美肌や美白のために日焼け対策をしている女性は多いと思いますが、「紫外線は夏だけ気をつけていれば大丈夫」なんて慢心している人も中にはいるんじゃないでしょうか? ですが実は、UV対策は夏だけしていても意味がないものなのです!
紫外線の脅威は季節や場所に関係なく発揮されるもので、とくに紫外線の影響が強いのは5~9月頃までと、春からなんです。また、最も紫外線の少ない冬でもUV対策をしていなければ紫外線の影響を大きく受けてしまいます。季節に合わせたUV対策を心掛けましょう。
関連記事:美肌の大敵“紫外線”の特徴とUV対策
油断すると手遅れになってしまう“春”
紫外線は3・4月頃から徐々に増え始めるので、春にはしっかりとしたUV対策をしておかないと、夏になる前に日焼けしてしまいます。特に5月は夏の7・8月と同じぐらい紫外線が強く、服装も薄着であることが多いので注意が必要です。
紫外線対策のため、春になったらまずメイクをチェンジしましょう。下地やファンデーションを塗る前に日焼け止めを塗る、もしくは日焼け止め効果のある下地にするなどしてメイクにもUV対策を組み込んでみてください。洗濯物を干すときやちょっと出掛けるときなども、必ず日焼け止めを塗っておくと安心です。服装もだんだんと薄着になっていくので、首やデコルテ、腕・足など肌が露出している部分には忘れずに塗るようにしましょう。また、日傘や帽子、アームカバーなどを使うのもオススメですよ。
さらに、春は季節の変わり目で花粉も多いので肌が乾燥したり花粉症の人はアレルギーで肌が敏感になっています。肌が敏感な状態だと、通常よりも大きく紫外線の影響を受けてしまうので、普段のスキンケアをしっかりして肌に潤いを保っておきましょう。
徹底したUV対策で“夏”を乗りきる!
夏は1年のうちで最も紫外線が強い時期なので、常にUV対策が必要です。紫外線にはガラスを通り抜けてしまう種類もあるので、室内でもUV対策が必須。外出する予定がなくても、日焼け止めはしっかりと塗っておきましょう。
また、SPFやPAといった日焼け止め効果が高いものでも、水に濡れると落ちやすくなってしまいます。夏場は汗をかきやすいので、2~3時間おきに日焼け止めを塗るなど、こまめに対処していくのが良いでしょう。
そして、海やプール・野外イベントなど、水に触れたり汗をかくことが多い場面では、ウォータープルーフタイプの日焼け止めがオススメ。水に強いといっても時間が経てば日焼け止め効果もなくなってしまうので、こちらもこまめに塗り直しましょう。なお、日差しをいつもより多く浴びた日はその日の内にスキンケアをしておくのもポイント。パックや美容サプリなどで肌の保湿をしておけば、紫外線による肌トラブルのリスクを減らせますよ。
関連記事:紫外線、最も注意が必要な季節や時間は?
溜め込んだお肌の疲れを取り除く“秋”
秋になると紫外線は徐々に弱まっていきます。しかし、夏の間に強い日差しを受けたお肌は紫外線の影響を蓄積しているので、日焼けで黒くなったり、お肌が乾燥気味になっています。秋からはUV対策をするとともに、スキンケアにも力を入れていきましょう。特に保湿が大切なので、化粧水の後には乳液やクリームなどを使ってお肌にフタをして潤いを逃さないようにしてくださいね。
肌は乾燥するとターンオーバーのリズムが崩れてしまいます。肌のターンオーバーのサイクルが乱れると、ニキビや肌のごわつきを引き起こしてしまうことも。肌本来の美しさを取り戻すピーリングで、古い角質を取り除いてあげましょう。
また、秋は過ごしやすい季節になるのでスポーツや行楽などを楽しむ人も多いですよね。外出するときには夏に引き続いて、日焼け止めや日傘、帽子などを利用して紫外線を浴びるのを防ぐようにしましょう。
関連記事: “ピーリング”の方法と種類
“冬”は肌を保湿してUV対策
12~1月は1年のうちで最も紫外線の影響が少ないので、UV対策を怠ってしまいがち。しかし、冬でも紫外線は地表に降り注いでいるので、油断せずにUV対策をしておきましょう。また、お肌が乾燥していると紫外線の影響を受けやすくなるので、乾燥対策も大切です。
そして冬に気をつけておきたいのが、雪山でのレジャー。実は雪は紫外線の反射率が高く、新雪の場合には約90パーセントもの紫外線を反射してしまいます。肌の露出部分が少ないので体のUV対策はあまり必要ありませんが、油断していると顔だけ真っ赤に雪焼けしているなんていう悲惨な事態に…。スキーやスノボーなどのレジャーに出かけるときには、顔に日焼け止めをしっかりと塗って、紫外線に負けないようにしましょうね。
美肌や美白を保つためには、夏はもちろん、春からしっかりとした紫外線対策をして、秋と冬にはお肌のスキンケアをしておくことも大切です。外出するときだけでなく室内でもUV対策を行って、キレイな肌を目指してくださいね。