普段何気なく使っているつけまつげですが、実は毎日つけているとまぶたに大きな負担をかけてしまっているのです。そして、ただでさえまぶたへの負担が大きいつけまつげの取り方を間違うと、知らず知らずのうちにまぶたの皮膚が垂れ下がってしまっていた、なんて事にもなり兼ねません。
そんな恐ろしい事を出来る限り防ぐ為にも、まぶたへの負担を抑えたつけまつげの取り方をご紹介しましょう。
つけまつげの正しい取り方
ボリューム感が欲しいからと言って、毎日つけまつげを重ね付けすることはできる限り避けましょう。まぶたに重い物を乗せれば乗せるほど負荷が大きくなり、たるみの原因になってしまいます。
さらに、つけまつげ以上にボリュームが欲しいからと、つけまつげの上からマスカラを塗る人もいるかもしれませんが、これはつけまつげとマスカラの負荷の両方がまぶたにかかってしまいますので、あまりオススメできません。
ここぞ!という日にだけ重ねて付けることは問題ありませんが、普段はなるべく軽くて自分の目に合ったものを付けるようにし、まぶたへの負担を極力減らしてあげることが必要になります。
正しい取り方は?
お湯を使って取り外す
つけまつげの正しい取り方は、メジャーな方法として2パターンありますが、1つめは、お湯を使う方法です。
コットンやティッシュにぬるま湯を浸して軽く絞り、まぶたの上で15~30秒程度軽く押さえます。グルーがふやけてきたら、目尻からゆっくりと剥がしていきましょう。思い切りまぶたを引っ張って無理矢理はがす方法を続けていると、いずれまぶたの皮が伸びて目元のたるみを引き起こしてしまいます。また、無理にはがすことによってつけまつげ本来の形状を損ねてしまうことも。
そうならないために、なるべくグルーの接着力を落とした状態で優しく取り外してあげて下さい。
専用リムーバーを使って取り外す
もう1つの方法は、つけまつげ専用リムーバーを使う方法です。このリムーバーも使い方はお湯と同じで、コットン等に液を付けて接着剤に優しく押しつけ、浸透したらゆっくりとつけまつげを剥がしていきましょう。
お湯ではなかなかはがせない強力なグルーも、専用リムーバーなら簡単にはがすことができます。少し強めのグルーを使った日やつけまつげを重ね付けした日には、この方法で取り外すことがおすすめです。
NGな取り方は?
思いっきり引っ張って取るのは絶対NG!
グルーでしっかりと接着したつけまつげを、思いっきり指で引っ張って取り外すのは絶対にNGです!皮膚まで引っ張られてしまい、数年後にはまぶたの皮膚が垂れてしまうことに繋がりかねません。まぶたの皮膚はとてもデリケートなので、無理に外すことは避けるように気を付けましょう。
取り外した後の、正しい保管方法は?
正しい方法で取り外した後は、長持ちさせるために正しく保管することも大切。せっかくお気に入りのつけまつげを見つけたのなら、できるだけ再利用して長く使いたいですよね。
まぶたから取り外した後でも、つけまつげ本体にまだグルーが残っていることがほとんど。そのまま保管するのではなく、グルーも綺麗に拭き取って保管するようにしましょう。
- 専用リムーバーをしみ込ませたコットンで包み、しばらく時間を置いてから指で優しく剥がす
- 伸びてしまったまつ毛を、少し指でしならせて形を元に戻す
- 専用のケースに戻して保管する
(リムーバーが無い場合はぬるま湯につけてもOK)
つけまつ毛は正しく手入れをして綺麗に保管をすれば、10回以上使用できる場合もあります。グルーやゴミがついたままで保管してしまうと、次に使用する時に目を傷つけてしまうことや目の中に菌が入り込んで炎症を起こすことも。
必ず毎回綺麗な状態に戻した上で、正しく保管をするようにして下さいね。
まぶたへの負担
くるんとカールした長いまつげは、女性にとってとても魅力的。できれば毎日しっかりとまつげをカールさせたいですよね。
しかし、実は普段使っているマスカラやビューラー、つけまつげ等はまぶたにとって、とても負担の大きいものなのです。
関連記事:つけまつげを上手に付ける方法
つけまつげをつけた状態でまぶたを持ち上げるという事は、1年間で100㎏近い物を1cm持ち上げるほどの負荷がかかっているとも言われています。
その上、つけまつげの取り方を間違ってしまうと、自分のまつげを抜いてしまうことも・・・。一生付き合っていく大事なまつげとまぶただからこそ、正しいつけまつげの付け方と外し方を身に付けるように心がけましょう。
正しい付け方も学びましょう
正しく取り外す方法だけでなく、正しく付ける方法も知っておきたいですよね。
初めてつけまつげを付ける方も今まで独学で付けていた方も、改めて正しい付け方を見ていきましょう。
- ケースからゆっくり取り外す
- 両手で端を持って、何度か曲げて柔らかくする
- グルーを塗る前に、まず自分の目のどの辺りに付けるのか当ててみる
- 余分な長さはカットする
- 全体にグルーを塗る
- まずは中央を付けて、次に目尻、目頭の順番で付けていく
- グルーが乾いたらまつげが上を向くように少し下から押し上げる
- ビューラーで自まつげとつけまつげが馴染むように、優しくカールする
目頭の部分と目尻の部分の端は取れやすいので、特にしっかりと塗るように注意!
すぐに手を離すと落ちてしまうので、10秒程抑えておくようにしましょう。薄く目を開いた状態で行うのがポイント。
ちなみに、つけまつげを付けた後だとグルーがくっついたりしてシャドウにに塗りムラができてしまうので、アイシャドウやアイラインなどのアイメイクはすべて終わらせた状態で、最後につけまつげを付けるのがおすすめです。
最後にまつげと目の粘膜の間を黒のアイラインで穴埋めしたら、つけまつげが自然に目に馴染んで見えるようになるはず。
関連記事:つけまつげを上手につける方法とは
つけまつげと上手にお付き合い
つけまつげの負荷がある程度かかってしまう事はしかたありませんが、それ以上の負荷はかけたくないですよね。
関連記事:自まつげに負担のかかるアイメイクとは
あまりに負荷がかかりつづけていると、まぶたが上がりにくくなる、眼瞼下垂症という病気になってしまう事もあるかもしれません。それを防ぐためにも、普段からつけまつげと上手にお付き合いし、まぶたへの負担を減らしてあげましょう。
ちょっと目に負担をかけすぎたな、と思った時は優しく目のマッサージをしたり、目のエクササイズをしたりできると良いですね。