美容スペシャリストな自分になるために
お客様から指名されるアイリストの特徴
アイリストとして、報酬面でもキャリア面でも上に行くためには、指名を獲得できるようにお客様と上手にコミュニケーションを取らなければなりません。
今回は、アイリストが指名を取るために身に付けておくと良いコミュニケーション術を紹介します。
お客様が求めているものを知る
一般的な職業ごとのコミュニケーション術に関する書籍では「褒めることが大切」、「しっかりアドバイスをしよう」などと書かれています。
しかしアイリストの場合、ほぼ全てのお客様に共通するのは「目元をもっときれいにしたい」、「顔をもっときれいにしたい」、「もっと美しく自分を演出したい」という考えです。その他に求めているものはお客様によって全く異なります。
「自分好みのメイク方法があるから、メイクのアドバイスはいらない」というお客様もいれば、「まつげエクステは初めて。付けた後のメイク方法について知りたい」と思うお客様もいます。
また、「アイリストに話しかけられたくない」と思うお客様も中にはいますので、一律に「この話をしておけば良いな」と思うのは大間違いです。
一体、お客様が何を求めているかについては、会話をしながら探っていくしかありません。
押しは少し強めに
アイリストの中には、なかなかお客様に自身や自社の商品を売り込めないという人もいます。ですが、指名を沢山獲得している人気アイリストは、お客様への良質な施術とコミュニケーション、それから少し強い”押し”で指名を獲得しています。
押しが強いと言っても、単に商品を売りつけているわけではありません。お客様の希望するデザイン、出来上がりイメージ、その後の悩みなどに関してカウンセリングから施術中に渡りヒアリングを続けます。
その中で例えば「お客様のまつ毛は乾燥している状態です。持ちのことを考えると通常料金からプラスの料金となりますが、保湿成分を含むグルーへ変更されますか?」など判断はお客様に委ねつつ、商品を自然にアピールすることが大切です。
そこで重要なのが、お客様が例えのようにおすすめした商品をお断りされた場合の対応です。
顕著に「せっかくお客様のためを思って勧めたのに」という態度を取っては、もちろん指名は頂けません。常にお客様の立場に立ったコミュニケーションを心がけましょう。今回の場合であれば「かしこまりました。では、ご自宅でのケアの際に市販でも大丈夫なので、保湿成分の含まれたまつ毛美容液を塗られると持ちが良くなりますよ」など、そのお客様ができる範囲でのアドバイスへ切り替えるようにすること。
上記のように商品を押しつつも、常にお客様目線でのコミュニケーションの取り方で、お客様は「断っても良心的な対応をしてくれる」アイリストとしての印象をもってくれるはずです。サロンによっては、アイリスト一人ひとりに自分の名刺を持たせてくれる所もあります。また、無い場合でも自身で作っておき、お客様に渡してみましょう。ただ、これらのテクニックを歓迎していないサロンもありますので、勤務するサロンのルールを確認してみて下さいね。
施術が終わったら、次回リピートして来店いただくためにも「また来て下さいね」、「次の予約はどうされますか」とお客様へ聞く事も忘れずにしましょう。
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スキルアップにもつながる
指名をされることは、サロンを発展させられるだけでなく、アイリストとしてのスキルアップにもつながります。
「またあの人の施術を受けたい!」という思いから指名をもらえるようになったら嬉しいですよね。選ばれる人になれるよう、施術だけではなくコミュニケーションテクニックも磨いていきましょう。
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