エステティシャンは、施術だけが仕事ではなくお客様のお肌の維持をお手伝いすることも仕事になります。
顧客単価を上げるために、どんなことをすれば良いのかをご紹介します。
客単価をあげるには?
エステサロンの売り上げには、施術だけではなく物販の売り上げもとても重要です。たとえば、施術料1万円のお客様に1万円の化粧品を購入いただくと、売り上げは2万円になります。
施術だけのお客様に比べると、売り上げが倍になっているのがわかります。施術料1万円のお客様を20人集めなければ20万円にはなりませんが、化粧品も購入いただくことで10人のお客様で20万円の売り上げを出すことができ、時間や人件費、広告費の削減にもなるのです。
そして、サロンがおすすめする化粧品を売ることは他にもメリットがあります。それは、お肌の維持です。使っている化粧品でしみやしわ、乾燥、たるみなどが改善されなかったことにより、エステサロンに来店するお客様がほとんど。エステに来ていただいて、悩みにアプローチしても、家で効果のでないケア用品を使い続けては意味がありません。
そこで、エステサロンがおすすめする化粧品を自宅で使って頂くことで、施術の効果をより引き出すことができ、きれいなお肌を維持しやすくなるのです。
物販にはディスプレイが大事
顧客単価を上げるには、物販が大事なのはお分かりいただけたと思います。では、売るためには何をしたら良いのでしょうか。
お客様がご来店されて、まず目に入るところに商品を置きましょう。カウンセリングシートを書き終わった後や、ガウンに着替えた後などのちょっとした時間に、お客様はサロン内を見ています。
ディスプレイをつくって見てもらうと、お客様から聞かれることもあり、販売しやすくなります。
ディスプレイは、分かりやすく見やすいことが重要です。
POPは、キレイな文字、化粧品の内容、効果、金額(税込なのか税抜きなのかきちんと記載する)と良いでしょう。
特に、化粧品の内容よりも化粧品を使った後にどんな効果が出るのかを分かりやすく説明されていると、興味を高く持ってもらえる可能性があります。
そして、サンプルや化粧品を、お客様が手に取りやすいところに配置することも大切です。実際の大きさやパッケージを見てもらうことで、自宅で使ったときのイメージがつきやすいのです。
エステティシャンのやるべきこと
特に経営側に立っているエステティシャンにとって、サロンの売り上げをあげていかなくてはなりません。かといって、施術コースをより高額なものをおすすめして、強引な接客にならないようにするためには、物販も売上をあげるひとつの方法です。まだ施術のみを提供しているサロンは、物販も検討してみてはいかがでしょうか?