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まつ毛の洗浄方法とそのメリット
近頃、「リッドハイジーン」と言って、まつ毛や生え際の毛穴を洗浄するのが人気を集めています。専用の洗浄剤も販売されているほどです。まつ毛の洗浄にはどのような方法があり、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まつ毛を洗浄しなければいけない理由
「リッドハイジーン」は、直訳すると「まぶた(Lid)の清潔な状態(Hygiene)」です。その名のとおり、まつ毛や生え際、毛穴を洗浄して、清潔な状態を保ちます。
まつ毛の生え際には、上下とも20~25個の「マイボーム腺」と呼ばれる皮脂腺があります。ここから分泌された油分は涙の膜となって、目の乾きを防いでくれます。けれども、まつ毛の生え際は普段のメイクで汚れが溜まりがちです。まつげダニの住処にもなります。そのため、毛穴やマイボーム腺が詰まりやすくなります。
詰まると、まつ毛の成長が妨げられるだけでなく、皮脂が分泌されないので、かすみ目やドライアイの原因になります。だからこそ、リッドハイジーンで定期的に洗浄するのが望ましいのです。
洗浄剤別リッドハイジーンの方法
リッドハイジーンには専用の洗浄剤を使います。pH値の高いアルカリ性の水で洗浄力を高め、頑固な汚れを落とします。サロン仕様の洗浄剤は刺激こそ少ないものの、目に入ると危険なので、まつ毛の下にコットンを敷きます。
サロンでは、まず先端に極細繊維がついたマイクロスティックに洗浄剤をつけ、汚れをかき出すように生え際や毛穴を撫でていきます。次に洗浄剤を染み込ませた2本の綿棒でまつ毛を挟み、毛の流れに沿って1本ずつ拭きます。
個人で使えるシャンプーや、洗浄剤を染み込ませたコットンもあります。どちらも2,000円くらいで購入できます。サロン用に比べるとpH値を抑えた弱アルカリ性なので、目に入っても安心です。
シャンプーならマッサージするように、まつ毛や生え際、毛穴を洗います。タイミングはクレンジングの後、洗顔の前です。コットンは、洗顔後に目頭から目尻に向かって生え際を拭き取ります。
サロンと違って洗浄力は弱めなので、2週間から1ヶ月ほど続けます。この方法でまつ毛や生え際、毛穴がきれいになれば、美容成分が浸透しやすくなり、まつ毛の発毛や成長が促されます。エクステも長持ちするでしょう。
リッドハイジーンで健康なまつ毛になろう
まつ毛を洗浄するリッドハイジーンは、まつ毛や生え際、毛穴にたまった汚れを落とし、清潔に保ってくれます。これでまつ毛が増えたり、丈夫にしたりする効果が高まり、目も健康になります。
洗浄はサロンだけでなく、自分でする方法もあります。毎日欠かさず続けるのが大事です。まつ毛が弱ってエクステが長持ちしなかったり、目が乾きやすいと感じたりしたら、取り入れてみましょう。
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