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「どんな資格が必要なの?」未経験者がエステティシャンを目指すには


「ボディケア」や「脱毛」などの施術をしてくれるエステティシャンは、女性から人気の高い職業ですよね。では、実際にエステティシャンになるにはどうすればいいか知っていますか? エステティシャンになるためには、専門学校に通ったり、エステティシャンの資格を取得したりと様々な方法があります。
 
そこで今回は、「未経験からエステティシャンを目指す方法」をご紹介。専門学校に通ってからサロンで働く方法以外にも、未経験のままサロンに就職する方法やエステティシャンに必要な資格なども取り上げていくので、参考にしてみてください。

未経験者はエステティシャンのスクールに通うのが定番

エステティシャンとして働くためには、必須となる資格はありません。そのため未経験者でもサロンで働くことは可能なのですが、実際には専門的な技術や知識が必要になるもの。多くの人は専門学校に通って、エステティシャンの基礎を学んでからエステティシャンとして働き始めることになります。とはいえ、一口に専門学校と言っても二つの種類があるんです。
 
まず人気があるのは、「認定スクール」ですね。認定スクールとは、その名の通りエステ協会の認定を受けている学校のことを指します。通常の学校を卒業した場合には、資格試験を受ける際に実務経験を求められますが、認定スクールに通っていると実務経験が免除されるというメリットがありますよ。またその他にも、様々な専門学校が各地に開かれています。それぞれ「就職に強い」「資格取得の実績が多い」「有名な講師に教えてもらえる」といったセールスポイントを謳っているので、最も魅力を感じる学校を選ぶと良いでしょう。
 
通うスクールによって費用は変わってきますが、1年間通うところでは大体100~140万円ほどの学費が相場。「エステティシャン基礎コース」「エステティシャン基礎別コース」のように一つのコースだけ通う場合は、3~4カ月通って30~40万円といった学費が必要になります。
 
また、仕事に勤めていたり、居住地の問題で学校に通えない場合は、「通信教育」を利用するといいでしょう。通信教育なら毎日通学する必要がなく、時間に融通が利きますし、さらに学費も半年から1年の期間で30~40万円と、比較的安く済ませることができるのも魅力です。
 

エステティシャンの未経験者が取るべき資格は?

エステティシャンの国家資格はありませんが、民間団体から発行されている資格はたくさんあります。中でも一般社団法人日本エステティック協会が発行する「認定エステティシャン」という資格が有名です。未経験からエステティシャンを目指す人は、まずこの資格を目指すことが多いようです。
 
認定エステティシャンとは、「エステティックに関する理論・技術を理解し、修得した」と認められることによって取得できる資格。協会認定校で300時間のカリキュラムを修了するか、実務経験を3年以上有していると資格試験を受けることができます。試験では実技試験としてフェイシャルとボディの施術を試され、筆記試験としてマークシート式の問題を100問答えることになります。晴れて合格すると、資格証明書と資格バッジが交付され、「認定エステティシャン」を名乗れるように。就活の際にこの資格があると、未経験でもあなたの技術の証明の代わりになるので、優遇されるはずですよ。
 

未経験のままエステティシャンとして働くには?

中には専門学校に通わず、すぐにエステティシャンの現場で働く人も。研修制度が整っているエステサロンなら、入社後にエステティシャンとしての技術や知識を学ぶことができます。そこで必要最低限の技術を学んで、サロンのオーナーに認められると、どんどん現場の施術を任せられるようになります。お客様の施術を行っていくうちに、体で覚えた、というエステティシャンもいるようです。
 
しかし、エステティシャンには専門の技術や知識が多くあるので、研修についていけなくなる人もいるとか。そういった場合は、サロンでの仕事と並行して、通信教育を利用して技術と知識の幅を広げたり、資格取得を積極的に行うことをオススメします。また、資格取得を支援してくれたり、資格を取得できたら手当てを発行してくれるサロンもあるので、すぐに現場に立ちたい人はこういったサロンを探すといいでしょう。

未経験のエステティシャンが「志望動機」を考える際のポイント

エステティシャンがサロンに就職するには、履歴書を書いて面接を受ける必要があります。そこでエステサロン側の重要な判断基準になるのが「志望動機」。以下では未経験の人が「志望動機」を考える際、どんなポイントを押さえれば良いのか具体的にご紹介していきましょう。
 
エステティシャン業界は勤務時間が長かったりノルマが設定されていたりとハードな側面も多く、見かけほど華やかではないと言われています。実際にエステティシャンは離職率が高い職種で、入社してからイメージと現実とのギャップに失望して離職する人もいるそう。そのため未経験で応募するなら、面接官に「辞めずにしっかり働いてくれそうだな」と思わせるほどの熱意を伝えることが大切です。たとえば「昔から人を美しくする仕事に興味があり、高校卒業後には美容学校に入学してエステの技術を身につけました」と、エステティシャンになるためにどんな努力をしたのか具体的に表現すると良いでしょう。また「エステティシャンとしての腕を磨き、いつか独立・開業したいと考えています」と、将来的なキャリアプランまで語ることができればさらに説得力が出るはず。
 
そしてたんにエステティシャンになりたい、とアピールするだけでなく“そのお店で働きたい理由”もきちんと伝えることも重要です。一口にエステといってもフェイシャルやボディなど様々な分野があるもの。応募先のサロンでどんな施術を行っているのか事前に調べておき、自分のやりたい施術と一致していることをアピールすることを意識しましょう。またサロンへとあらかじめ足を運んでおき、「実際に貴社で施術を受けたことがあり、満足度の高いサービスだったことから、自分もここで働いてみたいと思い応募させていただきました」などと伝えるのもおススメ。事前準備がしっかりしているという印象を与えられますし、実体験に基づいた内容なのでリアリティが出るでしょう。

未経験のエステティシャンが「自己PR」を考える際のポイント

未経験のエステティシャンは経験者と違って、“前職でこんな成果を上げました”などのアピールを行うことができません。そのためエステティシャンとしてのスキルではなく、人柄などを題材として自己PRを考えるしかないでしょう。エステでは施術前にカウンセリングを行い、お客様の要望を正確に聞き取ることが求められます。そこで「学生時代にはアルバイトで接客業を長くやっていたので、コミュニケーション能力やお客様の要望を聞き出す能力には自信があります」といったアピールをすると好印象を与えられるかも。
 
そのほか「プライベートでよくエステを利用しているので、お客様目線で必要なサービスについて考えられると思います」と、ユーザーの立場が分かることを強調するのも一つの手ですね。
 


 
画像出典:LDC HOTELS & RESORTS / A.ROMA Lifestyle Hotel Rome (Italy) (from Flickr, CC BY 2.0)Sandra Vallaure / Arab Baths 013 (from Flickr, CC BY 2.0)wegodi bookinghotel / wegodi – dat phong khach san Aroma-beach-resort-spa (5) (from Flickr, CC BY 2.0)
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