まつ毛パーマをかけるにはサロンで施術を受けるのが一般的ですが、最近ではセルフでかけられる専用のキットも販売されています。
どのようなやり方で、どんなメリットやデメリットがあるのか確認してみましょう。
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意外と簡単?セルフでまつ毛パーマをかける方法
セルフでまつ毛パーマをかけられるキットには、パーマ液やグルー(接着剤)、ロット、スティック、コットン(またはガーゼ)が含まれています。これで3,000~4,000円くらいです。下まつ毛用のロットが付属したキットもあります。
使う時はロットをまぶたに固定し、まつ毛を持ち上げて巻き付けるようにグルーで貼り付けます。
ロットはサイズ違いで数種類あり、大きくなるほどパーマをかけやすく、小さくなるほど強くカールできます。
スティックでまつ毛の流れを整えたら、パーマ液をなじませます。グルーもパーマ液も、容器から直に塗るやり方では液だれしやすいので、綿棒につけてから塗る方が安全です。目に入ってしまったら、すぐに洗い流して病院で診てもらいましょう。
説明書で指定された時間が経ったら、コットンでグルーやパーマ液を拭き取り、ロットを外します。
このやり方でかけたまつ毛パーマは1ヶ月ほど持続します。美容液を塗ってケアすれば、より丈夫になるでしょう。
キットを使ったセルフまつ毛パーマの手順
- キット内のロッドに付属のグルーを塗布し、まぶたの形に合わせて固定する
- ロッドの表面にもグルーを塗布する
- グルーが完全に乾かないうちに、まつ毛をロッドの表面にバランスよく貼り付ける
- ロッドを使って、貼り付けたまつ毛全体にパーマ液1を塗る
- パーマ液がしっかり乾くまで、15~20分程そのまま待つ
- 次に、パーマ液2を塗る
- パーマ液1と同様に、15~20分程度乾くのを待つ
- まつ毛が絡まないように、ゆっくりとロッドを取り外す
- 完成!
セルフキットを使って自宅でまつ毛パーマを行う場合でも、1時間程度で完了させることができます。熱を当てないまつ毛パーマなので、まつ毛へのダメージも比較的少なくて済むのが特徴的。
下まつ毛の場合は、上まつ毛よりも細くて弱いため、ロッドを無理矢理取り外すとまつ毛まで一緒に抜けてしまうことも・・・。十分に注意して、丁寧に行うようにしましょう。
コスト面や手軽さがメリット
メリット1 コスト削減ができる
セルフのキットでまつ毛パーマをかければ、サロンで施術を受けるよりも安上がりです。サロンは安いところでも2,000円、高いと10,000円以上かかります。
キットのロットやスティックは洗って再利用できるので、グルーやパーマ液を買い足せば、半年から1年ほど使えるでしょう。
同じペースでまつ毛パーマをかけるために、サロンで施術を受けると考えたら、年間で最低でも2万円以上かかります。セルフまつ毛パーマにすることで、年間数千円~数万円の節約に繋がるのが大きなメリット。
メリット2 忙しくても自宅で手入れできる
まつ毛パーマが取れかけてきて、向きがバラバラに…。だけど仕事が忙しくてサロンに行く時間がない!という方も多いですよね。そんな時でも、自宅でできるセルフまつ毛パーマなら夜寝る前の30分程度でササッとお直しをすることができます。
忙しくてサロンに通えない時も、好きなタイミングで使えるセルフのキットは重宝するでしょう。
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リスクも仕上がりも自己責任なのがデメリット
デメリット1 リスクを伴う
グルーやパーマ液が目の中に入ってしまうと、大きなトラブルになってしまうことも。そもそもサロンでまつ毛パーマの施術を受ける場合には、必ず美容師免許を取得したスタッフが行います。繊細な目元の施術だからこそ、それなりのリスクを伴うのです。
もし誤って目の中にグルーやパーマ液が入って炎症してしまった場合には、必ずすぐに水で洗い流し、眼科を受診するようにしましょう。
デメリット2 仕上がりの綺麗さ
また、仕上がりに関してもやはりサロンで行った方が綺麗に仕上がるというのが事実。「こういうデザインにしたい!」と思っても、どうしても希望通りに仕上げるのは至難の業。
セルフでは、まつ毛が束になってくっついたり、毛の流れがバラバラになったりしがちです。さらに近視や乱視では、作業しづらくて不便かもしれません。
デメリット3 モチの良さが異なる
サロンで仕上げると、平均して1か月~1か月半くらいはカールが持続します。ただ、セルフでパーマをかける場合にはそこまで持続力が無いという点もデメリットの1つ。パーマ液を塗ってからの待ち時間が短かったり上手くロッドに貼り付けられていなかったりすると、持続力が1か月に満たないことも。
セルフとサロン、目的に応じて使い分けよう
まつ毛パーマは専用のキットを使えば、セルフでも簡単にかけられます。サロンで施術を受けるよりもずっと安上がりで、時間の制約もありません。
その代わり、トラブルが発生しても自己責任であり、サロンほどきれいに仕上がらない場合もあります。キットを使う時に大切なのは、説明書の指示に従い、丁寧に行うことです。
メイクを簡単にするのが目的ならセルフ、デートやパーティーに備えるならサロンと、目的に応じて使い分けると良いでしょう。