人気や需要が高まっているアイリストですが、一方で節約やサロン通いのわずらわしさから、セルフでまつ毛エクステを行う人もいます。
お客様が自分自身でまつ毛エクステを付けた場合とサロンでアイリストが施術した場合のそれぞれのメリットなどを比較してみました。
セルフでまつエクする人が増える理由
アイリストが存在しながら、自分自身でまつ毛エクステを付ける人も増えてきたのは、同じ美容サービスのネイリストと同じような理由があります。
まず、コスパの面。人件費や設備などの維持費がかかる分、サロンで依頼すると5,000円前後の料金が発生しますが、自分で行う場合は材料費のみです。初回こそ道具代もかかってしまいますが、セルフまつエクのキットを購入すると3,000円前後。6割ほどの金額で済みます。
次に、時間の拘束に対するストレスです。人に施術してもらうのは、その間リラックスして待っているだけなので、ちょっとした休憩時間になるメリットがあります。しかし同時に、予約をした時間でなければならなかったり、サロンの営業時間内でなければならなかったりと制限が存在します。
セルフで行う場合は、極端に言ってしまうと深夜や早朝でも自分の好きな時間に行うことが可能です。
この点だけを比較すると、やはりセルフの方が魅力的に感じてしまうのは仕方のないことかもしれません。
セルフの危険性の周知でアイリストの価値を知ってもらう
セルフにはセルフのメリットが存在しますが、それでアイリストの存在意義が崩れるわけではありません。アイリストというプロに施術してもらう安心感や仕上がりを求めて、お金や時間を消費する人も多いです。
アイリストに依頼するメリットは、正しい方法で安全に、そして綺麗な仕上がりでまつ毛エクステが付けられることです。
初心者がセルフで行う場合、慣れていない事で自己流になるケースが多く、つけまつ毛感覚で地肌に付けてしまったり、パッチテスト不足でアレルギーに見舞われたりします。
他にも化粧をしたまま、あるいはコンタクトをしたまま行ったり、施術後すぐに入浴してしまうことでグルーが溶けだし、トラブルに発展することもあります。溶けたグルーが目に入り込むと、最悪の場合は角膜を傷つけてしまいます。
アイリストによる施術はこれらのリスクを軽減させてくれ、正しい施術は自まつ毛を守ることにもつながります。余計なストレスをかけずに済み、抜けやすい状態になるのを避けられます。
また、美容師免許を所持していなければアイリストとしての施術はできない点もポイントです。薬剤を使用する以上、人の肌や薬剤に関する知識をしっかりと学んでおく必要があり、うわべだけの技術を真似したところでいざという時の対処はできません。
トラブルを避けるには、美容師としての知識も有したアイリストに依頼するのが最も安全であり、コスパとは比較のしようがない価値でもあります。
まつ毛のスペシャリストとしての集客
セルフでまつ毛エクステを行うことと、プロのアイリストに依頼した場合とを比較し、いかに自分自身でまつ毛エクステを行うことがリスキーかを知ってもらいましょう。
危機感を抱いてもらうことで、きちんとしたアイリストに頼もうかなと思ってもらいやすくなります。
もちろん、予約方法の簡易化やスタッフの接客の質をアップするといった親しみやすいお店づくりも大切です。
プロに依頼することのメリットと、選ばれるお店作り。この両方を上手にアピールして、セルフ派のお客様にもお店のファンになってもらいましょう。