美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.03.25

作成:2017.03.22

アイリスト

敏感肌の人はつけまつげの「のり」に注意

肌荒れを気にする女性
 

敏感肌の人は、つけまつげの「のり(グルー)」でかぶれる場合があります。まぶたがかぶれると、不快なだけでなく、跡が残る恐れもあります。かぶれないようにするには、どのようなのりを選べば良いのでしょうか。

つけまつげののりが与える3つの刺激

つけまつげは、思っている以上にまぶたへ負担をかけてしまいます。まぶたは皮膚が薄いので、のりの影響を受けやすく、さらに敏感肌であれば、ちょっとした刺激にも反応します。かぶれると赤みや痒みが出たり、時には腫れたりすることもあります。あまり頻繁にかぶれを繰り返すと、黒ずんだり跡が残ったり、まぶたが垂れてしまうかもしれません。

 

のりには3種類の刺激があります。まずは含まれる成分の刺激です。特に安いつけまつげに多く使われる「シアノアクリレート」は刺激が強く、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを発生させるので、敏感肌なら注意が必要です。

 

次は、アレルギーによる刺激です。どんなに肌に優しいと言われても、ゴム(ラテックス)やアクリル樹脂に対するアレルギーがあれば、やはりかぶれてしまいます。使う前にパッチテストで確認した方が良いでしょう。

 

そして、はがす時の刺激です。つけまつげをはがす時は、同時に皮膚の角質も一緒にはがれます。本来ならターンオーバーによって新しい角質が表面に出て、皮膚は守られます。けれども、つけまつげを毎日のように使うと、同じところが繰り返しダメージを受けるので修復が追いつきません。

敏感肌に優しいつけまつげののりは?

肌状態を鏡で確認する女性
 

敏感肌でつけまつげを使う時は、できるだけまぶたに負担をかけないのりを選びたいものです。安価なものは普通の接着剤と同じ成分を使っている場合あるので、少し高めの天然ゴムやアクリル樹脂など素材の力で粘着するタイプにしましょう。保湿成分を配合したのりのつけまつげもあります。また、のり(グルー)自体がいらない つけまつげもあります。

 

つけまつげはできるだけ長持ちさせたいものですが、敏感肌なら強度が高いのりは避けた方が無難です。部分的にのりがついているつけまつげは、接地面積が少ない分だけ、まぶたへの負担は少なくなります。はがす時はぬるま湯でのりをふやかしたり、リムーバーを使ったりするなどして、刺激をなるべく与えないようにしましょう。

 

他にもアイプチ用ののりが、つけまつげにも流用可能で低刺激で使いやすいでしょう。のりではなくテープで代用する方法もあり、医療現場で使われるテープと同じ素材・成分のものも販売されています。

まぶたに負担をかけないのりを使おう

保湿商品
 

敏感肌でつけまつげののりにかぶれるなら、何が原因なのか確認しておきましょう。成分やアレルギー、粘着力のせいかもしれません。医療用の成分を含むなど、できるだけ肌に優しいのりを使いたいものです。

 

つけまつげを外した後のまぶたは、角質がはがれて水分が逃げやすくなっています。しっかり保湿ケアしてあげましょう。時にはつけまつげを使わない日を設けて、皮膚を休めるのも大切です。

Author:美プロ編集部

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