「離れ目」は、それだけで顔のバランスが崩れているようで、コンプレックスに感じる人が結構います。けれども、マツエクやメイクを工夫すれば、意外と簡単にカバーできます。それではどのようにデザインすれば良いのでしょうか。
離れ目は目頭側を強調してカバーしよう
日本人の場合、左目と右目の平均間隔は3.2~3.5㎝で、4㎝以上になると離れ目だと定義されています。ただし目の黄金バランスでは、目の横幅と同じ間隔が美しいとされているので、それ以上なら離れ目と考えるのが主流です。
美容整形で離れ目を改善する時は、目頭にある「蒙古ひだ」と呼ばれる脂肪を切り取り、目頭側の面積を増やします。マツエクを使うにしても、アイメイクでデザインする時も目の中央から目頭にかけて強調するのが基本です。
マツエクは目頭側と目尻側で種類を変えて
マツエクで離れ目をカバーするには、目の中央を境にボリュームの差をつけます。目頭側はアイラインを強調するために、長くて太めのCやJカールを。目尻側はすっきりさせるために、短くて細めのJカールを控えめにつけます。
目頭の先端ギリギリまでマツエクをつけ、黒目の上は濃くなるように密集させると、目が内側に寄り、縦幅が広がったように見えるので、離れ目の印象が薄まります。ただし、離れ目でも目尻が垂れているなら、あえて目尻側に長めのマツエクをつけて横に流し、キュートに見せる方法もあります。
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メイクは目の中央から内側に重点を置く
メイクも同様に、中央に寄せる要領でデザインします。アイラインはリキッドタイプを使い、上まぶたのライン全体と、下まぶたの目頭から目の中央までのラインをしっかりと書きます。特に目頭は「くの字」に重ね書きして強調します。
上まぶたのシャドウはブラウン系で、目尻に向かって薄くなるグラデーションを作ります。マスカラは目の中央から内側を濃い目にします。ブラシを縦に使って重ね塗りすると簡単です。眉毛は先端が目頭よりも内側になるよう書き足し、ブラシで中央から内側を濃くします。
アイメイク以外でも、鼻筋の両脇にノースシャドウを入れて影を作ったり、チークを目尻より内側に入れたり、リップをおちょぼ口に見えるよう仕上げたりして、視線を顔の中央に集中させるようにしましょう。髪型は、中分けしておでこを全開にすると離れ目が強調されるので横に流します。
カバーするメイクと活かすメイクを楽しもう
このように、美容整形をしなくてもマツエクやアイメイクで、離れ目は十分にカバーできます。顔の中央に集中するようデザインするのがポイントです。逆に目尻側はシンプルに済ませて下さいね。
実際は離れ目なのに、そのような印象を与えない女性芸能人もたくさんいます。離れ目を魅力に変えるメイクもあるので、そこまでコンプレックスに感じず、自分に合ったメイク方法を探していきましょう。
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