美容スペシャリストな自分になるために
エステティシャンの新人指導について
覚えるべき知識が多く、やるべき業務が多いエステティシャンの仕事を新人に教えるのもひとつの仕事です。
短期間で即戦力となるように新人のエステティシャンを指導するのは難しいと感じている方のために、どんな点を注意して指導をしたらよいかご紹介していきます。
新人を指導する時に注意したいこと
指導するスタッフは、新人エステティシャンが短期間で即戦力となるよう育てなければなりません。
ただし、一度にたくさんのことを教えてしまうと、新人エステティシャンは覚えることの多さに圧倒されてしまい、「自分には覚えるのは無理だ」と感じてしまうかも。
ですから、新人エステティシャンを指導する時に注意したいのは、少しずつ順序良く教えるということです。
まずは、サロンのエステメニューの施術方法やサロンに設置されている美容機器の使い方などからレクチャーしていき、徐々に覚えてもらうことを増やすといいでしょう。
新人指導を行うことに慣れていない中堅のエステティシャンがやってしまいがちな失敗が、自分のやり方を新人に押し付けてしまうことです。
まだ基礎ができていない新人に、オリジナルの方法で技術を教えても、うまくいかないパターンが多いです。
指導をする立場になったら、まずはそれぞれの新人エステティシャンがどんな性格をしているか、現段階で何ができていて、何ができていないかを把握するようにすることが大切。
一人ひとりにあった指導を行うことで、短い期間の中でも多くのことを学んでもらうことができます。
新人エステティシャンを指導する時のポイント
新人エステティシャンを指導する時のポイントは、やる気を起こさせることです。常に上から目線で教えるだけでは、新人はやる気がなくなってしまうかもしれません。
また「まだ覚えていないの」「この間も言ったでしょう」というような言い方をすると、学ぶ意欲を失うきっかけになるかも。
新人エステティシャンが、美容機器の使い方やマッサージの流れなどをなかなか覚えないという場合でも、覚えるまで何度も繰り返して教えるようにしましょう。
また、努力している部分があれば積極的に褒めるようにするのは良いことです。褒められると自信につながりますし、「もっと頑張ろう」という気持ちになります。
新人エステティシャンを育てるメリット
新人のエステティシャンが、短期間で業務をしっかりこなしていくことができるようになると、受け入れることができる顧客の量が増えるため、当然ながらサロンにとってプラスになります。
とはいえ、新人指導の恩恵を受けられるのはサロンだけではありません。指導をしたスタッフにとってもプラス面があります。
今後、独立してサロン経営をしていくことも考えている方であれば、新人指導のノウハウはサロン経営に非常に役立つはずです。また、自分のスキルを見直すきかっけにもなり、自分のスキルアップしなければならない点や、怠っている点に気付くことができるかもしれません。
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