女性の憧れとも言える、清楚で華やかなイメージのエステティシャン。エステティシャンには、お客様の外見から美しくするための技術や知識だけでなく、心の拠り所として内面をも満たすことのできるコミュニケーション能力が求められます。そんなエステティシャンに求められるコミュニケーション能力とはどのようなものなのかをご紹介していきます。
お客様がサロンやエステティシャンに求めるもの
サロンに足を運んでくれるお客様は、当然、美や健康への意識が高い方ばかりです。美肌や美白を望む方、シミやシワをとり若々しさを保ちたい方、美脚や痩身などのダイエット効果を期待する方、健康的なボディラインの維持を望む方、肌や体にコンプレックスやトラブルを抱える方など様々です。
それぞれにニーズも違い、施術も違いますが、プラスαとして癒しや安らぎ、特別感を求めている点は共通しているといえます。
エステティシャンは、それら全てのニーズに応えられるよう、専門的な知識や技術を身につけておかなければなりません。また、美の伝道師として、自分自身を磨いておくことも必要です。エステティシャンという仕事は思いのほか重労働ですが、それを微塵も感じさせないよう、笑顔と穏やかさを備えてくことも大切です。
コミュニケーションの取り方
先ほど述べたプラスαとして求められるものは、サロンの持つ雰囲気、つまり、エステティシャンの持つコミュニケーション能力が深く関係してきます。癒しや安らぎ、特別感を与えるためには、マニュアル通りの受け答えではなく、一人一人に合ったテーマでコミュニケーションを深めていく必要があります。
最初のうちは施術に関することや知識の説明などでいいかもしれませんが、リピーターとして何度も通ってくださるお客様にはどうでしょうか。ちょっとした会話の糸口から、気軽に話せるテーマを見つけたり、話しやすい雰囲気を作り、聞き役に回ってあげたり、方法は様々あります。
なにも、エステティシャンが一方的に情報を与え続ける必要はないのです。逆にお客様に教えてもらうことがあってもいいのです。施術中は静かに休みたいというお客様の場合は、無理に話しかけない方がいいこともあるので、空気を読む力も大切になります。
コミュニケーションって難しい?!
とはいえ、社会に出たばかりの方や若い方にとって、自分よりも年上の方とコミュニケーションを上手くとるのは難しいかもしれません。苦手だと思う方はまず、元気な挨拶から心がけてください。とにかく、誰よりも先に自分から気持ちのいい挨拶をする!これは必ず好感を生みます。
その次は、「今日は天気が良くて、紫外線が気になりますね」などの、誰と話しても間違いのない天気の話題などを切り出してみましょう。「この人、声掛けにくいなぁ」と思われなければそれで十分です。
時間をかけて向き合っていくうちに自然と会話も弾み、気付けばコミュニケーション能力もあがっていることでしょう。エステティシャンにとってコミュニケーション能力は絶対に必要です。苦手だからと避けることはできません。
苦手でも努力すれば克服されるものです。技術や知識と同じように、エステティシャンに必要なスキルとして磨いていきましょう。