つけまつげは和装と合わないように思えますが、上手に使うと美しく品良く見せてくれます。ポイントはナチュラルに仕上げること。どのような点に気をつけて、つけまつげを選べばいいのか確認しましょう。
つけまつげで着物美人を演出しよう
和装をする時のメイクは、目鼻立ちや口元をくっきりさせつつ、平面的に仕上げるのが基本です。まつげをマスカラで盛ったり、パーマでカールしたりすると立体的になってしまうので、つけまつげを上手に使いましょう。
着物美人の魅力は切れ長の目です。だからメイクも目尻に重点を置きます。
つけまつげを選ぶ時も、まぶた全体につけられるタイプより、部分的につけられる短いものが使いやすいかもしれません。目尻に集中させれば、簡単に切れ長の目を演出できます。
和装のつけまつげはクオリティにこだわって
和装では、伏し目がちな表情をすると、おしとやかで上品に見えます。特に長いまつげが作る翳りは、アンニュイな色気を醸し出してくれるでしょう。
もし自分のまつげが短いなら、毛が長いタイプのつけまつげをまぶた全体につけると、より伏し目を美しく見せてくれます。
当然、毛が長くなる分だけ品質は重要です。100均等安価で売られているのは、はっきりした色と光沢がある質感なので、どうしても浮いてしまいます。和装には奮発してナチュラルで柔らかいつけまつげを選ぶと良いでしょう。色はブラウンやグレーがかった黒が合いそうです。
カジュアルな着物なら遊び心もOK
一方で、あえて定番を崩して、派手なメイクをする和装も増えています。例えば成人式や結婚式など、友達同士で盛り上がりたい時です。つけまつげなら、本来はNGとされるカールや、ラメの装飾などもよく見られます。
そのようなメイクが似合うのは、やはりカジュアルな着物です。洋服と同じ素材が使われ、自由にアレンジできるので、立体的なメイクでも違和感がありません。若い方なら、現代的なファッションと受け入れられでしょう。ただし、昔ながらの正統派の和装をするなら、ナチュラルで控えめな方が似合うでしょう。例えばお子さんの付き添いやお茶会、お祝いの席などです。
和装とつけまつげで落ち着きのある女性に
和装を着ている時のつけまつげは、目を切れ長にしたり、伏し目を美しく見せたりする効果があります。着物に合わせて、平面的で派手になり過ぎないメイクを心がければ、落ち着きのある大人の女性を演出できます。
逆にカジュアルな着物であれば、つけまつげにカールをかけたりラメをつけたりするなど、遊び心のある使い方ができます。ただし、場をわきまえていないと浮いてしまうので、上手に切り替えましょう。