欧米人に比べると、日本人の平均的なまつ毛の長さは短めです。他にもあらゆる面で違いがあるため、目元の印象に大きく差がつきます。どのようにカバーすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
日本人のまつ毛の長さや特徴って?
まつ毛の長さ
日本人のまつ毛の長さは、平均で約7㎜です。それに対して、欧米人のまつ毛の長さが平均で約8㎜。
「あれ?な~んだ、たった1㎜じゃん。」と思われるかもしれませんが、実はそれは大きな間違い!数10cmの長さがある髪の毛と違って、まつ毛の長さは大体1cm程度。1㎜違うだけでも見た目の印象が大きく異なるのです。
まつ毛の量
欧米人はまつ毛の量が日本人よりも20%程度多く、メイクをしていない時でもアイラインを引いたようなはっきりとした目元なのが特徴的です。太くてしっかりしています。
そもそものまつ毛の量が少ない日本人は、どれだけ長さがあってもどうしても目元の印象が控えめになるのですね。
量と同様に、まつ毛の太さにも違いがあります。1本1本の太さが太く、マスカラを塗った後のようにしっかりとしている欧米人に対し、日本人のまつ毛は柔らかく弱いのが特徴的。
日本人の中でも、ホルモンの関係で女性よりも男性の方がまつ毛は濃いと言われています。毎日メイクをしてまつ毛に負担を与えることの多い女性よりも、ダメージを与える機会がほとんどない男性の方がまつ毛が濃くて健康的というのも、確かにうなずけますね。
まつ毛のカール度合い
まつ毛のカールの向きについても異なる特徴があります。欧米人のまつ毛はビューラーをしていなくてもくるんとカールをしていることが多く、顔を横から見たときに水平よりも上向きにまつ毛が生えています。
それに対し日本人のまつ毛はいわゆる「すだれまつ毛」で、カールがほとんどついていない下向きのまつ毛が特徴的です。顔を横から見た時にも水平よりも下向きに生えている人がほとんど。
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成長速度や寿命の違いが大きく影響する
日本人と欧米人の平均的なまつ毛の長さに差があるのは、成長速度の違いが大きく影響しています。日本人は遅めで、どんなに頑張っても1日に0.2㎜以下しか伸びません。自然に抜け落ちるまでの寿命は最大で2ヶ月なので、長さは12㎜が限度になります。
女性がまつ毛を長いと感じるのは、13~14㎜です。当然、自分のまつ毛だけでは足りません。欧米人は伸びるのが速く、寿命も日本人よりずっと長めです。だから、太くてしっかりしたまつ毛になります。
まつ毛の短さをカバーするエクステの選び方
まつ毛の足りない分は、エクステでカバーできます。つける時は皮膚が刺激されないように根元を1.5㎜空けるので、その分を考慮した長さを選びます。
まつ毛が長いと感じさせるなら12㎜ですが、あまり長すぎると重みで取れやすくなってしまいます。自分のまつ毛の2倍以下にとどめるのが無難です。そう考えると14㎜が限度になります。
また、まつ毛すべてを同じだけ長くするのはアンバランスです。目を理想の形にするつもりで、強調したいところだけを長くしましょう。太めやカールが大きいエクステなら、短めでも同様の効果があります。
長いまつ毛エクステをつけるためのケア
自分のまつ毛が平均よりも短いと、支えられるエクステの長さも短くなってしまいます。できるだけ自分のまつ毛を長くするには、途中で抜けないようにケアするのが大事です。
例えば、美容液やトリートメントで丈夫にしたり、睡眠や食事で新陳代謝を良くしたりする方法があります。
美容液の中には、まつ毛の成長期を伸ばすように、細胞を増やす成分を配合して、毛根に働きかけるものもあります。これらを上手に活用しましょう。
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長さのカバーはエクステをつけるのが効果的
日本人と欧米人の平均的なまつ毛の長さに差があるのは、成長速度や寿命などの体質が影響しています。日本人はどう頑張っても長いと感じられるまで伸びづらいので、エクステでカバーするのが効果的です。
ただし、2倍以上の長さがあるエクステは重くて支えきれないので、長いエクステを使うなら、成長の途中でまつ毛が抜けないようにケアしましょう。
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