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アイリストの人手不足はなぜ?その理由とは

多くの人たちが行き交う様子
近年、アイリスト市場は慢性的な人材不足に陥っています。アイリストにとっては「すぐに次のサロンが見つかる」ほど、就職率としては高い水準を保っています。では、何故アイリストの人数は不足してしまったのでしょうか。

サロンも高スピードで増加している

2014年時点での話になりますが、エステ市場が3600億円なのに対して、まつエク市場は約1500億円もあるとされています。
 
都市部では頭打ち状態になっているものの、地方では需要と供給が一致しておらず、これからもまつエクサロンやトータルサロンは増加すると予想され、現状ではサロンが新しく開設される度に人材不足が加速すると見込まれています。

プロになるまでに費用と期間が必要

まつエクで施術をするには美容師免許が必要です。
 
その美容師免許は全日制の昼間コースでも2年と100万円がかかり、通信制は費用面では40万円と安いものの、3年はかかります。また、美容師をする場合はそのまま美容室に就職すれば良いですが、アイリストになる場合はスキルを養うためにまつエクスクールにも通わなければなりません。
 
さらに、実際にアイリストとして施術をしていると道具が破損したり、不足したりします。その道具を揃えるにも費用が必要になり、アイリスト市場は夢を目指している人が夢に行き着くまでのハードルが高いのです。

練習台となるモデルの不足も背景に


SNSが私たちの生活に当たり前のように普及した現在でも、新人アイリストの練習台となるモデルは不足しています。
 
新人アイリストがまつエクの練習をする場合はベテランアイリストが側にいる場合が多いですが、SNSを見ると店舗名なし(有名サイトへの掲載の有無が調べられず、安全性が担保できない)で募集していることも中にはあり、モデル募集から漂う不信感が原因かもしれません。
 
これはアイリスト自身が解決しやすい問題ですが、新人アイリストはSNSを日常生活のメインに置いているケースも多く、SNSをフル活用している人も少なくありませんので、案外難しい事かもしれませんね。

アイリスト市場の人材不足の解消には最低限でも時間が必要


アイリスト市場の人材不足は

 
など様々な要因が絡み合って現在のような状況になっており、そしてこれらを解決するには最低でも3年以上の時間がかかるでしょう。
 
人材不足を一刻でも早く解決したいのであれば、美容師資格を既に保持している人材に、多方面からアプローチする必要がありますね。
 
また、アイリストが一刻も早くプロとして独り立ちできるよう、学びの環境を整えていくことも今後の課題の一つと言えるでしょう。

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