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人工まつ毛の材料からの選び方

まつ毛エクステ施術後の目
まつ毛のエクステには、天然素材から人工のものまで、様々な原料が使われています。それぞれにメリットやデメリットがあり、値段も違います。性質を理解した上で、どの原料を選べばいいのか、詳しく見ていきましょう。

まつ毛を目立たせたい時は安い人工毛のエクステ

値段の安いまつ毛ほど、ポリエステルやナイロンなど化学的に合成された人工毛が原料です。簡単に大量生産できるので、それだけ値段を抑えられます。もちろん実用性も優れており、熱や摩擦に強いので長持ちします。水分や油分に対する耐久性もあるので、メイクや洗顔も他の原料よりは気兼ねなくできます。
 
ただし、本物のまつ毛に比べると色や質感がはっきりしているので、地毛の状態によっては、エクステを付けていることが分かりやすくなってしまうデメリットがあります。逆にまつ毛を目立たせたい時には、その性質がメリットになるでしょう。

動物の毛のエクステは本物に近い質感が魅力

少し割高なまつ毛のエクステには、動物の毛などの天然素材が原料に使われています。代表的なのがシルク(蚕)、ミンク、セーブル(イタチまたはテン)です。人工毛より、本物のまつ毛に質感が近く、値段はシルク<ミンク<セーブルの順で高くなります。
 
シルクは固めで弾力があり、カールが長持ちします。ツヤがあってまとまりやすいので、少ない本数でも自然に仕上がるのがメリットです。ミンクは柔らかで軽く、まつ毛に負担をかけない付け心地が魅力です。独自のふさふさ感がゴージャスに見せてくれるでしょう。セーブルはしなやかで違和感が少ないので、より本物っぽく見せたい人向けです。

人間の毛はまつ毛のエクステに使えるの?

高級な天然素材ほど、本物のまつ毛と馴染みやすいなら、人間の毛こそ最適なのではないかと考えるでしょう。確かに人間の毛も、まつ毛のエクステ作成の材料に使われています。もちろん、生きている人が切った髪の毛です。だからと言って、そのままエクステにしているわけではありません。消毒と洗浄を済ませて、繊維状に加工してから使用しています。これは他の天然素材も同じです。
 
人毛は本物と同じくらい自然ですが、値段の割に長持ちしないのがデメリットです。最近では、体毛の成分である「ケラチン」から人工毛を作る技術が研究されており、実用化されれば、本物と見間違うくらい自然で、実用性を兼ね備えたエクステが登場するかもしれません。

TPOに合わせてまつ毛エクステの原料を使い分けよう


まつ毛のエクステは安価な人工毛が主流です。動物の毛など天然素材を使うほど、自然な質感になり、付け心地も良くなりますが、値段は高くなります。原料によって独自の性質があり、それぞれにふさわしいTPOがあるので、上手に使い分けましょう。
 
人間の毛を材料にすると最も本物に近くなりますが、持ちが悪いのが難点です。開発が進んで、毛の成分を活かした人工毛が登場すれば、より気軽にまつげのエクステを楽しめるようになるでしょう。

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