アイリストは接客業のため、どう対応したら良いのか分からないような困ったお客様にも時には遭遇します。今回はそのようなお客様への対応に関して、やってはいけない対応や最適な接客方法をお伝えしていきます。
アイメイクを落としていない
まつエクサロンのHP上はもちろん、ネットの記事でも「アイメイクは落としてきてください」と書かれています。しかし、お出かけの後や仕事の後にまつエクを予約する方も多いはず。そうなるとどうしてもアイメイクを綺麗に落とした状態で来店することは難しく、ビューラーやマスカラなどでアイメイクをしたままで来店されるお客様が多く見られます。
自まつげにマスカラなどのメイクをしている場合は、まつ毛エクステが取れやすくなることを丁寧に説明し、別途クレンジングを行ってもらいましょう。また、エクステが取れやすくなるだけでなく、炎症反応が起こる可能性があることも話しておきましょう。
毎朝ホットビューラーをしていたり、まつげパーマを施してから3ヶ月が経過していないお客様はまつ毛へのダメージが大きく、施術できないこともあります。そういった場合は次回の来店予定をお伺いして、柔らかい言葉で理由を説明しましょう。
途中で目を開ける
まつエクの施術の最中に眠るお客様も多く、そのようなお客様がふとした拍子で目覚めた時に多い施術トラブルです。施術中の場合、目覚めた瞬間に目の前に鋭利なツイーザーが見え、驚かれてしまうことも多々。
途中で目を開けてしまったお客様には安心していただけるようお声がけしましょう。目が開いている間はもちろん施術の手を一度止め、「施術中ですので、終わるまで軽く目を閉じておいて下さいね」と優しく注意しましょう。
目がパチパチしている・動く
まつエク初心者のお客様に多い施術トラブルです。まつエク初心者の方は、これから自分の目に細いメスみたいな道具でまつ毛の生え際を触られるため、緊張していることがほとんどです。
緊張はまぶたの筋肉に伝わり、お客様自身は動かそうとせずとも自然とパチパチ動いてしまうもの。
この場合は、まつエクを付ける前にホットタオルで目元をリラックスした状態にしてあげてください。あたためられてリラックスさせてあげると、目元の痙攣や眼球の動きも自然と落ち着くはず。
あまりにも目をパチパチしたり、ピクピクが収まらない場合は、リラックスさせてあげるために楽しく会話をして少しだけ施術中断して安心させてあげましょう。目元が疲れている可能性もあるので、頭から目元にかけて優しくマッサージしてあげるのも効果的です。
それでも収まらない時は、目が動いてしまって施術がしにくい状況にあることをご理解いただき、施術をお断りするケースもあります。
その後、しっかりとカウンセリングを行い、不安な点や緊張感をある程度その日のうちになくしておくことが重要です。疲れからきている場合は、予防策などをプロのアイリストとしてアドバイスしてあげましょう。
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アイリストの接客あるあるはお客様に寄り添った対応を
アイリストの接客あるあるとしても挙げられる困ったお客様の対応は、とにかく否定をせず上手に注意するために、理由をしっかりと伝えることが重要となります。
ここで否定してしまうとお客様は離れていってしまう可能性が高まります。こうならない様な対応が自然とできるようになっておきたいですね。技術重視の施術をする方や、新人アイリストには少し難易度の高い事かもしれませんが、これらの接客ができれば人気アイリストになって独立開業も遠くないかもしれません。
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