美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.02.23
収入アップのためにはセールストークも重要!? ネイリストの「各種手当」について
美容業界でも人気が高いのが、様々な専門技術を駆使して華やかなネイルアートを施すネイリストのお仕事。その収入は全体的に低めだとも言われていますが、なかには各種手当が充実しているお店もあり、うまく活用することが出来れば高収入を得ることも夢ではないでしょう。
今回はそんなネイリストの手当について見ていきましょう。手当の種類や内容、役職によって受けられる手当の違いなども取り上げていきます。そのほか、手当以外の福利厚生についてもご紹介。中にはユニークな制度を採用しているサロンもあるようですよ。
ネイリストの手当の種類
ネイリストが受けられる「手当」にはどのような種類があるのでしょうか。ネイリストの求人を見てみると、ネイルサロンでは「指名手当」や「売上達成手当」、「物販手当」など様々な手当が設けられているようです。まず「指名手当」とは、お客様から指名されて施術した際に支給される手当で、お店がお客様からもらっている指名料の何割かが従業員に支払われるという仕組みになっています。
そして「売上達成手当」とは、お店が決めた売り上げ目標を超えた場合、その超過分の一部がインセンティブとして従業員に支払われる手当のこと。「指名手当」と「売上達成手当」はどちらも、従業員がお店の利益に貢献するためのモチベーションを高める効果があるようですね。
お店の利益ということで言えば、「物販手当」も同じ目的で支給されている手当です。「ハンドクリーム」や「リムーバー」などの物販は、単価が高くて利率が良いためネイルサロンの収入源としてかなり重要。また施術と違って時間をかけず利益を生むことができるので、セールストークの上手い従業員は手当をもらえるだけでなく、お店に重宝されることでしょう。しかし物販を売り込むことと同じくらい、常連客を作ることも重要なので、お客様が遠のいてしまうような過度な押し売りはNG。施術後にさりげなく、効果的に商品を薦める営業力が求められているようです。
サロン内の役職によって支給される手当も
その他、サロン内の役職によって手当が付く「役職手当」というものもあります。この役職手当ですが、サロンによってはアルバイトには支給されず、正社員にのみ支払われるといったケースもあるようですよ。役職の種類はお店によっても違いますが、「トレーナー」や「チーフ」、「マネージャー」と様々なものが設けられているようす。
またサロンによっては、ネイルの技術を教える「講師」を雇っているところもありますよね。そうしたサロンの中には、講師に対して手当という形で通常の給料より多めの金額を支給しているところもあるようです。例えば日本ネイリスト協会が毎年試験を実施している「JNA認定講師」の資格を持っている場合、1万円の手当が支給されるというサロンもあります。
その他の福利厚生
手当の他、ネイルサロンにはどのような福利厚生があるのでしょうか。ネイリストの求人を見てみると、産休・育休制度や年1回の健康診断など、女性が長く働くための福利厚生を充実させているサロンが多いようです。
また、そのお店で行っているネイルの施術が割引されたり無料になったりするのも、ネイルサロンならではの嬉しい制度。「エステサロン」や「リラクゼーションサロン」など、様々な美容系のサロンを運営している企業の場合には、ネイルだけでなく系列店のサービスも割引されるとのこと。中には「飲食店」の料金が割引されるネイルサロンもあるんですよ。
その他、サロンによっては研修という形で海外に無料で行ける制度もあるようす。さらにハロウィンの仮装にかかる費用を会社が負担してくる制度や、何故か毎年「入社祝い」され花束などが贈呈されるといったユニークなものまで。働いていて“楽しい”かどうかというのも、職場選びで大切になるポイントの一つですよね。
画像出典:COD Newsroom / COD Cosmetology Students Offer Free Services During Beauty Week 2016 19 (from Flickr, CC BY 2.0)、Bill Kasman / Nail Art (from Flickr, CC BY 2.0)、Pamela V White / IMG_3976 (from Flickr, CC BY 2.0)
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