美容スペシャリストな自分になるために

更新:2018.01.09

作成:2017.01.26

アイリスト

印象が良いアイリストの名刺の渡し方

名刺
お客様から指名されるアイリストになるには、施術の腕を上げるだけでなく、顔と名前を覚えてもらわなければいけません。そのためのツールが「名刺」です。お客様の印象に残るには、どのような名刺を作ればいいのでしょうか。

お客様の印象に残る名刺の作り方

初めてのお客様に自己紹介をしたり、名札をつけていたりしても、名刺を渡さなければ次の来店までに忘れられてしまうこともあるでしょう。特にアイリストはライバルの多い職業です。その中から自分を選んでもらうためにも名刺は必要になります。
 
最近はパソコンとプリンタがあれば、自分で名刺を作れます。専用紙も販売されているほどです。ただし、ビジネスマンが使う文字だけの名刺では、あまりにも味気なく、印象に残りません。逆にゴテゴテと過剰にデザインされているのも、名前以外の情報ばかりが目に入ってしまいます。
 
アイリストの名刺は、名前など知ってほしい情報が確実に伝わり、かつオシャレ心のあるデザインが理想です。表記は平仮名やカタカナ、漢字を使い、ローマ字表記は避けます。顔写真を入れると、名前とセットで覚えられます。装飾はワンポイントにとどめ、色は1つに統一して濃淡でアクセントをつけます。あとは客層に合わせましょう。

ちょっとした工夫で大切にされる名刺に

カウンセリング
名刺はちょっとした工夫で、有効活用できます。例えば、サロンを訪れるお客様は名刺入れを持っていない場合が多いので、サイズは通常より一回り小さくします。財布のカードホルダーに収まりやすく、迷子になる心配がありません。厚みのある上質紙を使うと、ポケットに入れても折れにくく、お客様も大事に扱ってくれます。
 
名刺の裏にはプロフィールを入れると、そこからお客様が共通点を見出してくれます。特に出身地や趣味、誕生日は話題にしやすいでしょう。
 
もし、サロン側で名刺を用意してくれる場合は、自分で何か書き込むことで、お客様にとって特別な一枚になります。「ありがとうございました」または「お気軽にご相談ください」といったメッセージや、シフト制なら休みの日です。必ず頭には「○○様」と、お客様の名前を入れます。

アイリストは実際にどんな名刺を使っているの?

以下では実際にアイリスト業界で使われている名刺の特徴について見ていきましょう。そもそも名刺は社会人にとって“顔”とも言えるアイテムなので、ひと目見ただけでどんな仕事なのかわかるデザインにするのが一般的。美容業界を例に出すと美容師ならハサミやヘアスタイル、ネイリストなら爪やネイルチップなどの画像を名刺デザインに取り入れることが多いようです。
 
アイリストはまつ毛パーマやまつ毛エクステの施術を行うのが主な仕事内容。そのためまつ毛を強調するように女性の目元を描いたイラストや、目をつぶっている女性の写真などを使用することが定番となっているようです。
 
また名刺に記載する情報としては、店舗情報や公式サイトのURLを載せることが多くなっているようす。名刺を見てお店を予約する人もいるので、集客アップのために電話番号を掲載することも。中にはお店で行っている施術の種類や料金を載せているアイラッシュサロンもあるようですね。
 
アイリストが名刺を作るときに意識すべきポイントは、“女性目線”を心がけるということ。アイラッシュサロンの客層は女性が圧倒的に多く、「美しくなりたい」という目的を持って店舗を利用しています。メインターゲットとなる女性層が来店しやすくなるように、名刺のデザインも華やかなイメージを演出するのがおススメですよ。
 
ほかにも名刺の裏面にスタンプを押すための欄を作ったり、スマートフォンで読み取れるQRコードを印刷したりと工夫の仕方は色々。どんな名刺をもらったら嬉しいか想像して、お客様の興味を惹くためのアイデアを練ってくださいね。
 

アイリストが名刺を作るための方法

アイリストが実際に名刺を作成するための方法や値段の相場についてもご紹介。名刺は自作することもできますが、ここでは業者に依頼して名刺を作成する際の手順を見ていきましょう。
 
まず最初に必要なのは名刺の仕様や発注枚数を決めて、担当者と打ち合わせすること。イメージと異なる名刺にならないように、どんなデザインの名刺を作りたいのか具体的に伝えましょう。方向性が決まったら見積もりを出してもらい、予算的に問題なければデザインの制作がスタート。デザイン案ができた時点でチェックできるので、完成する前に修正指示を出すことになります。
 
ちなみにデザインの修正にかかる料金については、初回は無料で対応してもらえることがほとんど。お店によって無料で修正できる回数は異なっていて、中には最大4回まで無料といったところもあるようです。
 
また、追加料金を支払えば地図を作成して名刺に印刷してくれるところもあるようす。一度データを作成しておけば次回以降も流用できるので、名刺の依頼は同じ業者に依頼し続けるほうが手間が少なく済むでしょう。
 
次に名刺の作成にかかる料金について。お店によっても異なりますが、両面印刷の場合には大体100枚で4,000円から5,000円といったところ。片面印刷の場合には割安になり、一度に発注する枚数が多ければ多いほど1枚あたりの値段は下がっていきます。

名刺は笑顔で目を見て渡そう

名刺の渡し方にもひと工夫が必要です。ただ、漠然と不愛想に渡していたのでは、何の効果もありません。自己紹介をしながら、しっかりとお客様を見て、最高の笑顔で渡しましょう。この渡し方でお客様の記憶に顔と名前が同時に残るようになります。
 
お客様が施術中の保管場所に困るようであれば、自己紹介だけ済ませて、名刺は施術後に渡した方が良いでしょう。メッセージを書き込む場合も同様です。その時もあらためて名乗りながら笑顔で渡します。

前向きな自己アピールが仕事を増やす

予約の電話をする女性
このように一枚の名刺が、様々な工夫を取り入れることで、次の指名につながる有効なツールになります。どうしてもデザインが思い浮かばない場合は、自分がもらうとうれしい名刺をイメージしても良さそうです。
 
さらに好印象を与える渡し方ができれば、より効果的です。今後の仕事を増やすためにも前向きに自己アピールして、お客様のハートをつかみましょう。

Author:美プロ編集部

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