海外エステ「リフレクソロジー」とはどんなもの?
海外エステのひとつ「リフレクソロジー」をご存じですか?
リフレクソロジー(反射療法)とは、足の裏や手のひらを刺激すると、身体の特定部位が反射反応して変化が起きるという考え方に基づいた療法です。特に足の裏に多いと言われる「反射面」を刺激することで臓器や神経に働きかけ、人間が本来持っている自然治癒力を上げたり、疲労を改善したりすることができます。
リフレクソロジーの概念は、紀元前3000年のエジプトにはすでにあったと言われています。現在のように「ゾーンセラピー(人間の体のなかには、エネルギーゾーンと呼ばれる反射区があり、この部位を刺激することでさまざまな効果が期待できる)」という考え方が生まれたのは、1910年代のアメリカからであったと言われています。当時は麻酔技術が発展しておらず、患者の痛みを緩和するこの考え方を基礎として、「リフレクソロジー」という概念がイングハム女史によって確立しました。現在、リフレクソロジーは代替医療としてイギリスを中心にその効果が認められています。
台湾リフレクソロジーの特徴と効果
イギリスと並んでリフレクソロジーが広く認知されている国が台湾です。リフレクソロジーが台湾に伝わったのは1970年代になってから。「足が人間にとって大切な部分であり、臓器との関わりも深い」という考え方は、もともと中国で発展したと言われています。つまり、リフレクソロジーの概念は、発祥の地であるアメリカがまだ存在していないころからアジアにあり、それが近年になってアメリカで確立し、アジア圏に「里帰り」したとも言えるのです。台湾で受け入れられたリフレクソロジーは、台湾で独自の進化を遂げ、台湾の文化と融合して「台湾リフレクソロジー」が誕生しました。
一般的なリフレクソロジーがさまざまな道具を用いることが多いのに比べて、台湾のリフレクソロジーはとてもシンプル。基本的にはエステテシャンの指や腕、手のひらを使って足を刺激していく方法で施術が行われます。施術では、主に指で足の裏や手のひらに「痛気持ちいい」と感じるくらいの刺激を与えます。台湾リフレクソロジーは「エステ」としていますが、医学的なツボの概念も学んで行われるものであるため、腰痛や便秘などに対してもアプローチができると言われています。
日本でも台湾リフレクソロジーを扱う店は増えていますが、日本で受ける場合は、やはり電話をして予約してからの方がよいでしょう。
台湾ではこのような台湾リフレクソロジーを行う店が数多くあり、飛び込みでも施術してもらうこともできます。海外旅行のときにはぜひ利用してみてくださいね。