アイリストが1日に施術できる人数は限られており、一般的には予約を入れ過ぎることは好ましくないことだとされています。
では、具体的には1日に何人の予約を入れられるのでしょうか。また、予約を入れすぎた場合どの様なトラブルが発生するのでしょうか。
フルタイム勤務で最大7人
もちろんアイリストの勤務時間によって上限数は異なりますが、フルタイム勤務(8時間)で7人程度が上限になります。
1人1人が短時間の施術であったり、よほどアイリストに体力があるのであれば別ですが、それを超えると労力的に厳しくなってしまい、歩合制でお給料は多くても心労が溜まってしまいます。
予約を入れ過ぎるとクオリティ低下につながる
1日の予約数を増やしすぎると、1つ1つの施術のクオリティ低下に繋がります。
「次のお客様に響く」焦りやスイッチのオンオフの多さ、それから単純な勤務時間の多さで質が下がり、場合によっては施術時間被りをしてお客様に直接の迷惑をかけるかもしれません。
当然ですが、これらの出来事は常連客が離脱するきっかけや新規客のリピーター化に失敗するきっかけを生み出します。
低単価なまつエクサロンは量をこなすことが利益に繋がるため、お店や会社の方針で仕方ない部分もあるかもしれません。しかし、高単価なまつエクサロンでは、クオリティの低下やスケジューリングミスは命取りとなります。
「合わない」と感じたら転職を
この記事を読んで下さっているアイリストさんの中には、「うちは1日に10人もこなして、ヘトヘトなんだけれどもこれが業界の常識なのかな」と思っている人もいるでしょう。
ですが、まつエクサロンによって常識は異なります。1日5人が目安のサロンもあれば、3人が目安、7人が目安のところもあり、それぞれのサロンに長所や短所があります。
もし、今現在「体が壊れそう」だと感じているのであれば、体力作りより先に転職をすることをおすすめします。あなたが現在働いているサロンでの”普通”は、業界での”異常”かもしれません。
アイリストは詰め込みすぎに要注意
アイリストは勤務時間内であれば、ある程度スケジュールの調整は効きます。ですが、スケジュールを詰め込み過ぎると心労が溜まってしまい、場合によってはこの業界から退く事態になるかもしれません。
スケジュール管理も仕事の1つですので、施術が無理そうであれば断って別の日程に変更する勇気を持ちましょう。場合によっては転職する勇気も必要です。
どんな仕事であっても、最も大切なのは自分のメンタルや体の状態です。そのメンタルや体を完全に壊さない施術法やサロンを見つけたいところです。