。ポイントで「シェル」を散りばめれば、一気に夏のイメージになりますよ。
カーキネイルにアースカラーを組み合わせて
秋のイメージもある「カーキ色」。夏のイメージはつきにくいものの浴衣や着物にはとても合う色合いなのです。少し肌寒い季節の浴衣にはバッチリ。かっこよく決めたい人におすすめですよ。ぷっくりと浮かび上がる「べっ甲」をアクセントにして、おしゃれを楽しんでみても良いですね。
凸凹感が可愛い鱗ネイル
つるんとした表面に仕上げるのが長い間主流でしたが、「魚の鱗」のように凹凸でデザインを作る不思議なネイルもしている人も増えています。アート筆で絵を描くのも良いけれど、浮かび上がる模様をアートにしてしまう所が個性的で周りの友達に差を付ける事ができるのです。人とは違ったネイルをしたい人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
和柄のデザインも豊富
麻の葉柄で指先から和を取り入れて
ベースカラーもおめでたいイメージの紅白に和柄を施せば、浴衣だけでなく和装する時に活躍してくれます。紅白はお正月の色をイメージさせますが、女性らしい手元を演出してくれます。このネイルデザインは、「麻の葉」柄のネイルシールを使って高級感を出しています。着物が好きな人は、好みの柄でデザインするのも良いでしょう。
からし色ネイルに幾何学模様で大正ロマン風に
インパクトのあるからし色に「幾何学模様」を施せば、どこか懐かしい大正ロマン風に仕上がります。普段使いのネイルには選びづらいかもしれませんが、浴衣の季節にはピッタリです。季節にちなんだネイルをするのが好きな人は、夏から秋にかけてこのネイルデザインをしてみて下さい。パキッとした色合いなので、体に元気がない時にもパワーを与えてくれますよ。
THE浴衣柄の青海波で大人っぽく
浴衣に施されている「青海波」。ネイビーのベースにアート筆で自由に描けば、大人っぽくて涼しげなネイルに仕上がります。シックな色合いの浴衣を着る時におすすめです。アートする色を変えれば全然違ったイメージになるので、少し可愛い雰囲気にしたいときは白ではなくピンクやイエローなど好みの色に変更すると良いですよ。
夏は足元にもおしゃれを
キラキラと光り輝く紫陽花ネイル
ピンクや紫、ブルーなど色とりどりの花を咲かせる「紫陽花」。爪の大きさが一番大きい親指に、紫陽花の花びらをイメージしたハートの形のネイルパーツを敷き詰めます。ベースは濃いめのピンクと紫でマーブルにして、他の指もラメで輝かせれば、浴衣を着る足元が可愛く彩られますよ。
夏の空を彩る花火ネイル
夏と言えば「打ち上げ花火」。こちらのデザインも、夏だからこそ出来るネイルですよね。星が輝く夜空をイメージしたネイビーカラーにラメを混ぜて、好きな色の花火をアート筆で描けば出来上がりです。
水中をプカプカ泳ぐ金魚ネイル
金魚鉢の中でプカプカと泳ぐ金魚を描いた「金魚ネイル」。お祭りで見る金魚すくいは、様々な種類の金魚が泳いでいて可愛いですよね。自宅で金魚を飼うとなると大変だけど、夏の間だけでもネイルに金魚の絵を施せば、いつでも可愛い金魚を見ていられます。ベースカラーを水中のように透明感を出してホロなどであぶくをイメージすれば、より一層リアリティを増して、みずみずしい金魚鉢と金魚を作りだせますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?様々な浴衣柄がありますが、かっこよくバランスの取れたネイルを施すには、「帯」に合わせることが重要です。帯に合わせるといっても1つのカラーでも、色を組み合わせれば何種類ものオリジナルカラーを作ることができます。自分の持っている帯の色をしっかり把握し、ネイリストと相談して一番合う色味を施してもらいましょう。
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デザインなどは好みがありますので、自由に好きなデザインを選び楽しい夏祭りや花火大会の思い出を彩りましょう。アートや装飾で自由自在にイメージを作れるので、ネイルに夏っぽさを加えたいのなら「シェル」を砕いたものをあしらうと効果的。また、カラーに透明感を加えてみるのもみずみずしく仕上がりますよ。
この季節だからこそ出来る大胆なデザインにチャレンジしてみると、みんなから注目の的になるかもしれませんね。どんなネイルデザインを選ぶのかも、それぞれの個性になるので思いっきり楽しみながら表現していきましょう。