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デビューを控えたアイリストの研修について


 

スクールを卒業し、いよいよアイリストとしてデビューする時。

 

未経験の人のために用意された研修はどのようなものなのか、その期間はどのくらいの長さで設定されているのかなど、新人アイリストさんの気になる情報をお伝えします。

研修期間の間に一人前のアイリストになる準備を

アイリストとしてデビューするまでには、研修期間が設けられるサロンがほとんどです。

一般的に研修中はモデルさんを利用して技術を磨き上げ、さらに技術以外の接客マナーや事務作業などの業務に携わる部分を身に付ける期間とされています。

研修の期間は?


 

アイリストとしてデビューするまでの研修期間は、1か月~3か月、長いところでは半年の長さで設定されているサロンが多数。

単純に期間のみの設定の場合もあれば、ノルマのモデル人数をこなすまでが研修期間のサロン、店舗責任者による技術チェックに合格したら研修終了のサロンなど様々です。

 

技術上達には、未経験者と美容職経験者でも差がありますし、手先の器用さやセンス、練習方法などによって個人差があります。どれくらいやれば上手くなるという基準はありません。

しかしスクールを卒業し、検定試験も合格しているのであれば、あとは実戦での経験です。実際に店舗で経験を積みはじめれば、長くても半年くらいで一人前のアイリストとしてデビューできるはずです。

研修の内容は?

研修内容はサロンによって本当に様々です。モデルさんの数も、数週間で100人近いノルマのサロンもあれば、数人こなして、あとは実際のお客様でスキルを磨いていく場合もあります。

 

技術だけではなく、まつ毛や肌に関する知識の復習や店舗にある道具の使い方、電話応対、施術前のお客様へのカウンセリングの仕方なども非常に重要ですので、講習を行ってくれるサロンもあります。

 
これらの基礎は研修期間にしっかり固めておく必要があります。また、アイリストとして働くうえで、技術と同じくらい重要なのは集中力と忍耐力です。まつげエクステはどちらかというと地味な作業です。1日何百本ものエクステをつけるお仕事は、細かい作業を集中して行う力と、単純作業を根気よく続ける力が必要となります。
 
この研修期間の間に、コツコツ努力できる力を身に付けましょう。

 

アイリストが研修で学ぶこと

アイリストの研修は、多くの場合座学による勉強から始まります。アイリストが施術を行う目元は非常にデリケートな部分なので、まつ毛や皮膚についての医学的な知識は欠かせません。過去にまつ毛エクステの施術を受けた人に「目が痛い」、「目が腫れた」などのトラブルが発生したケースもあるので、施術の際に注意することやまつ毛エクステが抱えるリスクなどをしっかり学んでいきましょう。

 

まつ毛エクステの仕組みや装着方法、使用する器具の使い方やカウンセリングのポイントも最初は座学で確認。カウンセリングに関しては、立ち振る舞いや姿勢、挨拶といった一連の流れも教えてもらう場合が多くあります。

 

次は、練習用のマネキンを使って実技の練習。まつ毛を1本ずつピンセットで装着していき、他の毛や皮膚につかないように装着していく技術を磨きます。この段階で備品の準備や配置、タオルの掛け方やテープの貼り方も確認しておきましょう。

 

マネキンでの練習が終わったら、実際に人のまつ毛にエクステを装着。基本的には研修生同士で行うか、自身で頼んだモデルやサロンが用意したモニターに対して施術します。対象となる人数はサロンによりますが、研修期間中は1日に3人の施術を行うサロンも。

 

さらに、サロン内に研修室を完備している会社や、社内でスクールを開校して研修制度を充実させているケースも。研修を終えてデビューした後も外部機関と提携して接客やマナー、マネジメントの研修を受講できる場合もあるので、積極的にスキルアップに活用していきたいですね。

研修期間の待遇

アイリスト業界は、研修期間中も給与が支払われるのが一般的。しかし、支払われる金額はサロンによって違うので注意してください。研修期間中も給与が変わらないケースもありますが、通常の額面の90%を支給金額とする、などの減額がなされる場合もあるので事前に聞いておくと良いですね。

 

場合によっては、経験の有無によって研修期間から給与に差がつくケースも。正社員の月給が22万~40万円に設定されているとあるサロンでは、経験者なら研修期間中でも額面の90%が支給されますが、未経験者の場合は研修期間中の支給額は18万円といったように大きな開きがあります。

経験者の場合は経験年数や前職での給与を考慮に入れて給与が決定されることが多いので、こちらもサロンの求人情報をよく確認しましょう。

早いデビューも可能なアイリスト


 

美容師とは異なり、上達具合によっては早めのデビューが可能なのもアイリストのメリットです。まつ毛エクステの普及により、アイリスト不足も深刻化しています。自身の頑張りによっては研修期間を短縮してのデビューも可能ですので、非常にやりがいがありますね。

研修期間に基礎をしっかり固めましょう

お伝えしたように、サロンによって期間や内容は様々ですが、アイリストデビューまでに不安な点や足りない点は、研修期間の間にしっかりなくしておくようにしましょう。努力次第で即戦力として活躍することも可能です。

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