2005年辺りから普及してきたまつエク。元々は女性向けの美容としてスタートしたまつエクですが、現在では男性専用サロンがオープンするなど、男性の間でも広がってきました。では、男性はまつエクに何を求めているのでしょうか。
男性が求めているまつエクとは
男性はまつエクによって何を得たいのでしょうか。まつエクをされる男性の方は、営業マンや社長などといった他人と会う機会が多い人がほとんどです。
このようなお客様は「目をキレイにすると見た目が変わって相手に好印象を与えられる」と実感しているようで、一度施術したらパッチリ目が癖になり、リピーターになるお客様も多くいます。
このデザインでこの印象になる
アイリスト向けに、実際に男性のお客様が来られた時のためにデザインや長さ、太さなどを解説していきます。
女性用のまつエクではカールを強くさせるほど華やかな印象になりますが、男性の場合カールを強くすれば親しみやすく優しい印象に、反対にカーブを減らせばキリッと男前な印象になります。
また、女性は「気付かれるかな?」くらいが丁度良いのに対し、男性は「気付かれない」くらいが丁度良いです。
片目40〜50本でスタートする場合が多くまつエクサロンではJカール、Cカール、Dカールが主に用いられますが、カーブの緩いJカーブの使用が多い反面Dカールは滅多に使用しません。
まつエクの太さは細くなればなるほどナチュラルになりますが、0.1mmと0.12mmが主流になっています。女性の場合0.15mmを好むお客様もいますが、0.15mmはマスカラを塗った感じがあるため男性には不向きです。
長さは6mm〜8mmが目安となり、女性の9mm〜13mmに比べるとかなり短くなります。素材はナチュラルに仕上がるセーブルやミンクが多用されています。
男性にまつエクを説明する時は論理的、具体的に
「男性脳」「女性脳」と言われますが、男性は女性に比べて美容に関する知識が少なく、そして数字や論理、スペックなどといった明確化できるものを重視します。
男性に対してまつエクを説明する際は、論理的で具体的、そして初心者にも優しい説明を心がけていきましょう。
男性もまつエクをする時代にアイリストがするべきこと
男性がまつエクをするようになった今、アイリストは男性向けに分かりやすいマツエクの解説をしなければなりません。
男性は女性とは違った特性を持っていますので、その特性に合わせて分かりやすくデザインなどの解説をし、男性が求めているゴール(ナチュラルに目を強調したい)まで導きましょう。
男性は比較的経済的に余裕があるお客様も多く、一度心を掴んだら長く愛用してくれますので、販売戦略の一環として力を入れておきたいポイントです。