歯のホワイトニングは歯医者さんでやるものというイメージが強いですが、最近はホワイトニングを行っているエステサロンも増えています。
エステで行うホワイトニングとは
エステでのホワイトニングというと、エステティシャンが歯に薬剤を塗って歯を白くしてくれるのをイメージする人も多いと思いますが、実はそうではありません。口腔内に対して何らかの施術を行うことが法的に許されているのは医師や歯科衛生士だけです。国家資格のないエステティシャンがホワイトニングを施せば違法行為となります。
そのため、エステでのホワイトニングは「セルフホワイトニング」と呼ばれていて、お客様に自分でホワイトニングの施術をしてもらいます。エステティシャンが行うのは、やり方の説明と機材やスペースの提供のみ。
エステでのホワイトニングの流れ
エステでのセルフホワイトニングの流れを説明します。
始めに、エステティシャンがホワイトニングのやり方を説明し、お客様に歯を磨いてもらいます。このときに、自身の歯の色をチェックしてもらいます。
次に、お客様が自身の歯に薬剤を塗布。その歯に、LEDライトを約15分照射して歯磨きをしたら終了です。
歯医者さんでのホワイトニングは1時間くらいかかりますが、エステサロンでのセルフホワイト二ングは30分程度。しかし、1回では効果を十分に実感できない場合は、複数回施術を受けることが必要です。
エステサロンでのホワイトニングは、歯医者さんで用いられている強力な薬剤を使用しません。二酸化チタンやポリリン酸という口腔化粧品を使って、歯表面の着色汚れを浮き上がらせて落とす方法で行います。そのため、ホワイトニングにありがちな「歯がしみる」というトラブルは少ないというメリットも。ただし、歯そのものを白くするわけではないので、元々の歯の色よりも白くはできないという点を、お客様に説明しておく必要があります。
また歯医者さんのホワイトニングよりは安価にできますが、効果の持続期間が1ヶ月程度と短いので1~2ヶ月毎に通ってもらうように促すといいでしょう。
メリット・デメリットを理解してもらおう
エステサロンでの歯のホワイトニングは「気軽にできる」「料金が手頃」「歯への負担がほとんどない」といったメリットがあります。しかし「効果の持続期間が短い」「歯医者さんのホワイトニングと比べると効果が劣る」といったデメリットも。お客様にメリット・デメリットを説明した上で、適切な施術を行うようにしましょう。