経絡マッサージとは
経絡マッサージとは、リンパの流れを整えるマッサージのことです。東洋医学と西洋医学の概念が組み合わさって誕生しました。「経絡」を刺激しながら、老廃物が溜まらないようにリンパの流れを整える方法です。
「経絡」を刺激することによって、目に見えない五臓六腑の異変に気付くことができ、血流促進や免疫力アップなどに効果があるといわれています。身体が健康になるほか、一般的なリンパマッサージと同様の「むくみを解消効果」や「老廃物を排出する効果」も得ることが可能です。
高い効果を期待するならプロにやってもらうのが一番ですが、セルフでもできます。「まずは試してみたい!」という人のために、経絡マッサージの方法をまとめました。
セルフでもできる!経絡マッサージのやり方
足の裏
なるべく足の裏全体を揉みほぐすように、両手の親指で力強く押してください。とくに、痛いと感じるところや触れると硬いところはギュウッと押しましょう。
足の甲
足の指の付け根をグッと掴みながら足首に向かってさするように指圧します。足の指同士の間にあるくぼみに沿わせるイメージで指圧すると◎。
ふくらはぎ
足首からひざ裏にかけてぐっと掴みながらさすり上げます。つまむのではなく、手のひら全体を使って押し上げるようなイメージです。
太もも
ひざの内側から太ももの付け根にかけて、手のひらで押すようにさすり上げます。内側が終わったら外側も同じように、ひざから太ももまで押し上げてください。
背中
肩甲骨(つばさのような骨)の下に手を沿え、腰にかけて押すようにさすります。
お尻
腰のあたりからお尻までさすり下ろします。そのままお尻のフォルムに沿って、外側からぐるっとさすり上げると◎。大きく円を描くようにマッサージするのがポイントです。
お腹
おへその周りを時計回りにぐるぐるとさすってください。おへそ周りをさすり終えたら、みぞおちに4本の指を添えて、下腹部までさすり下ろします。
腕
手首を親指とそのほかの指で挟むように掴み、腕の付け根までぐっと押し上げます。
バスト
片方のバストを上下から挟み込むように両手を当てます。上に添えた手は外側に向けて、下に添えた手は内側に向けてさすってください。
鎖骨
肩口のくぼみに4本の指先を添え、鎖骨のくぼみの上をすべらせるようにさすりましょう。
首
耳の下に両手を添えます。そこから鎖骨、肩という流れでさすり下ろしてください。
顔
顎から頬全体を持ちあげるようにさすってください。それが終わったら、口角からこめかみに向けてさすります。