ドアの開け方にもマナーがある
ドアを開けるという動作は、やり方によってはビジネスマナー違反となり相手に失礼を与えてしまう事態に陥ります。
学生時代に受験の面接を練習する際に、一般的なマナーとしてドアの開け閉めを習った方は多いでしょう。その時教わった内容はビジネスマナーにも通ずる内容となっています。しかし、学生時代の楽しかった思い出に埋もれてしまい、その時学んだ正しいドアの開け方を忘れているかもしれません。だからこそ、今一度ドアの開閉マナーを見直してみてはいかがでしょうか。自分が現在どこまでできているのか、またはマナーに反しているのかが分かります。
名刺の受け取り方から報告の方法まで、ビジネスマナーには様々なものがあります。その中でもドアの開け方は基礎中の基礎であり、習得なくしてはビジネスシーンで活躍はできないでしょう。
正しいドアの開け方を知ろう
ドアはただ静かに開けて閉めればいいという訳ではありません。今回はビジネスマナーにおけるドアの開け方をご紹介します。
ドアノブによって使う手は変わる
ドアノブが右側にある場合は左手で、左側にある時は右手でドアノブを持ちます。
ドアは静かに開ける
力強くドアを開けるのはビジネスシーンにおいて言語道断です。静かに開けるようにします。
ドアを閉める際はドアノブを持ち替えて静かに
ドアを閉める際は、ドアノブをつかむ手を持ち替える必要があります。右手で持っていたら左手に、左手で持っていたら右手に持ち替えて静かに閉めましょう。
ドアを開ける際ですが、当然ながらノックは欠かさず行います。ノックも決まった回数があり、それを超えてしまうと失礼な行為になってしまうのです。
ノックの回数は2回から3回です。早めにコンコンとドアをノックせずに、気持ちゆっくり優しくノックするようにします。その時手は軽く握り、ドアに打ち付けるのは人差し指か中指で。丁度良い力加減のノックとなりますので、相手に不快感を与えずにドアを開ける了承が得られますよ。
そして入室の際ですが、意識をしながら姿勢を正しく保ちましょう。いくらビジネスマナーに沿ったドアの開け方ができていたとしても相手に良い印象を与えられず、ビジネスがうまくいかなくなる場合もあります。それほど姿勢が人に与える印象は重要ということです。背筋をピンと伸ばし、胸を張るようにして入室します。