ハマムはモロッコをはじめとした中東地域で古くから存在する公衆浴場です。現在、日本では美容に関心が高い人からハマムが注目を集め、ハマム浴を導入しているエステサロンも増えてきています。
ハマムで行われる施術について詳しくご説明していきます。
中東地域の伝統的なハマムとは?
ハマムとは中東地域にある伝統的な公衆浴場です。アラビア語で「熱する」、「温める」を意味するハンマに由来する通り、体を温めてからマッサージなどを受ける施設であり、古くから多くの人を癒してきました。
中東地域の中もハマム文化が根強く残っているモロッコのハマムでは、次のような施術を受けられます。
サウナ浴
デトックスを目的に温かい部屋で汗をかきます。
あかすり
サウナ浴で体を温めた後に、あかすりを受けます。施設によって施術方法は異なりますが、お湯をかけながら体に溜まった垢をザラザラとしたタオルで取り除く施術が一般的です。
マッサージ
高級ハマムでは最後にエステティシャンによるオイルマッサージが受けられます。
疲れを取る
すべての施術が終わったら、温かい部屋で他の利用者と談笑し、疲れを癒します。マッサージ後に体を洗ったり、シャンプーをしたりして体の汚れを取ってくれるハマムもあります。
日本で体験できるハマム浴
モロッコをはじめとした中東で伝統的に人々を癒してきたハマム文化は現在、日本でも広がりを見せています。
日本ではハマムとして施設が存在しているのではなく、エステサロンやマッサージサロンで「ハマム浴」を体験するのが一般的です。ハマム浴は体を温めて施術を行いますが、具体的な施術の手順はモロッコのハマムとは異なります。
日本で体験できるハマム浴の大まかな手順は次の通りです。
ベッドに寝転がる
下から温かいハーブの香りがするスチームが出る専用ベッドの上に寝転がります。この施術がハマム浴です。
オイルマッサージなど
ハマム浴は他の施術と合わせたコースが設定されていることが多いです。具体的にはハマム浴の前後にエステティシャンによるオイルマッサージやアロマトリートメントを合わせることで体や心を癒します。
注目度の高いハマムをエステに取り入れよう
デトックス効果や癒し効果を期待できるハマムは現在、美容や健康に役立つ施術として人気を集めています。日本で行われているハマム浴は、全身の血行を良くする意味をもち、合わせて受けるマッサージなどの効果を高める目的があります。エステティシャンはハマム浴を導入してみてはいかがですか。
ハマム浴を導入することによってエステサロンに興味を持つお客様が増え、売上の向上も期待できるでしょう。