美容スペシャリストな自分になるために
価格設定で失敗しないエステティシャンとは
エステサロンの利益を決めるために、欠かせない要素の1つである「価格設定」。一般的には周辺の相場やサービス内容、利益が出る・出ないなどさまざまな要因で決まります。では、エステでの料金相場はどのくらいで、お客様の満足感を得つつ、利益をあげることができるのでしょうか。
料金相場はどのくらいなの?
サービス内容や地域、ターゲット層によって異なります。
痩身エステの場合は1回で1万円~3万円程度、フェイシャルエステの場合はベーシックなコースで1万円~1万5千円程度です。
また、ボディエステの場合は60分-90分で1万円~1万五千円程度です。
価格設定の方法
基本的に内容ではなく値段を先に決め、それからサービス内容を決めましょう。
「これだけの対価をいただくのだから、これだけの価値・サービスを提供しよう」と考えるようになるため、店舗スタッフにとってもお客様にとっても互いにメリットを得られる関係性をつくることができます。
人気のエステサロンでは集客のために、さまざまな工夫をしています。
比較的安く施術できるお試しメニューを作り、通ってもらうきっかけを作ったり、3段階のメニューを作り「中間くらいがちょうどいいかな」と思わせたりしています。
たとえば、5千円と8千円、1万5千円の3つのメニューを作り、5千円のメニューでは物足りないけれど、1万5千円のメニューは高いかな、という状況を作ります。
そうすれば真ん中の8千円のメニューに自然とお客様は着目するのです。
また、価格を決めるときは周辺相場のリサーチをしっかり行いましょう。利益を得ようと高すぎる値段に設定したり、お客様を集めようと安い値段に設定しても不信感を抱くきっかけとなってしまいます。周りのサロンを見て、どのくらいの値段で展開しているのかをチェックし、価格を決定するのも一つの選択肢です。
値上げのコツはまずはマインドを整えること
値上げをしたいと思っても「この値段でもお客様が来てくれるか」と不安になり、躊躇するサロンオーナーは多いです。
このときサロンオーナーは「1時間で4千円を頂くのは当然だけれど、1時間で6千円を頂くのは申し訳ない」と思っていることがほとんどです。
その思いを持ったまま値上げしても、こちらは引け目を感じてしまい、満足のいく施術ができないことがほとんどです。
値上げをするためには自分のサービスに対する「自信」はもちろんですが、それ以上に必要なものがあります。
個人サロンで費用を設定する前に
個人経営サロンや少人数サロンのオーナーの場合、どうしても自分が「経営者」である自覚を忘れてしまいがち。ですが、店舗経営者の1人であることをまずは自覚しましょう。
個人経営サロンや少人数サロンではキャパシティが小さいため、たくさんのお客様を集めすぎても対応できなかったり、逆にお客様が来なくなってしまうと経営が成り立ちません。そのため、少ないお客様でもファンをつくり、費用の高いサービスを提供するというスタイルが必要です。
値下げより、他サロンとの差別化を行い、どういう客層を取りにいきたいかを明確にしてサービスを展開させることが利益を得るためのポイントになります。
相場はさまざまな要因で変動するので注意
エステサロンの相場はターゲット層や地域、サービス内容などさまざまな要因で変化します。
同じ東京都であっても、高級エリアと、住む人が多い人気エリアとではサービスや値段設定など異なるでしょう。
そのため、周辺相場のリサーチと同時に、自分がどういうサービスを提供したいかも合わせて考え、他サロンと比べて勝てる強みを持つことがポイントになります。
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