アイリストによって違いはありますが、基本的にまつ毛エクステ後のビューラー、マスカラはお客様にオススメするべきではありません。
しかし、お客様の中にはどうしてもマスカラやビューラーを使いたいという人もいます。
そんな時にアイリストはどのような商品を紹介するべきか、またどういった点に注意していただくべきかなど、お客様に伝えるポイントをご紹介します。
ビューラーはあまり使用しないほうがいい理由
まつ毛エクステをつけた後もビューラーを使いたいというお客様には、まずはカールが強いエクステをつけることをオススメしましょう。
そもそも、ビューラーやマスカラ自体、自まつ毛のカールを強く、そして濃くハッキリ見せる役割をしています。カールの強いまつ毛エクステつけることで、ビューラーの必要性を限りなく低くするために、アイリストはデザインの提案をするようにしましょう。
そして、まつ毛を挟むタイプのビューラーはエクステのモチがとても悪くなるというリスクを伝えましょう。ひどい場合にはまつ毛エクステや自まつ毛自体を痛める原因になることもあります。
ただ「それでもどうしてもビューラーが使いたい」というお客様には、まつ毛を挟まないタイプのホットビューラーをオススメしましょう。挟まないタイプのホットビューラーを使用すると、まつ毛エクステの抜け落ちを軽減することができます。
マスカラはお湯で落ちるタイプのものを
まつ毛エクステをつけていても、マスカラを使いたいというお客様は、実は結構多く、まつ毛への負担を考えても利用する方がいらっしゃいます。
まつ毛エクステをつける際に、太めのエクステを選んだり量を増やしたりすることで、マスカラを塗ったときのように、ボリュームのあるまつ毛にすることができます。エクステのカール同様に、デザインの提案をすることで施術後の負担を低くすることもアイリストの役割です。
また、デザインだけでなくマスカラを利用されるお客様にはお湯で洗い流せるタイプのマスカラをご紹介しましょう。
クレンジング剤などでこする必要のあるマスカラは、まつ毛エクステが抜けるのみならず、自まつ毛ごと抜け落ちてしまうことがあります。
自まつ毛が抜けてしまうと、次回のまつ毛エクステの施術の際にお客様の希望するデザインにできなかったり、そもそもエクステ自体が付けれなくなるケースもあることを伝えるようにしましょう。
マスカラ・ビューラー使用時のリスクはしっかりと伝えましょう
いろいろな商品の紹介をしましたが、やはりまつ毛エクステのモチを良くするためには何も付けないのが1番です。
ただ、マスカラやビューラーを使いたいとおっしゃっているお客様に対して、「ダメだからダメ!」と強く伝えすぎると、利用しづらいサロンの印象になってしまいます。
あくまでお客様のご要望に耳を傾ける姿勢を忘れず、リスクを伝えつつもホットビューラーや簡単に落とせるマスカラを紹介し、気持ちよく施術を受けてもらえるよう工夫するのも、立派なアイリストの仕事なのです。