近年では、男性エステティシャンとして活躍する人が増えてきました。とはいえ、女性が多い職場でお客様に珍しがられたり、職場の人間関係がうまくいかなかったりすることも多いようです。
そのような中で、男性エステティシャンが活躍するためには、なにが必要なのでしょうか。
男性もエステティシャンになれる
2017年現在、エステティシャンになるために必要な資格はありません。
そのためエステティシャンになるには、エステサロンの求人に応募し、採用されるというのが流れ。
ただ、男性の場合は応募段階で弾かれてしまったり、書類審査や面接で落とされることも多いので、採用されることはかなり難しいです。
男性が女性専用エステサロンで働く場合
女性向けエステサロンでオーナーを務める男性Aさんが、採用された経緯を紹介します。Aさんは、もともとはリラクゼーションサロンで勤務していましたが、その中でオイルマッサージの効果の高さに関心を抱きました。
そこでダメ元でエステサロンに応募すると、「女性に近い雰囲気があるから」という理由で採用してもらえたのです。
けれども、男性エステティシャンが女性向けエステサロンで働く場合、「裸に近い状態を見られたくない」「知らない男性に身体を触れられたくない」などの理由で警戒心を抱くお客様もいます。
また一緒に働く女性エステティシャンも、突然「異性」が入ったため、受け入れられないことも。
Aさんにも、当初はそのような反応がありましたが、努力を続けた結果職場の先輩に可愛がられるようになりました。お客様から信頼を得てリピーターも増え、半年後には予約が埋まるまでに成長したのです。
Aさんの例のように、エステティシャンは男女関係なくお客様や同僚から認められ、さらに高い技術と志があれば、カリスマエステティシャンとなることも不可能ではありません。逆に男性目線から、的確なアドバイスを貰える、本音で接してもらえると男性ならではの経験が役立っているよう。
男性向けエステサロンでは積極的に男性を採用
近年は男性も美意識が高まっているため、最近では男性向け専用エステサロンも増えています。
このようなエステサロンでは、男性エステティシャンを積極的に採用し、給料も女性エステティシャンと変わらない程度にもらっています。
女性エステティシャンと比べると、まだ働き口は少ないですが、男性で美容に関心を持つお客様は年々増加しているため、十分将来性はあります。
男性向けエステサロンでは、男性エステティシャンを多く採用しているため、採用率は高く、職場の人間関係に悩むことも少ないでしょう。
男性がエステティシャンとして活躍するために
需要や社会の変化により、近年増加中の男性エステティシャン。
それにともない、働きやすい環境も整ってきてはいますが、男性に身体を触れられたり、女性が多い職場に急に男性が入ることに対して身構えてしまう人もいます。
とはいえ、同僚やお客様に認められ、高いスキルと志があれば男女問わずカリスマエステティシャンになるチャンスはあります。
男性でも「エステティシャンになりたい」という方は、エステ業界に入ってみてはいかがでしょうか。