お肌の露出が多くなる夏場を始めとして、女性ならムダ毛処理が必要になる機会はとても多いですよね。ですが、ムダ毛処理を正しい方法で行わないとお肌がボロボロになってしまう危険性もあるということを、あなたはご存知ですか?
今回は自宅でできるムダ毛処理の様々な方法や、そのメリットやデメリットについてご紹介していきます。セルフでムダ毛処理したいという人や、エステティシャンとして働きたいという人にとっても必須の知識なので、ぜひ読んでみてくださいね。
ムダ毛処理は正しいやり方で!
女性なら誰もが悩む、体の毛をどうやって処理するかという問題。脱毛の歴史は数千年以上とも言われていて、古代エジプトのクレオパトラはすでに脱毛剤を使っていたそうです。最近ではエステサロンの脱毛コースで入念に脱毛してもらうという人も多いですよね。ですがエステサロンでの脱毛は高額だったり時間がかかったりと、不便な点も多いもの。そのため自宅でもできる方法で、セルフ脱毛を行っているという人もたくさんいると思います。
しかし実は、ムダ毛の処理はお肌にかなり負担がかかるものなんです。やり方によってはお肌が傷ついて、乾燥や肌荒れの原因になってしまうことも。そこで以下では、ムダ毛処理にはそもそもどんな方法があるのか、その特徴や注意点と合わせて見ていきましょう。
ムダ毛処理にはどんな方法があるの?
手軽にキレイ! “剃る”方法
最もポピュラーなのは、カミソリなどの刃を使って毛を剃るという方法です。一番お手軽にできる方法なので、誰でも一度はやってみたことがあるんじゃないでしょうか。ただし、カミソリを使って毛を剃るとお肌の角質が削れて、炎症を起こしてしまうこともよくありますよね。そのため、カミソリを使う場合には注意しなくてはいけない点がいくつもあるんです。
まず、カミソリの刃は絶対に清潔な状態にしておくこと。雑菌などがついているとお肌が傷ついた際、感染症になってしまう可能性もあるからです。必ずこまめに刃を取り替えたり、清潔なところに保管するようにと、気をつかうようにしてください。
また、毛を剃る際にはシェービングジェルなどを使って、お肌を守るようにしましょう。毛の流れに逆らって剃ったり、乾燥している状態で剃ったりするのもお肌が傷ついてしまうのでNG。そして剃り終わった後には、お肌が乾燥しやすい状態になるのでしっかりと保湿をしてあげてくださいね。
お肌を剃る際にはカミソリだけでなく、電気シェーバーやトリマーを使う方法もあります。これらの機械を使うとカミソリよりもお肌へのダメージが少なく済みますが、あまり深く剃れなかったり、剃れない場所があったりというデメリットもあるので、上手く使い分けていきましょう。
ツルツルお肌が長持ちする“抜く”方法
ムダ毛を抜くというのも、比較的良く行われる処理方法ですね。毛根から処理するため、カミソリで剃るよりも効果が長持ちするのが魅力です。ただし、その分毛穴への負担がとても大きいのがデメリット。
毛穴が炎症を起こすこともありますし、毛穴に汚れが入ってしまって落ちなくなるとも言われています。毛抜きを使うとほとんど費用がかからずに済みますが、お肌にダメージを与えたくないという人は避けたほうがいいかもしれません。そのほか脱毛テープや脱毛ワックスを使って、広範囲の毛を一気に抜くという方法もあります。ですがこれは毛穴への負担がかかるのはもちろん、表面を強く引っ張ることになるのでお肌へのダメージも甚大。メリットとデメリットをよく検討してから行いましょう。
見栄えはいいけどハイリスク? 薬剤で処理する方法
剃ったり抜いたりする以外に、薬剤を利用する方法もありますね。そのなかでも有名なのは脱毛クリームを使って、ムダ毛を溶かす方法でしょう。しっかりと処理ができて、見栄えが良くなるのがメリットと言えますが、その分お肌へのダメージも多め。脱毛クリームは毛だけでなく、お肌の角質や毛穴にまで作用するので大きな負担がかかってしまうんですね。使用する際には肌荒れなどのトラブルを避けるため、パッチテストをして、用法用量を守るようにしてください。また、敏感肌用のものなど種類があるので、自分に合ったものを見つけるのも大切です。
そのほか、ムダ毛の成長を妨げて目立たなくする抑毛ローションといったものもあります。ほかの方法よりもお肌への負担が少なく済みますが、すぐには目立った効果が出てこないので、根気強く続けていくことが重要。人によって効き目が異なるので、あまり効果が実感できないという人もいるようです。
また、ムダ毛を脱色する方法もあります。脱色剤で毛の色素を抜いて目立たなくするというお手軽な方法ですが、毛がなくなるわけではないので見栄えが完璧ではありません。また脱色剤はお肌に直接塗って使うものなので、体質によっては刺激になってかぶれてしまう人もいるそうです。
残念ながら今のところ、万能と言えるムダ毛処理の方法はありません。それぞれにメリットやデメリットがあるので、見栄えを優先するのか、お肌へのダメージを少なくするのか、費用を安く済ませるのかなど、自分にとって何が重要なポイントなのかを考えて選ぶようにしましょう。