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原因から考えるアイリストの手荒れケア

手荒れを気にする女性
カラーやパーマ剤などの強い薬品を扱う美容師に多いと思われがちな手荒れですが、実はアイリストの方々も手荒れに悩んでいる方が意外と多いです。
 
薬品や水を扱うイメージはあまりないアイリストが手荒れに悩む原因と、美しい手元を保つケアの方法をご紹介していきます。

施術ごとの消毒が肌への負担に

お客様の皮膚に触れるアイリストは、衛生面でも厳しいルールが設けられています。
 
まつ毛エクステに使用する器具はもちろん、アイリスト自身も施術のたびに消毒をします。アルコールでの消毒は肌への負担も多く、度重なる消毒や手洗いは肌に必要な水分や油分を奪ってしまいます。
 
肌に油分が少なくなると、肌表面を守るバリアがなくなり、トラブルを起こしやすくなります。さらに水分も少ない状態だと、皮膚の生まれ変わりが遅くなるため、かぶれや手湿疹の治りが遅くなり、何度も繰り返すようになります。

施術室の空調も手荒れの原因に

夏は冷房が効いた涼しい部屋、冬は暖房の効いた温かい部屋での施術になります。1日中空調の効いた部屋にいると、室内の湿度はどんどん下がるため、肌の水分も奪われ、乾燥肌になります。
 
乾燥した部屋で1日中過ごし、施術のたびの消毒で手の水分と油分が失われれば、肌のバリア機能も失われてしまいます。結果、外からの刺激が入りやすい状態になり、かゆみ、赤み、湿疹、あかぎれを起こしやすい肌になります。

手荒れを防ぎ繰り返さないケア


乾燥などで手荒れを起こしやすいアイリストが美しい手元を保つためのケアについてご紹介します。
 
おすすめは、やはりハンドクリームの使用です。
 
まず、肌を守ることを意識しましょう。ハンドクリームには油分が含まれているため、手の表面を覆い、肌内部の水分を逃がさない働きをしてくれます。
 
保湿成分が入ったものや、乾燥によりかたくなってしまった肌を柔らかくしてくれる成分が入っているものがあれば、ぜひ利用しましょう。
 
仕事中の使用が難しければ、夜寝る前に使用してください。こまめに塗るのが難しいと思われがちなハンドクリームですが、常に持ち歩くことが大切です。
 
枕元に置いて寝る前に思い出して塗りやすいように、カバンに入れてちょっとした時間にも取り出して塗れるように、などこまめに使えるよう持ち歩くことが大切です。
 
また、ハンドクリームより手軽な方法としては乳液や化粧水を顔のケアで利用する際に手荒れの気になる部分に一緒に塗ることです。
 
この方法であれば、ハンドクリームほど保湿効果は見込めないものの、仕事中のべたつきも気にならず、手軽に保湿することができるのでおすすめです。

手荒れの原因を知りそれに沿ったケアを


お客様の肌に触れるアイリストの手が、カサカサかすべすべであるのかも、お客様は無意識にリピートするかどうかの判断基準のひとつになっているはずです。
 
手元は年齢が出やすい場所です。アイリストならではの乾燥の原因を知り、それに合ったケアを心がけましょう。

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