見た目は痩せているのに大食いタレントのように沢山ご飯を食べられる人がいると思います。「なぜ、たくさん食べているのに太らないの?」と疑問に思った事ありませんか?“大食い”で知られるタレント・ギャル曽根もその中のひとり。
今回は、ギャル曽根の食事量や太らない理由、体日仕組みなど解説します!また、痩せている人がなりやすい「胃下垂」の特徴も見て行きましょう。食事量と体重の関係が気になる人は参考にしてみてください。
INDEX
■“大食いクイーン”の仰天食事量
■大食いでも太らないのはなぜ?
■大食いの人の体の仕組み
■誰でも大食いになれるの?
■大食いの人の普段の食事はどれくらい?
■まとめ
“大食いクイーン”の仰天食事量
“大食い”で知られるタレント・ギャル曽根が、バラエティ番組「一周回って知らない話」に出演し、底なしとも思える大食い生活を公開しました。ギャル曽根は2005年に一般参加型の大食い番組に出場して以降、“大食いクイーン”として活躍。今も昔も変わらないその食べっぷりには、常に「なんでそんなに食べてるのに太らないの?」「ギャル曽根ちゃんの胃はどうなってるんだ?」と疑問の声が起こっています。
ギャル曽根は紹介されたVTRでも、小さな体に関わらず1日で「カニ脚120本4.8kg」「ほうとう8人前5.6kg」「イチゴ280個4.5kg」の合計約15kgもの量を完食。普段の食事でも一日「20,000kcal」ほど摂取する彼女。一般成人女性の摂取量は1日「2,000kcal」とされており、10倍もの摂取カロリーともなります。
こうして誰もが驚く食事量でもギャル曽根の体型はスレンダーで、妊娠中を除いて「太ったことがない」そう。しかも「食べなければ痩せてしまう」体質らしく、人生で初めて太った妊娠中には夜食として食べていた「丼物」を抜くことで13kgのダイエットに成功したと語っています。なぜ、これだけ食べても太らないのでしょうか。
大食いでも太らないのはなぜ?
そもそも、なぜ大食いであっても「太らない」のでしょう。番組では「胃下垂」について触れる部分もありましたが、胃下垂とは通常の胃の位置よりも伸びて垂れ下がっている状態を指します。確かに「胃下垂の人は太らない」なんて噂話もよく耳にしますが、実際に胃下垂だから太らないのでしょうか?大食いの人が太らない理由を見て行きましょう。
すぐに排泄される
大食いの人の体は、一般の人に比べると食べたものをすぐ排泄される仕組みになっているようです。通常は、食べたものは胃での中で一定時間あり消化活動や栄養が吸収され始めます。
ですが、食べたものをすぐに排泄される人の体はもともとのつくりが異なり、胃の出口にある弁が緩んでしまっています。そのため、長時間、胃の中に食べ物を止めることなく排出されていきます。よって、沢山食べていても栄養不足気味といった状態が起こるのです。
食べたものを腸へ送るスピードが一般の人と全く違い、カロリーを摂取する前に排泄されてしまうので「大食いなのに太らない」といった事になるのですね。
また、胃下垂だから太らないのではなく「痩せているから胃下垂になる」と言うのが実情のようです。以前、放送された医療番組「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」でも、パネリストの医師陣が全員一致で「胃下垂だと太らない」という説を否定しています。
さらに、胃下垂に悩んでいる人からは「食べたあと下腹部がぽこっと膨らんじゃうから恥ずかしい」「良いもの食べてもちゃんと吸収してくれなくて栄養にならない(泣)」といった声も。胃下垂は腹筋を鍛えたり姿勢を良くすることで胃を持ち上げたり、食生活を改善することで解消できることもあるので自覚症状のある人は試してみてはいかがでしょうか。
大食いの人の体の仕組み
大食いの人の体はどのようになっているのでしょうか。たくさん食べられるかどうかは、体の大きさは比例していません。では、一体何が違うのでしょうか。
胃が一般人の「15倍」にも膨張する
食べ物を食べると胃は膨らみます。いつもより多めに食事を続けていると、多少は膨張するのですが限界はあります。
ですが、大食いが出来る特異体質の人は一般の人の「15倍」ほど胃を膨張させることができるのです。一般の人の15倍ほど膨らむ胃はどんどん膨らみ、胃袋の位置も他の臓器を邪魔することもありません。
これは訓練でどうにかできるものではなく、産まれ持った胃袋の性質や位置によって変わって来るものなのですね。
ビフィズス菌が一般人の「約3倍」もある
大食いの人の体には、「ビフィズス菌」が多く存在します。ビフィズス菌は下痢の発生を抑制したり便秘の改善を行ったりと、排便をスムーズに行う働きがあります。
本来、食事をすると血糖値が上がりますがビフィズス菌の働きにより血糖値が上がりにくく、満腹中枢が刺激されません。そのため、人よりお腹がいっぱいになりにくいのです。
大食い番組を見ていると、食べた気になってすぐにお腹いっぱいになってしまいますが、たくさん食べられる人の体にはこのような秘密が隠されていたのですね。
誰でも大食いになれるの?
日々、トレーニングをすれば大食い出来るようになるのではないか?と思った人もいると思います。ですが、それは「不可能に近い」のです。
大食い体質になれば、食べても太らないようになるのでは?と思って、この特異体質を手に入れたいと思っている人もいたのではないでしょうか。この体質は天性によるものがほとんどです。
食道や胃、小腸や大腸の間にある弁は、一般の人は緩んでおらずしっかり胃で食べ物が停滞し、栄養が吸収されます。また、胃の拡張も多少は出来ても臓器の位置までは変えられません。そのため、水などを大量に飲んで胃を膨らませたとしても限界があります。
ビフィズス菌の量も体質によるものなのでトレーニングで操作できません。そのため、通常の動きである「食べたら血糖値があがる」「満腹中枢が刺激される」といった流れは回避できません。無理に食べすぎると栄養バランスが崩れ、病気になってしまう恐れがあるので気を付けましょう。
大食いの人の普段の食事はどれくらい?
「大食いコンテストなどに出ている人は、普段からたくさん食べるのかな…」と思った事はありませんか?個人差はありますが、共通して言えるのが「食べる事が大好き」という事。コンテストやTV番組でみる程の量を食べる事はありませんが、自炊をして節約していても食費は「10万円くらい」になる人も。月に10万円分は食事しているという事になります。
また、外食をする際には、食べ放題に行くようにしているという人も珍しくありません。食べたい分を思う存分食べるには、食べ放題のレストランに行くと良いのですね!中でも、たくさん食べる事を許容してくれるお店じゃないといけないようで、なかなかそう言ったお店を探すのに苦労しているようです。
ちなみに、「大食いの人は何でも沢山食べられるのか」と言えばそうでもないようです。大好物な食べ物ならどのくらいでも…と言うわけには行きません。カレーライスのように食べやすいものは沢山食べられるけど、千切りキャベツのような歯ごたえがあるようなものはそれほど食べられないのです。とは言っても、コンテストなどで記録にチャレンジする時以外は無理をせず食事を楽しめる事が一番ですよね。
まとめ
ギャル曽根は以前、自身が大食いなのに太らない理由について「ビフィズス菌が極めて多い」「血糖値が上がらないため満腹中枢が刺激されない」「寝ている最中も体が活動中とほぼ同じサイクル」であることを挙げています。
大食い体質にはさまざまな違いがあり、一般の人が同じように食べようとしても食べられません。また、大食い体質を手に入れればダイエットをしなくても済むというわけではないので、自分の体質に合った食生活を心がけてくださいね。